我らミッツァー5
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今日は午後の仕事がなかったので、女中さんのお手伝いをした。お手伝いというのは、洗濯が終わった衣類を各隊士の部屋に配るというもの。ほとんどみんなが同じ隊服なのでとてもややこしかったけれど、やっとのことで最後の一室になった。
『最後は…ザキくんの所ね』
確かザキくんの部屋は~…と記憶を辿りながら廊下を歩いていたら、ふと手元の丁寧に畳まれた着物に目がいった。アレ?これ隊服じゃない…。
ザキくんって、こんな色の着流し持ってたかな~?なんて考えていたら、タイミングよくザキくんが現れた。
「あ、妃咲ちゃん!」
『ザキくん!ちょうどよかった、コレ出してた洗濯物~』
「持ってきてくれたんだ、ありがとう」
ハイ。と着物を手渡して、さっきから気になっていることをザキくんに聞いてみた。
『ザキくんってそんな色の着流し持ってたっけ?』
「え?あぁコレ?違う違う。コレは隠密活動のときに着るやつだよ」
『隠密…』
「ん~…まあ言ってみれば忍者みたいなものかな」
『忍者!』
スゴいスゴい、ザキくんって忍者っぽい仕事もしてるんだ!何かカッコいい!忍者かぁ…。
『いいな~。私もやってみたい』
「じゃあする?明日の夜、闇商人の屋敷に忍び込むんだ」
『え、いいの?』
「俺、今日はもう仕事ないし…きっとちょっと練習すれば出来るようになるよ」
『やった!やりたい!!』
私も忍者になれるんだ…ナルトみたい!…だってばよ!!
キャッホォォウ!!と叫んで廊下を飛び回っていたら、総悟とトシくんがやって来たってばよ。
「何騒いでんだ?」
『トシくん、私…忍者になるってばよ!』
「ハァ?っつーかその口調何?」
『ナルトだってばよ!』
「山崎、どーゆうことでィ」
「いや…妃咲ちゃんも隠密活動やりたいって言うんで、今から練習しようかと」
『ん?私は女だからサクラちゃん的ポジション?しゃーんなろー!』
「面白そうじゃねーですかィ、俺もやりまさァ」
「お前何アホなこと言ってんだ」
『トシくんもやろーよ!』
「いや、仕事が…」
「それじゃあこの後、裏の空き地に集合にしましょう」
「『おー!』」
「俺の都合は無視かァァ!!」
6*我らミッツァー5