仮装警察、出動!
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「妃咲ァァァァーっ!」
スパーン!
俺は全力で廊下を走っていた。なぜってそりゃ、妃咲が下着泥棒の被害にあったという話を聞いたからだ。何度か転びそうになりながらも妃咲の部屋の前までやって来て、勢いよく障子を開けると中には近藤さんと総悟もいた。
『トシくん…!』
「だ、大丈夫か?」
乱れた息を整えながら聞けば、妃咲は『多分』と苦笑いで答えた。大丈夫、って顔じゃねェだろ…!犯人は誰だ。絶対に抹殺してやる…。
「犯人は多分、怪盗フンドシ仮面だ…また脱獄したらしいし」
『何者なんですかソイツは!?』
「確か別嬪な娘ばかりを狙う下着泥棒で、モテない男に盗んだ下着をばらまくんでさァ」
『綺麗な女の人を狙うの?じゃあ何を勘違いして私のところに来たのさ、すっごい迷惑!』
「お前の自覚の無さも、ある意味罪だと思うがな」
『へ?…トシくん、何が?』
「はっはっは…!」
『総悟まで!』
ふと近藤さんの懐を見ると、何かで膨らんでいた。ちょっと布っぽいものが見えてるし…もしかして。
「よし、フンドシ仮面を捕まえるための作戦会議をしよう」
「オーイ近藤さん、フンドシ仮面からの贈り物が懐からはみ出てるぞ。ってアレは妃咲のじゃねェよな!?」
『う、うん。違うと思う…』
まさかとは思ったが、どうやら違うらしくホッとした。近藤さんの懐からヒョイとモテない男の勲章を取り出した総悟は、ソレを見て何かに気付いたように言った。
「あ、これは絶対に妃咲のじゃありやせんぜ。サイズが違う…こりゃBでさァ、ホラ」
「そうなのか?……つーか何でお前妃咲のサイズ知ってんだァァ!!!?」
「やだなァ土方さん。ずっと前にチャイナが妃咲のスリーサイズバラしたろィ?そこから大体予想して…」
「予想すんなァァ!!!」
『総悟のバカァ!!』
「はっはっは…!」
「『…ウゼェ、最上級にウゼェエェ!!!』」
「…ねぇ、フンドシ仮面捕まえるための作戦会議は?」