彼らとの再会
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「…あ゙ー……!」
『ちょっとトシくん、どうしたの?さっきから…』
3バカトリオと別れ(万事屋のヤローは「嘘だァアァ…!!」と大騒ぎしていたが、残りのガキ共は何故か祝福してくれた)、再び見廻りを再開したはいいが…何で俺はあんな大胆なことが言えたんだろうか?今思えば顔から火が出るほど恥ずかしい。いやいや決して間違っているわけではないんだけれども、あんなの俺のキャラじゃねーだろ絶対。
しかも見廻りに出かける前に気付いたんだが…食堂にいた奴等ほとんどが俺と妃咲の仲を喜ぶ中、かなりの殺気を感じた。総悟の目がキランとサディスティックに輝いたのは、まあ想定の範囲内だが…絶対いた、他にもライバルが!!確かに以前妃咲がいた頃から好意を寄せる奴はいた。でも確実に前より増えてる!一体何人から命を狙われてるんだよ、俺!!?
『…変なの~』
「変ってなんだ、変って!」
『だってさっきから…心ここに在らず、って感じなんだもん。子供に石投げられてんのに気付かないし…』
「は?石…って何、イテッ!!今投げたの誰だコノヤロォォ!!!!」
「ギャァアァ!バレたァァ!!」
「つーか反応遅ェよアイツ!」
ギャーギャー騒ぐ子供たちを追い払って妃咲のところへ戻れば、アイツはクスクス笑っていた。
「…何だよ」
『いや、トシくんって面白いなあと思って』
「何が!俺ァ妃咲と違って子供ウケ悪ィんだよ」
『酷かったもんねさっきの子達。なんか「何が愛の戦士だよ、くっさいセリフ吐きやがって!」とかって叫んでたよ』
「…ぜってェ総悟だ。子供に吹き込んだの100%総悟だ」
後で総悟シメる。と心の中で固く決意をして妃咲を見れば、まだケラケラと笑っていた。
どんな事であろうとも、妃咲の笑顔の理由が俺なのは嬉しい。これからもその笑顔を、全力で守っていきたいと思った。
連載第四話。
何だかトシくんが可哀想な子に…!あわわ。
2008.5.14 愛紗