8.零番隊デビュー戦
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今朝の目覚めは最高だった。
何故って理由はひとつしかない。
今日からいよいよ特殊隊・零番隊が活躍するから!
昨日準備してもらった部屋で隊服に着替えて、髪を束ねてお気に入りの簪を差す。
誰が零番隊の隊士になってくれたのかはよく分かんないけど、勲さん曰く2人いるらしい。
2人で十分だよ。零番隊は地味にみなさんのお手伝いをする隊だからね!
さぁて、頑張りますか!
「妃咲ちゃん、コイツらが零番隊の隊士だ」
「柏木駿平と申します!」
「葉山雅志と申します!」
『わわわ私が隊長です!』
「落ち着け」
勲さんの部屋に集合とのことだったので急いで行ってみると、勲さんとトシくん、そして男の子2人がいた。
片方は入隊試験で戦った一番隊の柏木くんで、もう片方は三番隊の葉山くんというらしい。
勲さんが零番隊の隊士を一生懸命探してくれて、この2人が選ばれたようだ。
「じゃあ妃咲ちゃん、後は任せるからね。任務は午後からだから、それまでは自由行動」
「俺も仕事があるから行くけどよ、妃咲一人で大丈夫か?」
『任せといてよ副長!』
「…なら行くわ」
『はーい、お仕事頑張ってー』
部屋に残されたのは私たち3人だけ。2人は緊張しているらしく、カチコチに固まっている。
『…じゃあ早速、』
私が話し始めると二人はビクッとして顔をあげた。
『…あだ名をつけたいと思います!』
「あ…あだ名?」
『そうだよ?隊士3人の小さなチームだからね、真選組一仲良しな隊にしようと思って!』
私の提案に2人はポカンとしている。そんなこともお構いなしに私は話していくけどね!
『まず柏木くんは、駿ちゃん。で、葉山くんがまーくん。ハイ決定~』
「早っ!」
『私のことは妃咲隊長って呼んでね!』
うんうん、何かもう既に仲良くなれたような気がするわ!
『とりあえず午後まで暇だから、自己紹介でもしよっか。2人はお互い知ってるかもだけど』
「いや、実は話したことないよなあ?」
「おう、入隊してから一度もない気がする」
『あら、ならちょうどいいじゃない!』
こうして昼まで語り合って、仲を深めていったのだった…。
8th.零番隊デビュー戦