3.万事屋さんと+α
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只今午前6時半。
今日は初めて真選組のみんなとご飯を食べます!
いやあ、昨日までは何やかんやあって、みんなと一緒にご飯食べれなかったんだよね…。
でも今日はちゃんと勲さんにご飯の時間聞いて、早めに起きたし、大丈夫さ!
昨日トシくんに貰った珊瑚の簪を髪にさして、いそいそと食堂へ向かう。
食堂に着くと、もう何人かの隊員さんたちは食事を終えており、起床ラッシュなのか朝食の受け取り口も微妙に混み始めていた。
私も列にならんで朝ご飯を受け取る。
あ、あの3人の分ももらっておこうかなあ…。
ちょっとは気のきく奴だなあ、と思われたいしね!
しばらくすると、欠伸をしてる勲さんと、トシくんと、トシくんに怒られてる総悟と、朝から疲れきった顔をしたザキくんがやってきた。
『あ!勲さん、トシくん、総悟、ザキくん!!おはようございますっ!』
「オーおはよう妃咲ちゃん!早いね」
『ふふっ、みなさんの為に朝ご飯とっておきましたよ。そしてちょっと一工夫!朝から疲れてるザキくんにもピッタリ☆じゃーん!!その名も妃咲スペシャル~♪』
某青猫型ロボット風にみんなの前に出したのは、愛用のマヨネーズ(ちゃんと鞄に常備してあるのよ!)をたっぷりかけた朝ご飯!
「「「うっ!」」」
『まあ、見た目はちょっとアレかもしれませんが…美味しいんですよ?』
何故だかみんなはちょっと顔がひきつってるけど、トシくんだけは目を輝かせていた。
「おぉっ!妃咲、気がきくじゃねーか!!」
『へへっ、ホントですか?ささ、そこの3人も遠慮せずに…』
「も、もしかして妃咲ちゃんって…」
「アァ、恐らく土方コノヤローと同じ属性でさァ…」
「ま、まさか…!でも、あんな眩しい笑顔の妃咲ちゃんに『いらない』なんて言えないですよ、俺!」
チラッ
「た、確かに…!ものっそい笑顔でこっち見てるよ、妃咲ちゃん」
「ここで断れば、傷つけることは必至でさァ…。おうおう見なせェ、あの土方コノヤローの嬉しそうな顔!ありゃ絶対妃咲に惚れてやすね…」
「そもそも、副長好みの女の子をあの紙に書いたんですしね、俺ら」
「ここはもう、腹をくくって…!」
「妃咲ちゃん!」
『ハイ?』
さっきからコソコソやってた話し合いは終わったらしく、何かを決意したように3人はこちらに振り向く。
「妃咲スペシャル…俺に下せェ」
「お、俺も!」
わあ!みんな喜んでくれたみたいで嬉しいなあ…!
『はいどーそ!マヨネーズおかわりもあるからね!!』
3人は涙目で妃咲スペシャルを食べてた。
トシくんもウマイウマイって言って食べてくれたし…。
そんなに美味しかったかなあ、妃咲スペシャル!また作っちゃおっかな!
3rd.万事屋さんと+α