あとがき
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いやあ、終わりましたね。ギャグトリとか言いつつ結構シリアスな部分も多かった【夢か現か幻か】。
この連載は開始当初、オチがヒロインと土方の両方の記憶が消えてしまって、ヒロインが元の世界に帰ってしまった後に周りが「大恋愛だったのに、お互いを思うあまりに記憶が消えちゃった~」みたいに騒ぐ、という意味不明なものだったんです。
だから、あの2人の恋は夢なの?現実なの?それとも幻だったの?的な意味も含めてあのタイトルだったんですけど、『さすがにそれはねーわ』と思って、第七話あたりで路線変更。
正直言うと、2人はくっつく予定だったんです。『十五話くらいでくっつけばいいさ!』と思ってたんですけど、告白のキッカケが見つからなかったので敢えなく断念。案外あっさり諦めました。
今のオチ(の原型)を決めたのがちょうどその頃。原型、というのは…実は記憶が最後に蘇る予定だったんですよね。ヒロインが元の世界に帰る直前に。それで別れを惜しみつつヒロイン消えていくみたいな。
でもそれじゃお互いにツラいだけだから、最後にヒロインの元に届くのが…そう、例の手紙です。書く内容も今とは違って、【トシくんが幸せに暮らせますように】的なものだったんですね。ちなみに最後の画像のアイデアはこのときに思い付きました。(※スマホ版サイトに移行の際、画像から括弧書きに変更しました)
でも私個人がヒロインとトシくんには幸せになってほしいと思ってしまって、内容を今のにしたんですよね。ヒロインが攘夷浪士に刺されるのもその時に決めました。
…とまあ、様々なオチ変更の苦難を乗り越えてやっと完結した感じです。愛紗的にはベストな終わり方じゃないかなあ…と思ってるんですけどね。詳しくは次のおまけページで!
ヒロインについてですが、日向妃咲というキャラクターを書いているうちにどんどん可愛く思えてくるんですよね、バカな子ほど可愛いってやつ。そりゃ人様のオリキャラちゃんたちと比べたらアレですけど!
頭はいいけど、ちょっぴりおバカさんな妃咲は動かしやすい子でした。ボケにもツッコミにも回れる感じで。でも最後の方で記憶をなくした頃は彼女自身が何も覚えてないんで、心情が物凄く書きにくかった;;
その周りを取り巻く江戸の面々。まずはメインの土方十四郎からいきましょうか。
トシくんはうちの連載では天然ボケ担当ですが、結構つっこんでますよね。銀さんに対してとか。今さっき連載読み直してみて初めて気付いた(←)彼もヒロインと同じく、結構我が道をずんずん進んでくれましたね。ヒロインに振り回される節もありましたが、結局最後はカッコいいこと言ってまとめるんです。この人。シリアスモードの時は泣き虫でしたけどね~…もうちょっと心の葛藤を巧みに表現してあげたかったな。
次に総悟くん。彼は何だかんだで結局いい人なんだと思います。ヒロインのこと好きだけど、彼女の気持ちを優先しちゃって何も出来ない、みたいな。だからトシくんの前では結構気持ちをぶっちゃけちゃってますよね?(聞くなヨ)
近藤さんは完全にお父さん的ポジション!ホントはヒロインが近藤さんに何か相談するとことか書きたかったんですけど、残り話数の関係で断念。特に何かするわけでもないですが、実はヒロインたちの恋を応援していた一人でもあります。
次にジミー(山崎)。だんだん出番が減っていって、しまいには夏祭りにも連れていってもらえず。『さすがにこれはマズイ』と思って、最終話に山崎視点のページを入れときました。彼も近藤さんと同じく、密かにヒロインたちの恋を応援していました。最初はヒロインラブだったけど、身を引いた的な。うお、ジミーってめっちゃ出来た人間じゃないか。
万事屋チームの出番は少なかったですね、ホントはもっと出したかったんですけど…。最後とかほとんど出てませんもんね。あわばばばスミマセン!
お妙さん&神楽との絡みは書いてて楽しかったです。やっぱ女の子同士の友情っていいよね!!ヒロイン目線でいくと、お妙さんがお姉さん(もしくは同い年くらい)的存在、神楽が妹的存在…って感じでしょうか。一人っ子設定なんで、きっと姉妹が出来たみたいで嬉しかったんですよヒロインは(←)
さて、長々と書きましたが…とにかく私自身、この連載が大好きです!夢小説を書き始めてから、初のちゃんと完結した連載なんです。やっぱりダメな子ほど可愛いっていう考え方ですね、これは。こんなグダグダなのに、たくさんの方々に応援していただいたのでここまでやってくることができました。感謝してもしきれないくらいです…!今まで本当にありがとうございました!!そして、これからもよろしくお願いします。
2008.4.6 愛紗