21.咲き乱る夜空の華
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迷子事件から一夜明け、今日はいよいよトシくんと2人で花火を見に行く日!今日の仕事は午前中の市中見廻りだけだったので、お昼ご飯を食べた後に妙ちゃんの家にお邪魔した。
妙ちゃんの家は【恒道館道場】っていう大きい道場。新八くんは万事屋さんの方にいるらしく、神楽ちゃんも含めて女3人組で話をした。
「いよいよ今日ね!」
「妃咲姉の魅力でマヨをメロメロにするネ!」
『え~!メロメロって…』
「大丈夫よ。妃咲ちゃん、自信持って!!」
2人はものすごくにこやかに応援してくれた。私も出来る限り頑張る…!
「外で待ち合わせするのよね?」
『うん、屯所で総悟たちに見付かったら厄介だし…だから妙ちゃんお願い!着物ここに置かせてくれない……?』
「やあね、そのくらいお安い御用よ。取りに来るのはいつでもいいからね!この間買った浴衣、持ってきたんでしょう?」
『うん、ありがとう!』
「あの柄、絶対妃咲姉に似合うアル!」
『えへへ…そうかなあ』
こうやって3人で楽しくおしゃべりしていると時がすぐに経ってしまって、そろそろ準備をしなきゃいけない時間になった。
紺地に鮮やかな朝顔がたくさん描かれた浴衣を広げる…トシくんに見てもらいたくて、一生懸命選んだ物だ。それに袖を通し、妙ちゃんたちの所へ戻った。
『ど、どう?』
「可愛いわ、似合ってる!」
「これならマヨもイチコロネ!」
「お祭り、楽しんで来てね」
『うんっ、ありがとう!!』
笑顔で見送ってくれた2人に手を振って、私は待ち合わせ場所まで急いだ。
21st.咲き乱る夜空の華