15.正々堂々真剣勝負
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届いたメールに記されていた場所に向かったが、銀ちゃんらしき人影はどこにもない。
おかしいなと思ってウロウロしていたら、知らない男の人に道を塞がれた。
『あの…』
「キミが待ってるのは、万事屋の坂田銀時…だろ?」
イヤらしくニタッと笑う男に嫌悪感を感じ、関わったらいけないと身体中から危険信号が発せられた。
無視して男の脇を通り抜けようとしたがそれは叶わず、その男の仲間らしき人に腕をつかまれた。
『離して!』
「おっと、さすが零番隊の隊長様だ…心してかからねばなァ…」
つかまれた腕を振りほどいて走って逃げようとしたが、何人かの男に囲まれてしまった。私を捕まえようと手を伸ばしてくる男には背負い投げをお見舞いしてやったが、奴らはジリジリと私との間合いを詰めてくる。
男たちが一歩近付けば、私も一歩下がる。しかし歩幅が違うので、どんどん距離は縮まってきていた。相手は4・5人なので、戦って勝てない訳ではないが…あいにく刀を屯所に置き忘れてきてしまった。
『…どうしよう』
どうすればここを切り抜けられるのか考えながら後退りをしていると、壁際に積んであったブロックに足を取られてしまった。
『きゃ…!』
「つーかまーえた…」
私がバランスを崩した瞬間に男の中の一人が私の両手を掴んで、他の男が持っていた何かの薬品を染み込ませた布で口と鼻を覆われた。
『しまっ……』
急に体に力が入らなくなって、私はそこで意識を手放した。
15th.正々堂々真剣勝負