12.お誕生日大作戦!
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『どうしたんですか、勲さん』
今日あった酔っぱらい同士の喧嘩の報告書を書いていたら、いきなり勲さんに呼び出された。
外はもう真っ暗で、小さな灯りしかついていない部屋の真ん中で勲さんは腕組みをして座っていた。
何か大事な話なのだろうか、勲さんはなかなか口を開かない。
自然とその場に緊張が走る。汗が一筋頬を伝って流れ落ちた。
「あのな、妃咲ちゃん…」
『はい』
何か危険な任務の話かな…それとも隠密の仕事?
「来週、トシの誕生日なんだ」
勲さんの一言に思わず漫画のようにズッコケてしまった。
今、何て?トシくんの誕生日?
『た、誕生日って…』
「5月5日なんだよ。んで、ドッキリを仕掛けようと思って!」
いいアイディアだろ?といってガハガハ笑う勲さんを見て、真選組って案外暇なのかもしれないと思った。
勲さんに頼まれたのは2つ。誕生日会の計画とプレゼントの調達だ。
特に計画は、実行のその時までトシくんに感づかれずに隊士の皆に伝えなくてはならないというオマケつきだ。
『…なかなかやりがいのある任務だ!』
とにかくまだ時間はあるんだし、今のうちに手を回しておかないとね!
12th.お誕生日大作戦!