11.思いっきり遊ぼう
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今日は何だかいつもと違う。
朝起きて食堂に向かっていると、食堂から出てくる隊士のみんながニヤニヤしてる。一体何なんだろう…。
「おー妃咲ちゃん、おはよう!」
『おはようございます!勲さん…みんなどうしたんですか?何か変』
食堂の中もニヤついている隊士でいっぱいだ。何かの遊びだろうか?
「あぁ、今日は給料日なんだ」
『給料日…?』
「そう、給料日。えーと…ハイ、妃咲ちゃんの分。この月妃咲ちゃんは途中から入隊したから、他の隊長よりは少ないけど…」
『わ、私も頂いていいんですか!?』
私は真選組に無理言って雇ってもらってるみたいなもんだから、まさかお給料が貰えるとは思わなかった。
「そりゃいいさ、妃咲ちゃんだって立派な隊士なんだよ?」
そう言って笑いながら【日向妃咲殿】と書いてある給料袋を差し出された。
生まれて初めてのお給料だ…!!
「何でェ妃咲、タダ働きさせられてると思ったんですかィ?」
『う、うん…』
「給料なかったらどーやって携帯の料金払うつもりだったんだよ」
『…あ、本当だね』
トシくんは副長で総悟は隊長なんだから、きっと私よりもかなりたくさんもらっていることだろう。
でもやっぱり自分で稼いだお金というのはいいもので、私も他の隊士と一緒でニヤニヤが止まらなかった。
「そーいや妃咲ちゃんは今日非番だろ?」
4人で朝ごはんを食べているとき、急に勲さんが声をかけてきた。
『そうですよ!まあ、元々あんまり出番はないんですけどね…』
納豆にマヨネーズをかけて混ぜる。トシくんに習った食べ方だ。
「じゃあ、遊びに行ってきたらどうだい?せっかくの休みだし、屯所にいてもつまんないだろ?」
『いいんですか!?わーい!妙ちゃんたち誘おっと』
「お、お妙さん!?…ねぇ、俺も一緒に…」
「近藤さんは仕事だろ!」
11th.思いっきり遊ぼう