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小咄

3月23日

2019/03/23 15:15

魄哉「くおらあ!蒼月君!!

襖がらっ!


シロ「Σうおう!なんだどうした江戸城じゃなかったのか!?」

魄哉「ちょっと色々ありまして 蒼月君はどこですか!!」こたつめくりっ

小太郎「残念。ハズレ
今日はなんでかそこ居ないんだよ」





魄哉「あんの小僧」ボソッ

シロ「Σ本気で何があったあああ!!」


粋「今度は何したんだあいつ」うわあ。
白「てか絶対走って帰ってきたよな
クモの巣着いてるし」

庵「あのー。」おそるおそる

小太郎「お。庵珍しい どうした?」


庵「血相変えた坊主が筆やら硯やら書類やら落としたの気付かず全力疾走して行ったから」風呂敷包み。

シロ「うちの保護者が誠にすまん。」



魄哉「Σはっ!
蒼月君出てきなさい!ほーら君の好きな女の子ですよー!!」

庵「Σぎゃー!いっやー!餌はいやあああ!!」じたばた





白「落ち着け。」

魄哉「すみません。落ち着くどころか意識遠退きかけました。」くらくら



小太郎「脳天にカカト落としは良くないぞ。てか 頭蹴るのは良くない」
白「加減すると効かないからなあ」むう。
粋「蹴らなきゃ良くね?
つか兄貴 高さ的に頭蹴るのってきついんじゃ



シロ「なぜにお前は自ら地雷を踏みにいくのだ」

粋「」ぐったり

白「キツくない。」ふんっ




庵(来なきゃ良かったかも。)


小太郎「で、蒼月はどこ行ったんだろな。
何かやらかしてるみたいだし 本人突き出さないと魄哉が怖い」きょろきょろ


シロ「ふむ。小太郎。 追跡だ!」びしっ
小太郎「ごめん。風邪ひいててニオイ追えない」ずびーっ
シロ「Σまさかの!」



挿音「おーい。うっせえぞ
ん?親父何してんだ」



魄哉「はっ!蒼月君見ませんでしたか!」くわっ

挿音「どした?城下で半蛇の赤ん坊でも大量に生まれたか?」

魄哉「Σさらっとなんて事言うんですかああ!!」ひいいいっ



粋「あり得るから怖い」うんうん。
庵「ちょと待て。 私そんなのの囮に使われてたの?」
白「大丈夫だ。あいつ寒いと動き鈍いから」

シロ「どういう会話だ。」




彬羽「探し物はこれか。」
蒼月「ぎゃああ!離せよバカラス!!」スマキじたばたっ!!



千様「蒼月君、何したか知らないけど悪い事したらごめんなさいでしょ?」

蒼月「くっ!まさか千ちゃんに裏切られるなんてっ」がっくりスマキ。


小太郎「どこ潜んでたんだ?」すぴすぴ
彬羽「小太郎 鼻かめ。

俺の部屋で一二三と一緒に火鉢に当たってやがった。
全く 躾のなってねえ」

シロ「成る程。 それは盲点だな」
粋「しかも一二三の前なら魄哉もあんま過激なマネ出来ねえし」



一同「・・・」

蒼月「Σすっごい蔑みの目っ!!」



挿音「ガキ盾にするなんざお前なめてんのか? この場で脱皮するか?この蛇野郎」煙管すぱー。
蒼月「Σそれ生皮剥ぐって事だよね!?ヤバイヤバイ目がヤバイって!!」

千様「寝てるの邪魔されたから怖いわよー? 忍の拷問は怖いわよ?」ひそっ
蒼月「Σぎゃー!」じたばた





白「おしりぺんぺんしなくていいのか?」

魄哉「うーん。
皆が精神的にいたぶってくれてるんで 少し怒りが冷めてきてしまってテンションが」

粋「あー。完全に怒るタイミング逃したな」






シロ「で、結局こやつは何をやらかしたのだ?」

魄哉「筆入れの中にびっしり乾いた蛙が仕込まれてました。」ふっ

粋「Σぎゃああキッモイ!!」ひいい



白・彬羽「・・・」

魄哉「しょーもないって顔してますけど!けどっ
仕事しててそれで悲鳴あげちゃったこっちの身にもなって下さいよ!!
すんごい恥ずかしかったんですよ!」あたふた

彬羽「そりゃ恥ずかしいだろな。」

白「そんな怖いか?乾いた蛙」

シロ「カラスと野生児からみたらそりゃ問題無かろうがな」


粋「あのー 俺でも悲鳴あげると思うんだけど」

一同「そりゃお前はな。」

粋「Σひっでえ!!」





挿音「で、こいつどするよ?とりあえず根性焼き入れとくか?」
蒼月「Σぎゃー!元ヤンぱない!誰か助けてよちょっと!!」じたばた

千様「痕が残るのはダメ。」きっぱり
蒼月「うう、千ちゃんが女神に見える」



シロ「ん?さっきから庵が大人しいな
あまりの阿呆らしさに帰ったか?」




庵「下手に動いたら殺られる」

九尾(女は出ていけ女は出ていけ だーりんに近寄るでないわっ!!)ゴゴゴゴゴゴゴゴ




小太郎「うっわー。無言の圧が凄い。」

庵「この家 これが怖いからっ ひいい後ろ向けないっ!」


千様「アタシはなんで大丈夫なのかしら?」
挿音「論外だからじゃね? Σこらてめキセルかえせ!!」







家康「あのさ、 モズのハヤニエって知ってる?」

魄哉「はい? モズが寒い冬に備えて食べ物を木に刺して干物にするという

・・え?」

家康「それ、オヤツに食べなって事だったんじゃないかな?と殿思うんだけど」

魄哉「Σはああっ!そういえばあの子蛇っ

ちょ 蒼月君!?」


小太郎「こたつから出てこないぞ」

魄哉「」絶句。


家康「晩御飯 蒼月の好きなもんにしよ。」肩ぽん






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