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小咄

3月16日

2019/03/16 15:54


蒼月「ジジイー帰ってるの?
お腹すい

あれ?」


一二三「お、お久しぶりだ」ぎくしゃく。


魄哉「ほらほら そんな後ろに隠れなくてもとって食いやしませんよ


多分。」

蒼月「どういう意味だよ
こんなちっちゃいの食いやしないよ!」



一二三「こ、この度はおまねぎいたただた」カチコチ。
蒼月「えーと。子供ってどう扱えばいいの?
てか 何事これ?」

魄哉「ん?

蒼月君まさか 聞いてなかったんですか!?」

蒼月「へ?」


魄哉「正式に引き取る事になったんですけど!
昨日の朝話したでしょう!!」

蒼月「Σ朝なんて 冷えがキッツイから意識朦朧としてたよ!!マジかよ!」



魄哉「マジです! まさか脳ミソに届いてなかったなんて
Σ一二三ちゃーん!ケンカじゃないので物陰に隠れなくても大丈夫ですよ!」

一二三「」がたぶる。




小太郎「おー。久しぶり
元気してたか?」しっぽふりふり


一二三「・・わんこ。」おそるおそる

小太郎「ほーら。皆怖くないぞー
ここが今日からお前の家だからな
一緒に慣れような」わんっ
一二三「わんわん」なでなで



魄哉・蒼月(犬パワー恐るべし!)



蒼月「えーと。
改めて聞くことになるんだろけど
どういう風の吹きまわし?
ガチで幼女じゃん
この家大概危ないから女子供は引き取らないんじゃなかったの?」

魄哉「それがですねー
幕府経営の孤児院に預けてたんですが」ふう。

蒼月「?
人見知りぽいし、馴染めなかったとか?」



魄哉「いえ、他の子皆人間なんです。」

蒼月「そりゃそうだろうよ。」



魄哉「で、そろそろ隠し通すのも不味いかと思い 悩んでいたところ」



一二三「んで、彬羽さんばどこいんだ?」どきどき。

魄哉「連れてくるの1択でした。」ふっ

蒼月「Σ待て待て待て待て!問題しかないから!!」




魄哉「大丈夫ですよ。 いろんな意味で危ないのは蒼月君くらいですから」
蒼月「メスでも御子様はノーカウント!!大概にしないと噛むぞ!!」


小太郎「あー。そかそか。
お前彬羽に拾われたんだもんなー」なでなで
一二三「えへへー」照れっ


白「なんでこの家の奴はやたらとナマモノ拾うんだろうな」ひょこっ

シロ「ひょっとしてそれには俺もカウントされてるのか」

小太郎「大丈夫。
白も俺も ある意味家康も拾われてるから」

家康「あっはっは。」

千様「・・殿。」哀れみの目




白「ちっさいの久しぶり」頭撫でくり

一二三「お!お久しぶりですだ!
ひふみと申します よろしくお願いしますだ!!」しゃきっ

蒼月「俺の時と態度違わない?」
小太郎「蒼月が怖かったんだろ。」即答。



家康「よしよし。少し大きくなったかなー?
飴ちゃんあげようね」

魄哉「久しぶりに会う親戚のおっさんですか。
食べ物は手を洗ってからですよー」

一二三「はい!」ぴしっ

千様「あら。いい子

泣くからあんたはしばらく出てきちゃダメよ?」真顔。
挿音「どういう意味だコラ」



粋「おーい。カラスが出にくそうにしてたから引っ張って来たぞー」
彬羽「Σ馬鹿 言わんでいい!!」



一二三「お久しぶりですだー!」がしっ

彬羽「Σ!?」





白「うん。扱い解らなくて途方に暮れてるな
面白い」

家康「あはは。彬羽には人見知りないんだねー

あれ、蒼月どうしたの?」

蒼月「べつに。」けっ



家康「と、いうことで

彬羽。当面の世話よろしくね」

彬羽「Σはぁっ!?」

家康「他の誰かじゃその子カチコチになって可哀想でしょ
なつかれてる人が見るのが最適じゃないかな?」にやにや

魄哉「殿。なんでそんな生き生きしてるんですか」



彬羽「・・・・・・・・・・・・・・・・ちっ」

粋「すんげー葛藤してたな」
千様「彬羽君の性格的に どう転んでも断れないのにねー」



家康「という事で 頑張れあきパパ」

彬羽「Σてっめえ!それが言いたかったのか!!」



一二三「宜しゅうお願いしますだ。」土下座。

挿音「お、おう。
お前彬羽いたらビクビクしねえんだな」






_______________


間。

________________





千様「しっかし あんたも思いきったわよね」

魄哉「彬羽君が着いていれば安心でしょう。」御茶ずずー

家康「お前にそこまで信頼されるの羨ましいよ」ふっ

粋「お前主君なのに信頼されてねーもんな」
家康「Σグサッときた!!」



シロ「ふむ。子供は環境に馴染むまでも大変だからな
お前らあまり脅かすでないぞ。

とくにそこの兄弟。」

白「脅かさない脅かさない」
粋「なんで名指しなんだよ
むしろビビるとしたら兄貴のバイオレンスっぷり Σぐは!!」

白「これの事か」ぐりぐり。

魄哉「言ってる側からやめなさい。」


家康「ちゃーんと こいつは弟しかいじめないと教えておかないとね」にぱっ
千様「子供に教えていいのかしら それ」


挿音「んで?その一二三はどしたよ?
保護者様とお出掛けか?」

魄哉「こらこら。
まずは荷物やらなんやら置いて 簡単な家の案内その他何となく頭に入れてからゆっくりするそうです。」

千様「へー・・
アンタ久々の小さい子育てるのでワクワクしてるんじゃ
魄哉「勿論です」わくわくっ

蒼月「オカンめ」けっ。

シロ「なんでこいつは拗ねとるのだ」




襖がらっ


一二三「お待たせしましただ!」土下座ぴしっ

千様「あら?そんなに身構えなくても


Σ誰!?」

蒼月「どっかのお嬢がいるっ!?」ひいいっ




一二三「新生活は気分ば新たにせないけんて事で
彬羽さんが散髪と着物買ってくれましただ」

シロ「Σまさかの手腕!!」
家康「Σ遅いのって着物買いに行ってたのか!」


粋「へー。身なり整えるだけで変わるもんだなー 」まじまじ
一二三「えへへー」照。


挿音「ほんっと なんも心配ねえな」

魄哉「僕の出る幕無さそうですね」
蒼月「本気で悲しむなよ「悲しんでません。」



白「ん?これは・・っ」 はっ

粋「兄貴?」



白「むらさきのうえ
彬羽「だからどこで覚えてくるんだお前はーーーッ!!」キシャアア!!


家康「お前 そこ居たの」


千様「あら白君。 前に見せた源氏物語まだ覚えてたのねー」

粋「姉ちゃん。教えるならもちょいマトモなもんを」



白「まあ頑張れ」肩ぽん。
彬羽「何をだ。」



一二三「綺麗な鞠も買って貰っただ」チリリン。

小太郎「わー いいな」しっぽふりふり












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