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小咄

5月29日

2019/05/29 13:59



彬羽「おい。夏の魚って何がある?」

蒼月「どったのいきなり」

彬羽「いやその

夏場の新メニューについて

蒼月「お前バイトだよね? なんでそこまで全力尽くすの?」



彬羽「Σ少額でも金銭が絡んでる以上仕事だ!
そこで手抜きしたら人として終わりだろうが!!」

蒼月「Σそもそもお前人じゃ無いだろ!
てか何!?安いの? お前の働きで給料安いの!?」



白「はい。どうどう イライラには最中でも食え」


蒼月「Σもがっ!げほっごほっ」

シロ「おい。捩じ込むな
水分無いと拷問だそれは」


白「お前はカチカチで生きにくそうだな」

彬羽「黙れ 豆腐頭。」
白「前から気になってたけど
それ軟らか頭って事なのか 白髪って事なのかどっち「いや、どっちでも良くないか?」



シロ「おそらくだが、
こやつの場合 夏場頻繁に暑さに負けてぶっ倒れるからな

迷惑かける分 他で手柄をという所だろう」

蒼月「成る程。」げほっ

白「考えバレるの恥ずかしいな」
彬羽「黙れ。」



シロ「と、いう事で
夏が旬の魚だったか
この中で一番知ってそうな蒼月 何か無いか?」

蒼月「えー。急に言われても

アユ?」

彬羽「いや、庶民が気軽に食べられる物をだな」


家康「アユは仕入れによっちゃ安いよー
高いのは卵もちのだね」

シロ「ん?そうなのか?」

家康「川が綺麗なら結構取れるからね。
後は新鮮さが命だね」

蒼月「へー。馬鹿殿以外と知ってるんだ」



家康「まあそりゃ

一応 ねえ?」


一同(そういや国のトップだった。)




蒼月「お前 やっぱ嫌い。」
家康「Σまっすぐ目を見て言うセリフ!?」


白「あれ高かったのか」ボソッ
彬羽「お前もか」

シロ「こやつの場合どこぞで馳走になったのか、それとも野山で取って食ったのか解らん。」



彬羽「ふむ。じゃあアユは定番としてだ
他に無いか?

夏場だし精の付くもの。
酒の魚になるものがあればいいかとは思うんだが」

家康「あのー。夏のメニュー考えるんなら
軽く食べれるのや冷たい系のがいいんじゃないの?」



白「考えてる奴が重くて 暑苦しいのにそんなの考えられるわけないだろ。」きっぱり

家康「Σなるほど!」

彬羽「よし。手前ら表出ろ。」





間。






魄哉「・・何してるんですか?」






蒼月「巻き添え。」ボロッ

家康「私人間だから強度無いってば」ヨロヨロ

白「あれ、なんで暴れてたんだっけ?」忘。

彬羽「すまん。 頭に血が上った。」





シロ「どいつもこいつも熱くなりおって!」ぜーぜー

魄哉「なんか解りませんが 纏めて氷浸けお疲れ様です」



家康「白 凍ったり解凍したりで記憶とんだの?」
白「大丈夫だ。いつもある程度暴れたら結構忘れるし」

蒼月「いやそれ大丈夫じゃないから」



彬羽「原因は一言で言うなら 夏の魚 か?」

魄哉「すみません。意味が解りません

が、夏の魚ですか そうですねえ」


家康「はじめから こいつに聞くべきだったね」

魄哉「かます、カワハギ、カンパチ、マダコ、スルメイカ、、イワシ、アナゴ、イシダイ、コロダイ、スズキ、オニオコゼシイラ、ガザミ、フグ、マンボウ

彬羽「Σ待て待て!早い早い!」メモがさがさっ



家康「まんぼう・・」
蒼月「あれ食べれるの?」

魄哉「意外と美味しいですよ?」
蒼月「Σ食べたことあんのかよ!」
魄哉「長生きしてますから」にこにこ。


彬羽「タコか。この辺はいいかも知れねえな」ふむ。

家康「そのまんまで刺身もいけんでない?」
蒼月「あー。夏の定番だね」




白「うなぎ。」

魄哉「Σあ。 代表過ぎて忘れてました」



白「なんで言わないんだろうって思って聞いてた。

鰻はいるだろ。」

魄哉「白君 うなぎ好きですよねえ」

蒼月「意外と高物好きだよね」
家康「やっすい駄菓子も好きだけどね。」うんうん




彬羽「うなぎ か
いや待てコストがかかる」うーん。

シロ「いや、金銭面は店主に任せて案だけ出せば充分ではないか?」

家康「真面目だからねー。」


粋「よっし。仕方ない
いい案をやろう。」どやあっ

家康「Σここでまさかの!」



彬羽「は?お前がか?」
粋「ムリだろと言わんばかりの顔やめろ。

なめちゃーいけねえぞ


俺はこのメンツの中で一番庶民派だっ!!」くわっ


蒼月「ああうん。ぐうの音も出ないね」




粋「て、事で
リーズナブルな夏の料理を伝授してやろう」ふふんっ

家康「めちゃ得意気だね。」
シロ「こやつは得意分野が通常のナナメ上だからな」




ーーーーーーーーーー


<割烹 春一>






ひな「はーい。脂ののったどじょうの蒸し煮でーす 」

蒼月「Σ普通にめちゃうまそう!」おおっ




魄哉「どじょうですか、確かに考えてませんでしたねえ。」感心っ

粋「だろー?
そこらで取れる上に 旨くて栄養たっぷり
蒸すと旨いんだこれが。」

ひな「粋さん意外と家庭的ですよねえ
これはお客さん喜びますよ」


粋「あ。いや 家庭的っつか

その辺の田んぼで取れるから 食べ物に困った時とかに食ってたっつか」




シロ「・・たんぼ。」

魄哉「苦労してたんですね」よしよし。

粋「いや、こうして役に立ったしいいんじゃね?」

庵「Σ意外とあっさり!」




彬羽「それはいいんだが

何か急に朱禅の奴が給料上げるとか言ってきたんだが 何かしたかお前ら」




白「?
良かったんじゃないのか?」

彬羽「いや、怯えてるように見えるのは気のせいか?」


魄哉「えーと 蒼月君?」


蒼月「え?知らない 何の事?

あ、これふわっふわでうまっ! いいねー
定番メニューに入れてよ」どじょうもぐもぐ

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