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小咄

5月19日

2019/05/19 16:42
魄哉「ふむ。面白い事になってますね。」ページめくりっ

蒼月「面白いってそれ帳簿じゃないの?
何かの売りあげ上がったの?」



魄哉「ここの所 芝居小屋のてか白君の稼ぎがどどーんと偉い事になってます」

蒼月「具体的な金額聞かなくてもえげつなそうなの想像ついたよ」




魄哉「なんでまたと思って過去のデータを見てみたんですが
やはり物事には理由があるものですねえ」うんうん。

蒼月「へー。 数字から何か解ったの?」



魄哉「ぶっちゃけ一二三ちゃんが我が家に来た所で爆上げなってます。
はっはっは解りやすい」にこにこ

蒼月「Σいやいや解らない!どういう関係!?」



粋「お前察し悪いなあ」

蒼月「悪かったね
解説してよブラコン野郎」けっ

粋「えー。ズバリだ
兄貴は『自称』子供苦手だ」

蒼月「うん。本人が前に言ってたね」

粋「けど、一二三はOKだ。
子供独特の奇声とか無いしな。」
蒼月「うんうん。言ってた」



粋「それどころか ぶっちゃけ兄貴は一二三猫っ可愛がりしてるだろ?だからつまりΣあだっ

白「お前 何勝手に分析してるんだ。」



魄哉「おや、おかえりなさい。
扇子おれましたよ」

白「石頭め。」ちっ

粋「Σ折れるほどシバておいて!?」



蒼月「んで?早く説明しろよ」

粋「Σこの状況で続けろと!?」


蒼月「俺はシバかれないもん。
正直どうでもいけど 自分で解説始めたんなら 気になるからさっさと話しなよ」

粋「Σどうでもいいのに命かけろと!」


白「別にいいぞ。
ただし 一ヶ所でも間違ってたら燃やすけどな」
粋「Σリスクたっけえええ!!!」


魄哉「まあまあ。多分大丈夫ですので続きどうぞ」

粋「えー・・

んじゃ言うけどさ


一言で言うなら子供に対してフランクになったんだよな
そこら歩いてても一二三と同じ年頃の子供とか 偉く気にするってか走り回ってたら転ぶぞとか声かけたり「ちょっと待て。もういい黙れ」



蒼月「あー。つまり 雰囲気柔らかくなって結果としてファン層拡がったんだね

つか ジジイ。何笑ってんの」
魄哉「わ、笑ってませんよ。」ぷるぷるっ


白「やっぱ燃やす」
粋「Σえええ!?間違ってねえんだろ!?」




千様「一二三ちゃん効果すごいわねー」
家康「だねえ。
てかパパスイッチ入っちゃったの彬羽だけじゃなかったんだね。」お茶ずずー。




挿音「おう
一二三が縁側から落ちて泣いてたぞ 消毒頼むわ」
一二三「びえええええ」

魄哉「Σうわ!よく縁側から落ちますね
救急箱救急箱っ」どたばた



千様「ここにも居たわ。」

挿音「ん?」
家康「何でもないよ。だっこが様になってるなあってね。」



魄哉「はい出来ました。
あんまり隅っこ通っちゃダメですよー」

一二三「はあい。」挙手っ


家康「あ。そろそろ彬羽帰ってくんじゃないの?
お迎え行ったら?」
一二三「Σもうそんな時間だか!!
行ってきまーす」てててっ

家康「そこのブラザーズ 危ないから着いてってあげてー」

白「ん?」
粋「そりゃ別にいいけどよ。 」

魄哉「あ。それじゃついでに夕飯の買いだしお願いします。」



間。






千様「で、殿?」
蒼月「なんで追っ払ったの?」

家康「ふっふっふ。
実は私も気がついたんだけど 燃やされたくないからね。」


魄哉「あ、まだその話題ですか」

家康「いえーす。白のやる気と売りあげアップのお話だよ」

蒼月「何? あのオチビさんの他にもなんかあるの?」

家康「ズバリ!帳簿を見る限りここ数日で更に上がってんじゃないかな?」

魄哉「おや。ご名答
珍しく察しがいいですねえ」

家康「珍しくって まあいいか。

そしてその理由は

ズバリっ!
弟が見習いとして入ったから 無様な姿は見せられないお兄ちゃんの意地でーす」

千様「Σ成る程!!」




家康「あの性格だからね
そんな意地はって頑張ってるとか知られたくないだろし。
粋も一緒に行かせたのは殿の優しさでーす。」

蒼月「あの人 変な意地はるもんね」うんうん

魄哉「ふむ。鋭いですねえ
主な原因はその2つで間違いなしですよ

いやはや あの子顔には出にくいですけど 解りやすいですねえ」


家康「あはは。ほんとほんと 解りやすい事この上無いよ」
白「そうか そんなに解りやすいか」

家康「・・へ?」



千様「あら。おかえりなさい 早かったわね」

白「財布忘れた。

で、家康」ぎろん

家康「Σはいいっ!」びくっ



白「解りやすいなら 今何をしようとしてるか解るよな?」ぼぼぼぼぼぼぼぼ

家康「Σぎゃああ!べらべら喋ってごめんなさいいっ!!」ダッシュ





千様「?
白君なんで怒ってるの?」

挿音「は? そりゃんなこっぱずかしい事 影でコソコソ暴露されたらムカつくだろ?」

千様「えー いいじゃないの
ようは負けずぎらいな頑張り屋のお兄ちゃんって事でしょ?
恥ずかしくないわよお」



魄哉「僕でも自分なら大概恥ずかしいと思って言わなかったんですけどねえ」

蒼月「千ちゃんはほら、色々独特だし」



千様「ほら、白君も怒らないの。
いいお兄ちゃんね。よしよーし」なでなで

蒼月「Σあ。すごっ
師匠が途方にくれてる」

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