小咄
5月10日
2019/05/10 15:16魄哉「大丈夫ですか?」
粋「どうにか」ぐったり。
つつじ「稽古はしょっぱながきっついからなあ
ま、ランナーズハイ通り越して慣れたらどうってことなくなりますえ」にぱっ
粋「Σランナーズハイに達するまでどんだけきっついんだよ!」
皐月「なんや。粋ほんまに芝居小屋デビューしたんか」そばずずー
粋「えー デビューつかなんつーか」しどろもどろ
魄哉「粋君はこれからの子ですから!期待してますよっ」きらきらっ
粋「Σプレッシャープレッシャーああ!!!」
つつじ「まだちょい役一度やったきりどす」ひそ。
皐月「見るからに前途多難やなあ」ずずー。
粋「あのー ぶっちゃけなんでそんなに期待されてるのか解らないんすけど
魄哉「えー、だって粋君典型的なやれば出来る子じゃないですか」
粋(プレッシャーあああ)ずーん。
皐月「あかん。おかんの過度な期待で潰れるパターンや」
つつじ「どないかしたげたいんやけど 向こうの家主やからなあ。
他所の家の教育にどこまで口出ししてい「なんで俺ガキみたいになってんだよ。」
皐月「しゃーない。
あっきー召喚!」
彬羽「俺は式神か何かか。」
つつじ「あんさんも出てきてまうしな。」
彬羽「Σはっ
し、仕事場にいて何が悪い!」
つつじ「別にええんやったら うろたえんでもええやろ」
皐月「はっちゃんの暴走をとめられるのはあっきーくらいや!さあ行け 前途ある若者の未来を守るんや! 」びしっ
ひな「皐月さん 今日も元気ですねえ」ほのぼの
彬羽「確か今日は座敷の客の予約は無かったな」
朱禅「おうよ。遠慮無くしっかり説教してこい。」
魄哉「Σはいい!?」
つつじ「普通に連行されてきましたなあ」
皐月「まさかの本当にお仕置きてかお説教コースやな」
庵「バイトって職場でオーナー説教していいんだ。」ふむふむ
粋「えーと。そこまでしなくてもいいんだけどな」罪悪感っ
庵「てか、彬羽居ないで仕込み間に合うのこれ?」
粋「さて、稽古もきっついけど、
なによりきっついのは他にあるんだよなあ」
つつじ「お兄はんどすか?」
粋「兄貴がキツいのはいつもの事だろ」
つつじ「よう分かってるようで何より
ほな何なん?」
粋「お前 あそこで仕事しててなんっにも思わねえのかよ!?」
つつじ「はい?」
粋「あの芝居小屋めちゃめちゃ悪霊的なのいるじゃねえかよ!!」
つつじ「そいや あんさんお化けあかんかったな。」
粋「何だよあのお化け屋敷!
あっちやこっちにウロウロふらふらしてるし!!
なんか耳元でぶつぶつ言ってくるやついるし!!」
つつじ「お化けくらいで泣くのやめえ。そんなじゃプロなられへんで」しれっ
粋「Σ俺は霊媒師になりたいんじゃねえよ!」
白「精神崩壊したくなかったら耐えろ。」
粋「兄上 いきなり拳骨は酷くありやせんかね。」ずきずき
白「あの手のは人の怨念やら渦巻く所に寄ってくるもんだ。
つまり、役者やるならお化けと同居するくらいの覚悟しないと無理だぞ」
粋「Σこの業界どんだけドロドロしてんの!?」
白「それくらいドロドロだ。」
つつじ「別に悪させんから問題ないで?」
粋「え。お前も見えてんの?」
つつじ「そりゃ わてら一族は人ともののけの間みたいなもんやからな。
そこらの霊感バリバリの人くらいには見えますえ 」
庵「ん?ちょっと待って
確か粋って ずっと人と変わりがなくって最近人外の血が出てきた特殊例だから
その、つまり」
粋「結構最近 いきなりお化けや幽霊見えるようになったんだよ」けっ
庵「なにそのビビりに厳し過ぎる呪われた運命」
白「昔は俺があそこにこんなの居るぞって言うだけで厠行けないで毎晩漏らしてたのにな。
あ。今でも漏らしてるのか?」
粋「Σぎゃああ兄上唐突なオムツネタやめてやめて!!」ひいいっ
皐月「その辺にしとき。過度のストレスでほんまにおねしょしたらどないすんねん」
白「丼で殴るな」たんこぶ。
粋「漏らさねえよ!!」
つつじ「さて、確かに粋はんは他の人よりハンデが有りすぎるかもしれんなあ
お化け関係ならお兄はんの鶴の一声でどうにかならんの?黄龍はん」
白「俺の言うこと聞くのはいわゆる『妖怪』な
元が生きてた人間の魂は生き物じゃないから会話にならない」
皐月「ふむふむ。お化けにも分類あるんか」
白「どうしてもと言うなら有無を言わせず存在そのものふっ飛ばすってのもあるけど、相手も理由あってこの世にいるからな。
そういう奴等をこっちの我が儘で力押しで消してしまうというのもどうか
粋「すんません!もういいですっ」ひいいいっ
白「まあ、頑張れ
お前の場合精神鍛えるのも必要だ」
粋「・・はい。」どんより
庵「それにしても。兄弟でここまで違うもんかあ
やっぱ小さい頃から見えてるかどうかって大事なんだな」ふむ
白「ん?それは・・」
つつじ「ん?」
皐月「なんでどもったん?」どんぶり構えっ
白「投げるな投げるな
それはあれだ。
小さい頃 俺がお化けネタで虐め倒したからだな。多分。」
粋「だよな。絶対」
一同「Σ諸悪の根源お前か!!!」
白「昔の話 昔の話。」
粋「俺にとっちゃ現在進行形だよ!どうすんだよ!!」涙目っ
魄哉「そこはお任せを」よろっ
ひな「あらお帰りなさい 大丈夫ですか?」
魄哉「ふふふ。彬羽君の本気のお説教はメンタルやられますよ
という事で 粋君これを。」そっ
粋「なんだこれ?」
魄哉「身代わりの藁人形です。
万一お化けに襲われてもその子が身代わりになってくれますよ」
粋「Σむしろこっちのが怖いんだけど!?」ひいいっ
白「ん?この文字って」
魄哉「血文字です」きっぱり
粋「Σすんません!お返ししますっ!!」ひいいっ
魄哉「あれ?
過度なプレッシャーはダメと言われたので
そっとお守りをと思ったんですが」
皐月「お守りつか 呪いのアイテムやろあれ」
魄哉「難しいですねえ」むう。
彬羽「どいつもこいつも加減や常識ってもんを知らねえ
急いで仕込み終わらせるぞ」
魄哉「Σ!」びくっ
庵「おかえり。つかどんなお説教したの」
彬羽「親切の押し売りは相手の為にならねえ。
甘やかし過ぎも本人の為にならねえとハッッキリ言ってやったまでだ 」
朱禅「お前根本的にいい奴だよな。ほんと」
粋(それでなんでこんな怯えんだろ)うーん。
魄哉「そ、その節はほんとうにっ」ぎくしゃく。
白「幽霊がビビる魄哉がビビるのか こいつ」うーん。
彬羽「Σ何一つ間違った事言ってねえだろが!!」
皐月「あっきーは真面目な分 キレたらドスえぐいねん」
粋「どうにか」ぐったり。
つつじ「稽古はしょっぱながきっついからなあ
ま、ランナーズハイ通り越して慣れたらどうってことなくなりますえ」にぱっ
粋「Σランナーズハイに達するまでどんだけきっついんだよ!」
皐月「なんや。粋ほんまに芝居小屋デビューしたんか」そばずずー
粋「えー デビューつかなんつーか」しどろもどろ
魄哉「粋君はこれからの子ですから!期待してますよっ」きらきらっ
粋「Σプレッシャープレッシャーああ!!!」
つつじ「まだちょい役一度やったきりどす」ひそ。
皐月「見るからに前途多難やなあ」ずずー。
粋「あのー ぶっちゃけなんでそんなに期待されてるのか解らないんすけど
魄哉「えー、だって粋君典型的なやれば出来る子じゃないですか」
粋(プレッシャーあああ)ずーん。
皐月「あかん。おかんの過度な期待で潰れるパターンや」
つつじ「どないかしたげたいんやけど 向こうの家主やからなあ。
他所の家の教育にどこまで口出ししてい「なんで俺ガキみたいになってんだよ。」
皐月「しゃーない。
あっきー召喚!」
彬羽「俺は式神か何かか。」
つつじ「あんさんも出てきてまうしな。」
彬羽「Σはっ
し、仕事場にいて何が悪い!」
つつじ「別にええんやったら うろたえんでもええやろ」
皐月「はっちゃんの暴走をとめられるのはあっきーくらいや!さあ行け 前途ある若者の未来を守るんや! 」びしっ
ひな「皐月さん 今日も元気ですねえ」ほのぼの
彬羽「確か今日は座敷の客の予約は無かったな」
朱禅「おうよ。遠慮無くしっかり説教してこい。」
魄哉「Σはいい!?」
つつじ「普通に連行されてきましたなあ」
皐月「まさかの本当にお仕置きてかお説教コースやな」
庵「バイトって職場でオーナー説教していいんだ。」ふむふむ
粋「えーと。そこまでしなくてもいいんだけどな」罪悪感っ
庵「てか、彬羽居ないで仕込み間に合うのこれ?」
粋「さて、稽古もきっついけど、
なによりきっついのは他にあるんだよなあ」
つつじ「お兄はんどすか?」
粋「兄貴がキツいのはいつもの事だろ」
つつじ「よう分かってるようで何より
ほな何なん?」
粋「お前 あそこで仕事しててなんっにも思わねえのかよ!?」
つつじ「はい?」
粋「あの芝居小屋めちゃめちゃ悪霊的なのいるじゃねえかよ!!」
つつじ「そいや あんさんお化けあかんかったな。」
粋「何だよあのお化け屋敷!
あっちやこっちにウロウロふらふらしてるし!!
なんか耳元でぶつぶつ言ってくるやついるし!!」
つつじ「お化けくらいで泣くのやめえ。そんなじゃプロなられへんで」しれっ
粋「Σ俺は霊媒師になりたいんじゃねえよ!」
白「精神崩壊したくなかったら耐えろ。」
粋「兄上 いきなり拳骨は酷くありやせんかね。」ずきずき
白「あの手のは人の怨念やら渦巻く所に寄ってくるもんだ。
つまり、役者やるならお化けと同居するくらいの覚悟しないと無理だぞ」
粋「Σこの業界どんだけドロドロしてんの!?」
白「それくらいドロドロだ。」
つつじ「別に悪させんから問題ないで?」
粋「え。お前も見えてんの?」
つつじ「そりゃ わてら一族は人ともののけの間みたいなもんやからな。
そこらの霊感バリバリの人くらいには見えますえ 」
庵「ん?ちょっと待って
確か粋って ずっと人と変わりがなくって最近人外の血が出てきた特殊例だから
その、つまり」
粋「結構最近 いきなりお化けや幽霊見えるようになったんだよ」けっ
庵「なにそのビビりに厳し過ぎる呪われた運命」
白「昔は俺があそこにこんなの居るぞって言うだけで厠行けないで毎晩漏らしてたのにな。
あ。今でも漏らしてるのか?」
粋「Σぎゃああ兄上唐突なオムツネタやめてやめて!!」ひいいっ
皐月「その辺にしとき。過度のストレスでほんまにおねしょしたらどないすんねん」
白「丼で殴るな」たんこぶ。
粋「漏らさねえよ!!」
つつじ「さて、確かに粋はんは他の人よりハンデが有りすぎるかもしれんなあ
お化け関係ならお兄はんの鶴の一声でどうにかならんの?黄龍はん」
白「俺の言うこと聞くのはいわゆる『妖怪』な
元が生きてた人間の魂は生き物じゃないから会話にならない」
皐月「ふむふむ。お化けにも分類あるんか」
白「どうしてもと言うなら有無を言わせず存在そのものふっ飛ばすってのもあるけど、相手も理由あってこの世にいるからな。
そういう奴等をこっちの我が儘で力押しで消してしまうというのもどうか
粋「すんません!もういいですっ」ひいいいっ
白「まあ、頑張れ
お前の場合精神鍛えるのも必要だ」
粋「・・はい。」どんより
庵「それにしても。兄弟でここまで違うもんかあ
やっぱ小さい頃から見えてるかどうかって大事なんだな」ふむ
白「ん?それは・・」
つつじ「ん?」
皐月「なんでどもったん?」どんぶり構えっ
白「投げるな投げるな
それはあれだ。
小さい頃 俺がお化けネタで虐め倒したからだな。多分。」
粋「だよな。絶対」
一同「Σ諸悪の根源お前か!!!」
白「昔の話 昔の話。」
粋「俺にとっちゃ現在進行形だよ!どうすんだよ!!」涙目っ
魄哉「そこはお任せを」よろっ
ひな「あらお帰りなさい 大丈夫ですか?」
魄哉「ふふふ。彬羽君の本気のお説教はメンタルやられますよ
という事で 粋君これを。」そっ
粋「なんだこれ?」
魄哉「身代わりの藁人形です。
万一お化けに襲われてもその子が身代わりになってくれますよ」
粋「Σむしろこっちのが怖いんだけど!?」ひいいっ
白「ん?この文字って」
魄哉「血文字です」きっぱり
粋「Σすんません!お返ししますっ!!」ひいいっ
魄哉「あれ?
過度なプレッシャーはダメと言われたので
そっとお守りをと思ったんですが」
皐月「お守りつか 呪いのアイテムやろあれ」
魄哉「難しいですねえ」むう。
彬羽「どいつもこいつも加減や常識ってもんを知らねえ
急いで仕込み終わらせるぞ」
魄哉「Σ!」びくっ
庵「おかえり。つかどんなお説教したの」
彬羽「親切の押し売りは相手の為にならねえ。
甘やかし過ぎも本人の為にならねえとハッッキリ言ってやったまでだ 」
朱禅「お前根本的にいい奴だよな。ほんと」
粋(それでなんでこんな怯えんだろ)うーん。
魄哉「そ、その節はほんとうにっ」ぎくしゃく。
白「幽霊がビビる魄哉がビビるのか こいつ」うーん。
彬羽「Σ何一つ間違った事言ってねえだろが!!」
皐月「あっきーは真面目な分 キレたらドスえぐいねん」