小咄
5月5日
2019/05/05 15:42<割烹 春一>
ひな「と、言うことで 本日は子供の日フェアです。
お子様にはオマケがつきますよー」にっこり
シロ「待てい!なぜ俺を連れてきた!!」
白「喜ぶかなと。」
シロ「誰が子供か失礼な! 元服の年齢には達しておるわ!!」くわっ
ひな「はい。おまけの 折り紙兜です。
よく似合いますねえ」かぽっ
シロ「・・・・」
粋「お前もあの姉ちゃんには逆らえないんだな。」
ひな「あれ?ダメですか?
なら女の子用の こちらのくす玉でも。」がさっ
粋「Σちょと待て それまさか手製か!?
そんな手の込んだもん配るほど作ってんのかよ!」
ひな「あら。やっぱり解ります?
もし店が赤字になったら私が内職して支えなくてはと思って
練習してた物ですので問題ありませんよ」にこっ
白「さらっと大問題が出たような気がする。」
粋「一気に子供の日から大人の世知辛ムードへ。」
シロ「あまり苦労かけるでないぞ。」
朱禅「だな。 絶対内職なんかさせらんねえよ」どんより。
彬羽「お前も律儀にそれかぶっておくつもりか。」
シロ「いや。なんと言うか
今の聞いた後では 外しにくい。」
庵「ごめん。兜は私だ作ったの。
それ折るの簡単だから」
ひな「・・・・。こちらにもですかね。」かぽっ
粋「Σなんで俺までおり紙兜!?」
白「子供と認識されたんだろ」
ひな「更に今日は限定メニューです。
お子様向けにぜんざいもありますよー」
シロ「ん?甘い物の匂いで気分悪くなる店員は大丈夫か?」
朱禅「煮たり暖めたりする時は外に出してるから 今のところセーフだ」
白「それ バカラス仕事になるのか。」
彬羽「ほぼならねえな」
白「なら休めばいいのに。」
彬羽「仕方ねえだろ。前からシフト組まれてたんだ」
粋「面倒くさい真面目だよなお前。」
朱禅(具合悪いなら帰ってもいいんだけどな。
やる気だから言いづれえ)
ひな「で、一二三ちゃんはどうしたんですか?
てっきり一緒に来るものと。」
白「一二三は家康が遊びに連れてったぞ
こどもの日なのに留守番可哀想だって」
彬羽「早退する。」
朱禅「Σ うおお真面目さを凌駕する父性本能!!」
彬羽「手前も何見逃してんだ! あんの阿呆がまともな所に連れてくわけがねえだろがっっ!!」
白「甘いな。
家康は異常にすばしっこいんだぞ
あっという間に連れてかれた。」
庵「Σ端から見たら幼女誘拐犯!!」ひいいっ
ひな「彬羽さん 店内でお客さんの襟首掴まないで下さい。」
白「まあ大丈夫だろ。
非番の挿音が護衛って事で行ったし
子供に良くない事だったらその場で家康針ネズミになるから問題ないない。」
シロ「いや問題だらけだろう。それこそ幼児に見せてはいかんだろ」
彬羽「護衛が一番物騒なの解ってて言ってんのかお前は」イライラ
白「忘れてるだろうけど 挿音実家に9人の弟妹いるんだぞ?」
粋「あ。 意外と子供の扱い慣れてんのか。」
彬羽「・・・・・・・・・・・ちっ」
ひな「なら安心と判断したようですね」
庵「てか、そう判断するしか無いというか。」
ひな「帰りに 一二三ちゃんにお土産を。」くす玉。
彬羽「バイト終わってからにしてくれるか。
鍋に落ちる」
朱禅「てか。試作品に鯉のぼりもあんだけど持って帰るか?」ごそっ
シロ「なぜ鯉のぼりの腰が曲がっておるのだ?」
粋「折り紙なのに顔がすげえ怖いんだけどコイツ」
庵「努力はしたんだ。言わないで」
朱禅「だっから鯉のぼりじゃなく兜にしたんだよ。」
白「納得。」うんうん。
がららっ
挿音「ちーっす。
まだこどもの日やってっか?」
シロ「お? 噂をすれば」
日之丸「お久し振りです!」ひょこっ
白「お。日之丸 元気だったか」
日之丸「はい!」
粋「挿音のとこの下から二番目。
長男が家出たから家の跡取りの日之丸な。」
ひな「あら。始めまして
お兄さんそっくりですねえ
・・クローン?」見比べっ
挿音「うちの父親は遺伝子の主張がぱねえみたいなんだよ。」
シロ「異母兄弟なのに見事に皆同じような顔しとるからな」
朱禅「それが合計10人かよ」うわあ。
日之丸「その折は大変お世話になりました。
あのフル武装の敵陣での単騎駆けは今でもハッキリと!」きらきらっ
一同「お前何したの?」
白「日之丸途中で引っ掛けられなくて良かったよな。」しれっ
挿音「ま、いろいろあったんでえ。」キセルふー。
庵「なんか知らないけど生きてて良かったね。」おり紙兜かぽっ
日之丸「わーい。ありがとうございますっ」
ひな「すみません。店内禁煙です」
挿音「あ。わりい。」
一二三「置いてかないでけろー。
あ。彬羽さんいただ!」ひょこっ
庵「あ。一二三ちゃん」
挿音「ん?置いていってたか 」
一二三「んだよ。二人とも足はええだ。」ぷんすか。
粋「ん?待てよ。
て、ことは家康は」
日之丸「兄上にスマキにされて 樹海の木に吊るされております。」
白「思ったよりマシそうだな。」うん
日之丸「あの。放っておいて大丈夫なんでしょうか?
あの方って確か」
白「慣れてるから大丈夫だ。 じゃなきゃ殿なんて出来ない」
シロ「普通の殿はんなもん慣れんわ」
彬羽「何がどうなってたかは聞かないでおくか。」
一二三「?
あー。お腹減っただ
日之丸君も何か御注文するとええだよ。」
ひな「あら。仲良しになったんですか?」
一二三「んだ!
はじめての同じくらいの歳のお友達だ!」にぱっ
白「子供相手に警戒するな 親バカ」
彬羽「Σ なっ なんの事だ!」
庵「あのー。 今眉間のシワがめちゃめちゃ凄かったから」
朱禅「バレッバレだよな。」
日之丸「いやー。まさか兄上のお家に こんな可愛らしい方がおられるとは」照れっ
一同「Σ!!!?」
挿音「・・我が弟ながら お前先恐ろしいな」
日之丸「?」
白・粋・シロ「どうどうどうどうどうどうどう」
彬羽「あんの餓鬼っ」ゴゴゴゴゴゴゴ
朱禅「お前 店壊す前に早退しろ。」
ひな「と、言うことで 本日は子供の日フェアです。
お子様にはオマケがつきますよー」にっこり
シロ「待てい!なぜ俺を連れてきた!!」
白「喜ぶかなと。」
シロ「誰が子供か失礼な! 元服の年齢には達しておるわ!!」くわっ
ひな「はい。おまけの 折り紙兜です。
よく似合いますねえ」かぽっ
シロ「・・・・」
粋「お前もあの姉ちゃんには逆らえないんだな。」
ひな「あれ?ダメですか?
なら女の子用の こちらのくす玉でも。」がさっ
粋「Σちょと待て それまさか手製か!?
そんな手の込んだもん配るほど作ってんのかよ!」
ひな「あら。やっぱり解ります?
もし店が赤字になったら私が内職して支えなくてはと思って
練習してた物ですので問題ありませんよ」にこっ
白「さらっと大問題が出たような気がする。」
粋「一気に子供の日から大人の世知辛ムードへ。」
シロ「あまり苦労かけるでないぞ。」
朱禅「だな。 絶対内職なんかさせらんねえよ」どんより。
彬羽「お前も律儀にそれかぶっておくつもりか。」
シロ「いや。なんと言うか
今の聞いた後では 外しにくい。」
庵「ごめん。兜は私だ作ったの。
それ折るの簡単だから」
ひな「・・・・。こちらにもですかね。」かぽっ
粋「Σなんで俺までおり紙兜!?」
白「子供と認識されたんだろ」
ひな「更に今日は限定メニューです。
お子様向けにぜんざいもありますよー」
シロ「ん?甘い物の匂いで気分悪くなる店員は大丈夫か?」
朱禅「煮たり暖めたりする時は外に出してるから 今のところセーフだ」
白「それ バカラス仕事になるのか。」
彬羽「ほぼならねえな」
白「なら休めばいいのに。」
彬羽「仕方ねえだろ。前からシフト組まれてたんだ」
粋「面倒くさい真面目だよなお前。」
朱禅(具合悪いなら帰ってもいいんだけどな。
やる気だから言いづれえ)
ひな「で、一二三ちゃんはどうしたんですか?
てっきり一緒に来るものと。」
白「一二三は家康が遊びに連れてったぞ
こどもの日なのに留守番可哀想だって」
彬羽「早退する。」
朱禅「Σ うおお真面目さを凌駕する父性本能!!」
彬羽「手前も何見逃してんだ! あんの阿呆がまともな所に連れてくわけがねえだろがっっ!!」
白「甘いな。
家康は異常にすばしっこいんだぞ
あっという間に連れてかれた。」
庵「Σ端から見たら幼女誘拐犯!!」ひいいっ
ひな「彬羽さん 店内でお客さんの襟首掴まないで下さい。」
白「まあ大丈夫だろ。
非番の挿音が護衛って事で行ったし
子供に良くない事だったらその場で家康針ネズミになるから問題ないない。」
シロ「いや問題だらけだろう。それこそ幼児に見せてはいかんだろ」
彬羽「護衛が一番物騒なの解ってて言ってんのかお前は」イライラ
白「忘れてるだろうけど 挿音実家に9人の弟妹いるんだぞ?」
粋「あ。 意外と子供の扱い慣れてんのか。」
彬羽「・・・・・・・・・・・ちっ」
ひな「なら安心と判断したようですね」
庵「てか、そう判断するしか無いというか。」
ひな「帰りに 一二三ちゃんにお土産を。」くす玉。
彬羽「バイト終わってからにしてくれるか。
鍋に落ちる」
朱禅「てか。試作品に鯉のぼりもあんだけど持って帰るか?」ごそっ
シロ「なぜ鯉のぼりの腰が曲がっておるのだ?」
粋「折り紙なのに顔がすげえ怖いんだけどコイツ」
庵「努力はしたんだ。言わないで」
朱禅「だっから鯉のぼりじゃなく兜にしたんだよ。」
白「納得。」うんうん。
がららっ
挿音「ちーっす。
まだこどもの日やってっか?」
シロ「お? 噂をすれば」
日之丸「お久し振りです!」ひょこっ
白「お。日之丸 元気だったか」
日之丸「はい!」
粋「挿音のとこの下から二番目。
長男が家出たから家の跡取りの日之丸な。」
ひな「あら。始めまして
お兄さんそっくりですねえ
・・クローン?」見比べっ
挿音「うちの父親は遺伝子の主張がぱねえみたいなんだよ。」
シロ「異母兄弟なのに見事に皆同じような顔しとるからな」
朱禅「それが合計10人かよ」うわあ。
日之丸「その折は大変お世話になりました。
あのフル武装の敵陣での単騎駆けは今でもハッキリと!」きらきらっ
一同「お前何したの?」
白「日之丸途中で引っ掛けられなくて良かったよな。」しれっ
挿音「ま、いろいろあったんでえ。」キセルふー。
庵「なんか知らないけど生きてて良かったね。」おり紙兜かぽっ
日之丸「わーい。ありがとうございますっ」
ひな「すみません。店内禁煙です」
挿音「あ。わりい。」
一二三「置いてかないでけろー。
あ。彬羽さんいただ!」ひょこっ
庵「あ。一二三ちゃん」
挿音「ん?置いていってたか 」
一二三「んだよ。二人とも足はええだ。」ぷんすか。
粋「ん?待てよ。
て、ことは家康は」
日之丸「兄上にスマキにされて 樹海の木に吊るされております。」
白「思ったよりマシそうだな。」うん
日之丸「あの。放っておいて大丈夫なんでしょうか?
あの方って確か」
白「慣れてるから大丈夫だ。 じゃなきゃ殿なんて出来ない」
シロ「普通の殿はんなもん慣れんわ」
彬羽「何がどうなってたかは聞かないでおくか。」
一二三「?
あー。お腹減っただ
日之丸君も何か御注文するとええだよ。」
ひな「あら。仲良しになったんですか?」
一二三「んだ!
はじめての同じくらいの歳のお友達だ!」にぱっ
白「子供相手に警戒するな 親バカ」
彬羽「Σ なっ なんの事だ!」
庵「あのー。 今眉間のシワがめちゃめちゃ凄かったから」
朱禅「バレッバレだよな。」
日之丸「いやー。まさか兄上のお家に こんな可愛らしい方がおられるとは」照れっ
一同「Σ!!!?」
挿音「・・我が弟ながら お前先恐ろしいな」
日之丸「?」
白・粋・シロ「どうどうどうどうどうどうどう」
彬羽「あんの餓鬼っ」ゴゴゴゴゴゴゴ
朱禅「お前 店壊す前に早退しろ。」