小咄
5月2日
2019/05/02 17:29<常春の里>
夕霧「王サマ 一人でニヤニヤと何してるの?」
朔日「暇潰しにちよっと千里眼を」
夕霧「それ前から思ってたけど 覗きだよね?
てかまーた あいつら?そんな楽しいの?」
朔日「あの子達は普通に生きてるだけで笑かせてくれるよ?」
夕霧「絶対言われたくない誉め言葉だね」
朔日「別に構わないだろう。 私はここから出られないんだし 覗きのひとつやふたつ」
夕霧「良かないよ」きっぱり
朔日「ふむ。
あまり真面目だと禿げるから気を付けなさい
まあ、お前があの子達を嫌ってるのは知ってるけどね」
夕霧「あいつらってか あの人形が大っっ嫌い」けっ
朔日「落ち着きなさい 思い出しただけで抜刀するレベルかい。」
旭(王サマが新しい暇潰し見つけちまったよ。)
ーーーーーーーーーー
挿音「どしたよ?」
魄哉「何か尋常でない殺気が。」フル警戒っ
挿音「ここ江戸城の一番上だぞ おい。」きょろっ
ーーーーーーーーー
朔日「どうどう落ち着いて
そんなに駄目か」ふむ。
夕霧「ダメっつか。
まず翡翠ちゃんに作られておいて平気でトンズラとかその時点で駄目だろ。
片腕扱いだったとか そんなんに裏切られたら平然としてたって翡翠ちゃんそりゃ傷付いてるに違い無いし 何より仮にも野郎で翡翠ちゃんの片腕てかナニソレ羨まし
「息継ぎなしでどれだけ翡翠の名前連呼するつもりだ お前は。」
夕霧「つまり!
とにかくあいつの全てが気に入らない!」机どん!!
朔日「そもそも私の机に座るんじゃない
そうか。
それならこう考えてみよう」
夕霧「あ?」
朔日「王相手にヤンキーのような態度はやめなさい」
旭(相変わらず あの王サマ相手にとんでもねえ会話してんな あいつ。)引。
朔日「考えてもみよう。
アレは翡翠が試作に作った実験体の成功第一号だ。
つまり試行錯誤しながら1から翡翠が作ったワケだ 「そこがムカつくんだけど。」
朔日「お前は翡翠が蹴った石にでも嫉妬出来そうだね 」
夕霧「Σ変態見る目やめろよ!さすがにそれは
・・・」
旭「おいこら どもんな。」
朔日「まあ夕霧が新境地開くのはどうでもいいとしてだ。」しれっ
夕霧「Σ良かねえよ!!開拓しないしない!」
朔日「最初に作ったものというのは特に顕著に作り手の願望が出るものだよ」
旭「ん?ちょっと待て
たっしか試作の零番って。」
朔日「金髪碧眼高身長で敬語キャラ
面倒見が良く細身で女性顔の王子系だよ
ははは 翡翠がそういう趣味とはあの時は驚いたよ」
夕霧「Σ 解ってても嫌な分析してやんなよ!!」
朔日「道理で筋肉自慢のお前が暑苦しいと罵られるワケだね。」
旭「さらっと俺をけなし倒すなよ」
夕霧(よっし!
僕ガチムチじゃなくて良かった!)ぐっ
朔日「ガッツポーズて何を考えてるか丸分かりだね」
旭「頑張ってもせいぜい隣国の意地悪王子だよな
Σうおお!てめえ本気で来たなっ!?」白羽取りっ
朔日「まあその王子も
今は ワーカーホリックでしばしば過労にぶっ倒れ
腰痛、老眼、神経痛に悩んでいるんだけどねえ」ふう。
旭「わざわざ千里眼で嫌なもん見てやんなよ」
夕霧「世知辛いな。」タンコブ。
ーーーーーーーーーーーー
挿音「今度はどうした」
魄哉「なんかいきなりイラッと来たんですが」
挿音「寝不足じゃねえのか?」
ーーーーーーーーーーー
夕霧「まあその。
人には色んな面があるんだよっ
その趣味も夢見る乙女で可愛いっちゃ可愛いって言えるし」
朔日「おや。立ち直りが早いね」
夕霧「人のメンタルなめんじゃないよ」けっ
旭「おい。上司上司」
翡翠「何を集まって話し込んでいるんだ?」
夕霧「Σ なんっでもありません!!」敬礼っ
朔日「相当精神に来ているようにしか見えないが。」
翡翠「またこやつが何か致しましたか?」チャキッ
朔日「いや特に何も
からかって遊んでいただけだから 刀を仕舞いなさい」
旭「お前も不憫だよな。」
夕霧「哀れむな 腹立つ。」
翡翠「お前ら、暇なら手伝え 雑務が溜まっていていつまでたっても片付かんのだ」
夕霧「はいはい。任せて任せて」いそいそ
朔日「あ。旭は置いていっておくれ。
少し話したい事があるから」
翡翠「?
かしこまりました。
いくぞ、ちんたらして居たら斬るからな」すたすた。
旭「なんであれで嬉しそうなんだよあいつ」
朔日「おそらく女王様が好きなんだろう」きっぱり
旭「じょおっ・・
んで、俺に話ってなんだよ?」
朔日「いや。実は
さっきの結構嘘だ。
別に翡翠は王子系好きではない。」
旭「大概ひっでえなおい。」
朔日「だから適当言って遊び過ぎたかと懺悔しているだろう」
旭「んな堂々とした懺悔始めて見たんすけどね」
朔日「という事で実際は
アレがあのように産まれたのは
翡翠がああ産まれたかった事の現れなんだよ」
旭「やっぱマニアか。」
朔日「お前はマトモなのか馬鹿なのかハッキリしなさい。」
旭「Σ んじゃいったいどう解釈しろと!?」
朔日「翡翠がバレバレとは言え男装してる時点で察せられはしないかい?
翡翠は男に負けたくないんだよ」
旭「は?
えーと。 つまりは その願望が零番って事でいいのか?」
朔日「その証拠に 零番には他の物には無いのに
用途もなく『鳥因子』が入っているだろう?
あれは孤児に生まれ 自らとは言え性別すら隠して生きる翡翠の願望が含まれていると思われる 」
旭「あー
鳥は自由の象徴って事か。
そう考えると あの横柄女王蜂も憐れなもんだな」しみじみ
朔日「影でそう呼んでいるのか
成る程 伝えておこう」
旭「今度里出てふらつくの見逃すからマジでやめてくれ」
朔日「ふむ。さすが話が判る
まあ、少なくともガチムチが嫌いな事には変わりはないようだがね。
正直 私もお前は暑苦しいと思う」
旭「Σ暇になったからって俺で遊ぶなよ!?
だああ!向こう手伝ってくらあ!」
朔日「デザインは適当にそこらにある本で決めたと言うオチがあるのにな。」良い子のえほんシリーズ。
ーーーーーーーーーーー
魄哉「・・・なんだか物悲しくなってきたんですけど。」
挿音「働きすぎで神経でもやられたんじゃなえの?
飛天に脳ミソでも見てもら「絶対嫌です。」
夕霧「王サマ 一人でニヤニヤと何してるの?」
朔日「暇潰しにちよっと千里眼を」
夕霧「それ前から思ってたけど 覗きだよね?
てかまーた あいつら?そんな楽しいの?」
朔日「あの子達は普通に生きてるだけで笑かせてくれるよ?」
夕霧「絶対言われたくない誉め言葉だね」
朔日「別に構わないだろう。 私はここから出られないんだし 覗きのひとつやふたつ」
夕霧「良かないよ」きっぱり
朔日「ふむ。
あまり真面目だと禿げるから気を付けなさい
まあ、お前があの子達を嫌ってるのは知ってるけどね」
夕霧「あいつらってか あの人形が大っっ嫌い」けっ
朔日「落ち着きなさい 思い出しただけで抜刀するレベルかい。」
旭(王サマが新しい暇潰し見つけちまったよ。)
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挿音「どしたよ?」
魄哉「何か尋常でない殺気が。」フル警戒っ
挿音「ここ江戸城の一番上だぞ おい。」きょろっ
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朔日「どうどう落ち着いて
そんなに駄目か」ふむ。
夕霧「ダメっつか。
まず翡翠ちゃんに作られておいて平気でトンズラとかその時点で駄目だろ。
片腕扱いだったとか そんなんに裏切られたら平然としてたって翡翠ちゃんそりゃ傷付いてるに違い無いし 何より仮にも野郎で翡翠ちゃんの片腕てかナニソレ羨まし
「息継ぎなしでどれだけ翡翠の名前連呼するつもりだ お前は。」
夕霧「つまり!
とにかくあいつの全てが気に入らない!」机どん!!
朔日「そもそも私の机に座るんじゃない
そうか。
それならこう考えてみよう」
夕霧「あ?」
朔日「王相手にヤンキーのような態度はやめなさい」
旭(相変わらず あの王サマ相手にとんでもねえ会話してんな あいつ。)引。
朔日「考えてもみよう。
アレは翡翠が試作に作った実験体の成功第一号だ。
つまり試行錯誤しながら1から翡翠が作ったワケだ 「そこがムカつくんだけど。」
朔日「お前は翡翠が蹴った石にでも嫉妬出来そうだね 」
夕霧「Σ変態見る目やめろよ!さすがにそれは
・・・」
旭「おいこら どもんな。」
朔日「まあ夕霧が新境地開くのはどうでもいいとしてだ。」しれっ
夕霧「Σ良かねえよ!!開拓しないしない!」
朔日「最初に作ったものというのは特に顕著に作り手の願望が出るものだよ」
旭「ん?ちょっと待て
たっしか試作の零番って。」
朔日「金髪碧眼高身長で敬語キャラ
面倒見が良く細身で女性顔の王子系だよ
ははは 翡翠がそういう趣味とはあの時は驚いたよ」
夕霧「Σ 解ってても嫌な分析してやんなよ!!」
朔日「道理で筋肉自慢のお前が暑苦しいと罵られるワケだね。」
旭「さらっと俺をけなし倒すなよ」
夕霧(よっし!
僕ガチムチじゃなくて良かった!)ぐっ
朔日「ガッツポーズて何を考えてるか丸分かりだね」
旭「頑張ってもせいぜい隣国の意地悪王子だよな
Σうおお!てめえ本気で来たなっ!?」白羽取りっ
朔日「まあその王子も
今は ワーカーホリックでしばしば過労にぶっ倒れ
腰痛、老眼、神経痛に悩んでいるんだけどねえ」ふう。
旭「わざわざ千里眼で嫌なもん見てやんなよ」
夕霧「世知辛いな。」タンコブ。
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挿音「今度はどうした」
魄哉「なんかいきなりイラッと来たんですが」
挿音「寝不足じゃねえのか?」
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夕霧「まあその。
人には色んな面があるんだよっ
その趣味も夢見る乙女で可愛いっちゃ可愛いって言えるし」
朔日「おや。立ち直りが早いね」
夕霧「人のメンタルなめんじゃないよ」けっ
旭「おい。上司上司」
翡翠「何を集まって話し込んでいるんだ?」
夕霧「Σ なんっでもありません!!」敬礼っ
朔日「相当精神に来ているようにしか見えないが。」
翡翠「またこやつが何か致しましたか?」チャキッ
朔日「いや特に何も
からかって遊んでいただけだから 刀を仕舞いなさい」
旭「お前も不憫だよな。」
夕霧「哀れむな 腹立つ。」
翡翠「お前ら、暇なら手伝え 雑務が溜まっていていつまでたっても片付かんのだ」
夕霧「はいはい。任せて任せて」いそいそ
朔日「あ。旭は置いていっておくれ。
少し話したい事があるから」
翡翠「?
かしこまりました。
いくぞ、ちんたらして居たら斬るからな」すたすた。
旭「なんであれで嬉しそうなんだよあいつ」
朔日「おそらく女王様が好きなんだろう」きっぱり
旭「じょおっ・・
んで、俺に話ってなんだよ?」
朔日「いや。実は
さっきの結構嘘だ。
別に翡翠は王子系好きではない。」
旭「大概ひっでえなおい。」
朔日「だから適当言って遊び過ぎたかと懺悔しているだろう」
旭「んな堂々とした懺悔始めて見たんすけどね」
朔日「という事で実際は
アレがあのように産まれたのは
翡翠がああ産まれたかった事の現れなんだよ」
旭「やっぱマニアか。」
朔日「お前はマトモなのか馬鹿なのかハッキリしなさい。」
旭「Σ んじゃいったいどう解釈しろと!?」
朔日「翡翠がバレバレとは言え男装してる時点で察せられはしないかい?
翡翠は男に負けたくないんだよ」
旭「は?
えーと。 つまりは その願望が零番って事でいいのか?」
朔日「その証拠に 零番には他の物には無いのに
用途もなく『鳥因子』が入っているだろう?
あれは孤児に生まれ 自らとは言え性別すら隠して生きる翡翠の願望が含まれていると思われる 」
旭「あー
鳥は自由の象徴って事か。
そう考えると あの横柄女王蜂も憐れなもんだな」しみじみ
朔日「影でそう呼んでいるのか
成る程 伝えておこう」
旭「今度里出てふらつくの見逃すからマジでやめてくれ」
朔日「ふむ。さすが話が判る
まあ、少なくともガチムチが嫌いな事には変わりはないようだがね。
正直 私もお前は暑苦しいと思う」
旭「Σ暇になったからって俺で遊ぶなよ!?
だああ!向こう手伝ってくらあ!」
朔日「デザインは適当にそこらにある本で決めたと言うオチがあるのにな。」良い子のえほんシリーズ。
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魄哉「・・・なんだか物悲しくなってきたんですけど。」
挿音「働きすぎで神経でもやられたんじゃなえの?
飛天に脳ミソでも見てもら「絶対嫌です。」