このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

小咄

4月28日

2019/04/28 16:09



千様「ちょっとちょっとさむいわよ もっかい火鉢出さないと蒼月君がヤバイわよっ」

魄哉「ですねえ。 しまった所なんですが どっこらしょ」物置ガタガタ

千様「早くしてよアタシも寒いの!」

魄哉「まずその思いっきり開けてる胸元しまいなさい。」きっぱり



シロ「相変わらずハッキリ言うな」
小太郎「潔癖独特の照れの無さだよなあ」

挿音「単にあんなもん興味無えだけだろ
Σだっ!」

千様「アンタらの目玉が節穴なだけよ。」
挿音「Σ 手前今何投げたこら!!」

千様「物置にあった木彫りの熊。」

小太郎「絶対痛いな」




魄哉「割れ物は投げないでくださいよー

白君。火種くださーい」すたすた。

シロ「慣れたもんだな。」
飛天「だな。」


シロ・小太郎「ん?」




飛天「昨日からお邪魔してます。」

シロ「気のせいか ボロッボロに見えるのだが」



彬羽「鎮静剤打つかどうかしねえとどうにもならねえ感じだったんで、落ち着くまで呪符でぐるぐる巻きにして納屋に放り込まれてたからな」

挿音「なんでえ。白の野郎が捕獲された時と同じじゃねえか

何したんだよ お前。」

飛天「ちょっと知的探索心が暴走 的な」目そらしっ


シロ「よく解らんが お前も大概ヤバイ奴だとは解った。」



飛天「しっかしこっちの蛇はやっぱり冬眠しかかってるのか。

今日も気温ひっくいからなあ」


千様「ねー。
もうすぐ5月よ?
ちょっと寒すぎるわよね」

飛天「あれか。先代殿の言ってた事は本当か」ふむ。


粋「ん?なんだうちの爺の事か?」ひょこっ
小太郎「あー。誰の事かと思った 先代殿ってじいちゃんの事か。」




粋「つまり、うちの爺鞍馬山にまで遊びに言行ってたと。」

飛天「孫達が遊んでくんねーって愚痴ってたぞ」



白「あ、そっか。
飛天の父親 爺の友達だっけ」ひょこっ

飛天「おうよ。 それで親父に代わり延々愚痴の相手を」
粋「すっげえマジでごめん。」


千様「んでんで?
おじいちゃん 異常気象とかも詳しいの?」

飛天「いやいや。 そっちでなく

雪の女王が風邪でもひいたんじゃねーの? とか」

一同「・・・」




飛天「一応聞くけど。実在するのか あれ」おそるおそる
白「誰だそれ」きっぱり


千様「えーと。おとぎ話ね

好みの男の子の目に自分の氷を入れて 拐っていって言うこと聞かせちゃう 怖い魔女のお話」




白「千様の親戚か?」首かしげ

千様「真顔で聞かないで貰えるかしら。」





シロ「そもそも目に氷とは」
小太郎「痛そうだな。」

千様「確かに!可愛い男の子は好きだけど 無理矢理拐ったりしないわよっ

こらそこ!!静かと思ったら背中向けて笑ってんじゃないわよ!」

挿音「世の中には似たようなもんが居るんだな。」にやにや

千様「もっかい木彫りの熊投げられたいの?」




粋「えーと。とにかく
どうせ爺酒飲んでたんだろ?
うちの爺 信じそうな奴に変な嘘吹き込むの好きだから 間に受けねえ方がいいな」

飛天「Σ騙されたあっ!!」ガーン。


彬羽「とうとうお前もロックオンされたか。」


小太郎「孫コンビの代わりに お前ら従兄弟で遊ぶ気だな 絶対。」








家康「あのー。挿音火鉢の代わりになりそうなもん何か作れない?

お前器用だし」

挿音「ん?
さっき親父が火鉢もっていったんじゃねえのか?」




家康「火加減間違えた白に消し炭にされたよ」

白「悪気は無かった。」えへん




小太郎「Σてことは そろそろ蒼月がヤバイイイイ!!」きゃいんきゃいんっ

飛天「任せろ! 体温上げるにはトウガラシ「Σ手前は頼むから大人しくしてろ!!」


千様「蒼月くーん!お姉さんのハグで目をさましてっ!」だっ

挿音「やっぱ雪の女王と大差ねえじゃねえか
蒼月逃げろ 凍らされるぞー」



粋「俺らは大人しくしとこ。
どんどん炭になる」

白「だな。火力の加減て難しいな」うんうん







シロ「とりあえず湯タンポ作ってくるか」すたすた。

家康「こういう時、最年少のお前が一番頼りになるよね」
シロ「常識はあるからな。」ふっ

コメント

コメントを受け付けていません。