小咄
4月17日
2019/04/17 12:48小太郎「鬼ごっこ?」
蒼月「らしいよ。」
シロ「良いか!約束は守ってもらうからな!!」びしっ
白「捕まえられたな。」しれっ
小太郎「え?え?あの二人が?」
蒼月「まー。そりゃそうなるよね
無茶にも程があるよ」
小太郎「粋!解説解説!」オロオロ
粋「んーとな。 簡単に言うと シロの奴が鍛錬鍛錬稽古つけろって五月蠅いもんで、兄貴がめんど臭がって無茶な条件突き付けたんだよ
つか、なんで俺名指し?」
小太郎「蒼月や家康は大嘘つきだからだ。」きっぱり
家康「私 まだ何も話してないんだけど」
千様「日頃の行いね。
白君も殿や蒼月君には絶対物聞かないもの」
小太郎「言っとくけど千様も大概だぞ」 きっぱり。
粋「えーと。
姉ちゃんのは悪気ねえし!
ほら あいつらみたいに悪意で言ってんじゃねえし! 」オロオロ
千様「おねーさん もう少し真面目に生きるようにするわ」ふっ
挿音「無理だろ」きっぱり
千様「何よ出てくんじゃないわよ野次馬忍者
夜行性なんだからグースカ寝てなさいよ」ふんっ
挿音「解りやすく八つ当たりすんな」
家康「えー。ではルールは簡単
時間、場所は無制限 シロの体力が尽きるか白が捕まるか
捕まるの定義は体の一部を掴む、強く叩く、動きを封じる等 端から見て捕獲と見てとれたらオッケー
なお、生命の維持に関わるような事態は続行付加と見なし中断させまーす」ノリノリ
蒼月「ジャッジ馬鹿殿がやんのかよ
ちゃんと公平になるのかなあ」
挿音「問題ねえ。家康はアレで子供には甘くとか変なところでいい子ぶるかんな」キセルすぱー
家康「なんかそっちから明確な悪意感じたんだけど?」
挿音「勘違いっしょ。
殿はお優しいってお話してたんですぜ」しれっ
蒼月(この主従 関係どうなってんだろホント)
家康「まあいっか。
さーて 二人とも用意はいい?
スタート!」
ズパーン!!
家康「・・・・ ごめん。 弾抜くの忘れてた」
粋「Σうっかりで実弾ぶっぱなすなよ!!」心臓ばくばくばくばく
小太郎「Σあああこっちも! シロが音にびっくりした隙に白逃げた はやっ!!」
千様「しかも縦移動!
いきなりシロ君不利だわ!!えげつないっ」
挿音「で、どっち賭けるよ?」
蒼月「そりゃ師匠にかけるに決まってんじゃん」
挿音「あー。やっぱか
賭けにならねえ
千様「アンタ絶対それのために起きて来たでしょ」
シロ「だああ!くそっ!いきなり見失った!!」
粋「どう考えても兄貴に有利なルールだもんなあ」
小太郎「シロ負けるな!!がんばれ!」わんっ
シロ「くっ正攻法で行けばスタミナ運動能力共に奴の有利
何か考えを
白「とか言ってる間に近くに居たり」ひょこっ
シロ「Σどわあああ!どこから生えた!!」
粋「あー。ダメだ
かんっぜんに兄貴のペースだ」
ーーーーーー
家康「どうなってるのかな。」背伸びっ
千様「裏山の中入っちゃったから解らないわね
あら。何か爆発が」
挿音「お、早速使ったか
あまりにもフェアじゃねえからシロの袖の中に火薬忍ばせといたんだ」
蒼月「Σいつの間に!
てか賭ける相手変えたのそう言う事?それズルくない?!」
ーーーーーーー
シロ「なぜ急に爆発がっ」げほっ
粋「こっちが知りてえよ!!」
小太郎「とっさに氷付けにして助かったな。」
シロ「ところでなぜお前らは着いてくるのだ」
粋・小太郎「家康に安全面で無理と見なしたら止めろと言われた。」
シロ「ふむ。 ということは審判は家康でありお前たちは違う と。」きらーん。
ーーーーーーーー
白「来ないな。もう諦めたのか
ん?」
どどどどどど。
小太郎「居たぞ!シロっ
この先500メートル!!」
シロ「でかした!さすがは犬の嗅覚っ 姿は見えんが大したものだ!!」
粋「いやいやいや!確かに手助け無しとは誰も言ってねえけど!!」
シロ「ならばルールは守っておる!!問題ないわ!」どやあ
白(うるさすぎてどの辺に居るのバレッバレだ。)
粋「つか加勢が問題ねえなら普通に手伝っていいんじゃねえのか?
兄貴怖えから俺はやらねえけど!」
シロ「Σ馬鹿者! それでは勝負の意味が無かろう!!あくまで捕まえるのは一人でやらねば意味など無い!!」くわっ
粋「Σ即興自分ルールめんどくせえな!!」
数時間経過。
小太郎「場所解ってもぜー 追い付けないとムダなんだなぜひゅー」
シロ「おのれっ ちょろちょろと小太郎の追えぬ高所にっ」よろろっ
粋「お前 結構馬鹿だろ。」
白「いい加減諦めたらどうだ?」ひょこっ
シロ「Σおのれこの状態で出てくるとはっ
余裕を見せているつもりかっ!降りてこい!!」ぜーぜー
白「瀕死でこの状態って言われてもな 」
シロ「喧しいわぜひゅー 意地でも捕まえてくれる!」
粋「おい。千鳥足「喧しい!」
白(虐めすぎたか どうしようこいつ。)うーん。
シロ「Σ哀れみの目で見るな!!おのれふざけおって!」
粋「おーい。見てて痛々しいからもうやめとけよ」
白「もう続行不可能にして連れて帰れ」ため息。
シロ「隙あり!!甘いわっ! 」
白「!?」
飛天「と。見せかけて上からどーん。」
ばしゃあ!!
シロ「よし!木から落ちた!!」
粋「Σ兄貴いいい!!」ひいいっ
小太郎「飛天いつの間に」ぐったり。
飛天「彬羽の奴から特急調合で配達の依頼来たんだよ
何に使うのかと思ったらこういう事か。」
シロ「捜索のふりをし奴のバイト先に行って 策を貰ってな」メモ。
小太郎「えっと。これは いったい何をぶっかけたんだ?」
飛天「とりもち。」
白「???」ねばーーーっ
飛天「もちろん特別配合だ
あ。燃やしたら水分飛んでカッチカッチに固まるぞ お前でも簡単に壊せないからな」
白「Σう。」
粋「えーと。これはまさかの」
小太郎「シロの勝ちーー!!」
シロ「よっしゃあああ!!!」
白「数人がかりでとかズルくないか?」ねばーっ
シロ「喧しい! 普通に追えんのなら頭を使うしか無かろう!!」びしっ
粋(作戦はともかく 最後の飛天は完全に反則じゃねえかなあ。)うーん。
白「仕方ない 負けを認めてやるか
で、これどうやってとるんだ?」
飛天「え。」
白「ちょっと待て。」
飛天「さ、三時間くらいあれば溶解剤作れる かな?」冷汗だらだら
粋「Σ兄貴! 発火したら固まる固まる!!」ひいいいっ
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魄哉「ーー で、結果こうなったと。」呆。
千様「まあ。そうなるわよねえ」ため息。
シロ「」きゅうっ
飛天「あのさ。 何も一撃で沈めなくても」
白「お前もとりもち被るか?」ぼぼぼぼぼぼぼ
家康「あはは。疲れてるからよく寝てるねー」
千様「一体何キロ走ったのかしらねえ」
魄哉「こらこら。 お弟子さんの成長は喜ばないと」
白「喜べない。まだベタベタする」ぷんすか
家康「あー動物って毛がベタつくの嫌がるよね
お疲れ様」