このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

小咄

4月3日

2019/04/03 16:32


蒼月「あのさジジイ ちょっと聞きたいんだけど
あ、なんか踏んだ」ぐしゃ

魄哉「Σ書いたばったかりの書類です!踏まないでくださいっ」ひいい

蒼月「アンタ細かい癖に結構部屋散らかってるよね
本とか読みかけで積んでるし あ。」ドサドサ


魄哉「破壊活動しに来たんですか」

蒼月「ごめん。仕事の邪魔しないから変な札剥がして」金縛りっ





魄哉「で、何を聞きたいんですか?」本積み上げっ

蒼月「(元に戻すのかよ)
んー。ちょっとね

師匠との馴れ初めを。」

魄哉「何処から突っ込めばいいのか解りません

いきなりなんなんですか?」


蒼月「んー。俺が知りたいんじゃなくて

あっちで、様子うかがってるブラコン。」指さし

粋「仕事中の魄哉こええんだもん」こそっ

魄哉「Σ取って食いやしませんよ!?」



蒼月「て、事で 前に初対面で腕へし折られたとか言ってたじゃん?

なのにどうやって打ち解けたのかなー?て」

魄哉「はあ。まあ端から見たら有り得ないでしょうねえ」休憩中。

粋「俺が知ってる限り 既に兄貴飼い慣らされてたし
何がどうやってあの猛獣手なづけたのかと思うと気になんだろ?」


魄哉「君 今特大サイズの死亡フラグこれでもかと立てててますが大丈夫ですか?」



粋「・・ いよっし!居ない!!」きょろきょろ

魄哉「口は災いの元ですよー

ふむ。そうですねえ
言われてみれば懐かしい」お茶ずずー

蒼月「あ。餌付け?」

魄哉「うーん。それもありますが」

粋(やっぱあんのか。)


魄哉「まず初対面では 祓い屋と妖怪ですからねえ
いやー死闘でした。骨だけで済んで良かったですよ
あの頃の白君完全に野生だったもんで、下手したら腕の一本二本食いちぎられてましたねえ 」
蒼月「Σ微笑みながら言うセリフ!?」

魄哉「胴体に食らってたらモツくらい出てたかも知れません」ふっ

粋「昔の兄貴怖すぎる」がたぶる


蒼月「けどさ」
粋「・・ だよなあ」



粋・蒼月(今現在妖怪の大将張ってるようなのとガチバトルして五体満足って!!)

魄哉「あはは。頑丈さでは負けませんよー」


蒼月「Σ心読まれた!?」
魄哉「顔に出てます」きっぱり


粋「えーと。んで、そんな本気でやりあっててなんで打ち解けられたんだよ」

魄哉「それなんですがね。 イマイチ悪い子に思えなくてちょっと情報網使ったところ 依頼主が色々話盛ってたのが解りましてね

白君何も悪さしてないし 完全に正当防衛だったわけです」

蒼月「えー。なにそれ 妖怪差別」

魄哉「ですよね。依頼主も単なるビビりだったんでしょうが、嘘つくのは頂けませんねえ」

蒼月「・・ えーと。その依頼主って酷い目にあってるような「嘘つきは嫌いです。」

蒼月(幻術使いはウソつきじゃないとやってけないんだけど!)びくびく。

魄哉「?


まあ、それで そこはきちんと謝罪しましてね。
白君もあの時は面食らってましたねえ」

蒼月「そりゃそうだろ
命狙われるわ謝られるわとか着いてけないだろね」

魄哉「はい。それでまあ


一人で寂しかったらいつでも遊びに来なさいよーと「Σ話飛びすぎ飛びすぎ!!」



魄哉「飛んでますか?

鬼呼ばわりで山の中に一人で居たら寂しいでしょう?」

蒼月「そりゃそうかもだけど、アンタその時腕ブランブランじゃないの?」

魄哉「いえ。骨粉砕されたので ブラブラどころかガチガチに固定してました」

蒼月「Σそんなのはい遊びに行きます言えないだろ!」


魄哉「ですねー。 ちょろっと姿見せたのがそれから数カ月後でしたねえ」
蒼月「あ。来たんだ」



蒼月・魄哉(ひょっとして数カ月迷子だったんじゃ。)




魄哉「・・コホン。


それでですね。 せっかく来たんだから遊んで行きなさいともてなしたんですが

いやー最初は凄かったですねえ」ふう。

蒼月「凄いって?」


魄哉「環境が環境だったせいか ほぼ猛獣で。
すぐ牙剥く感じでしたよ」お茶ずずー

蒼月「そんなんどうやってもてなしたの?」
魄哉「気合いです。

悪いことしたら調度さっき蒼月君に貼ったような御札の強力版でぐるぐる巻きにして 納屋に転がしてたらおさまってましたよ」にっこり。

蒼月「昔の師匠よりアンタが万倍怖いよ」



魄哉「大丈夫ですよ。
白君が本気なら御札ごと焼き切られてましたし

やらないって事は敵意無しって事です」

蒼月「それもし。焼き切って暴れてたらどうしてたのさ?」


魄哉「あの子はしないと思ったからです」真顔。

蒼月「よく解らないけど あの人が手なづけられたの納得だよ」





魄哉「と、ざっと説明するとこんな所ですかね。

あれ?粋君?」

蒼月「あれ?そういやずっと静か
話が長くて寝ちゃったかな」



粋「・・ずびっ」鼻啜りっ





蒼月・魄哉( Σまさかの泣いてるーーーーッ!!!)



蒼月「ちょっとちょっと泣くとこあった!?
突っ込む所しか無かったよね!?」

粋「お前には解らねえよ 冷血野郎」
蒼月「そりゃ蛇だもん」

魄哉「え。えーと

思ったより 過激だったんですかねえ」おろおろ



粋「だってよ。 俺自分が苦労してる時に兄貴は普通にヘラヘラ暮らしてたと思って 思いっきりぶっ刺したし」

蒼月「あーー・・」

魄哉(あの傷がっつり残ってるのは内緒にしときましょう) ※家主兼主治医


蒼月「えーと。ほらヘラヘラはしてないから
むしろ表情筋使わず生きて来てるから鉄仮面だし」

魄哉「蒼月君落ち着いて下さい
何のフォローにもなってないです。そもそも
論点が違います」


粋「今更ながら 兄貴に申し訳ねええ」 どんより。

蒼月「うわー 色々ぶり返しちゃったなあ」
魄哉「罪悪感抱えてたんですねえ」








白「おーい。 一二三が縁側から落ちて泣いてたぞー」

ぐしゃ。

粋「ぐえっ」



蒼月「Σ色々ぶち壊し!」
魄哉「Σ粋君踏んでます踏んでますっ!!」



一二三「うわああん。膝擦りむいただああ」びええ

魄哉「あー。消毒しましょうね」よしよし。

白「保護者バイトなんだから 子供から目を話し離しちゃ駄目だぞ」むう。

蒼月「よくここまで進化したよね」しみじみ



白「?


で、お前なんでそんな所でうずくまってるんだ?」


粋「・・・の」

白「の?」







粋「野良のまんまじゃなくて良かった!兄貴拾われて良かったなああ!!
色々マジでごめんよ なんで話さないんだよおおおーーっ!!」

白「Σ!?」びくっ





蒼月「あ。鉄画面でも解るくらいドン引きしてる」


白「泣くな気持ち悪い!
こいつ何なんだ」げしげし

魄哉「気持ちは解らないでもないですが、足蹴はやめてあげて下さい」

一二三「???」



白「くっつくな 離れろ」ぎりぎり

粋「ほんと良かったなああ」しくしく。




蒼月「ジジイ 動物を沈静化させる薬とか御札は無いの?」

魄哉「象でも失神させる麻酔ならありますけど、この血族には効く気がしません」




白「燃やしていいか?」イラッ

魄哉「書類が燃えるので駄目です」きっぱり



コメント

コメントを受け付けていません。