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小咄

3月15日

2019/03/15 15:58




挿音「オラ とっととかかってこい」煙管ふー。

シロ「いやその何だ 少しままま待て」冷や汗ダラダラ




家康「なんでこんななってるの?」

魄哉「うーん。 それがですねえ」苦笑




______________

(五分前)


シロ「さて!今日も鍛練だっ」くわっ
粋「あ。悪い 俺今日バイト。」

シロ「Σんなっ!?」


千様「てか粋君 毎度付き合ってたの?」
粋「拾っといて兄貴が面倒みねえから 」ため息
シロ「人を犬みたいに言うな」

粋「つーか たまには他の奴等に頼めよ
俺だって加減上手くねえんだぞ」
シロ「加減しとる割には毎度死にかけとるがな。」

千様「どんな会話よ

んー。必要なのはお稽古の相手よね

蒼月くーん は無理ね」

蒼月「今日冷え酷いから無理」ごそっ
千様「そうね。こたつむりね」

粋「えーと。魄哉は? 仕事の気分転換にーとか」


シロ「それこそタダで済まんわ」


粋「じゃ、いっその事家康はよ?
ある意味安心じゃね?」
シロ「奴が引き受けると思うか?」

粋「・・無理だな うん」


千様「えーと。じゃあ彬羽君とか
頼まれたら断れないタイプだし」


彬羽「耐久性に自信があるのか?」

シロ「Σこれこそ挽き肉になるわ!!」



千様「彬羽君って下手にケンカしたら相手即死なんじゃないの?」

彬羽「だな。加減無しで問題ないのは飛天くらいだろ」
粋「Σ飛天すげっ!
烏天狗って皆ゴジラなのかよ」

彬羽「ゴジ・・っ」
千様「あー。確かにゴジラね」うんうん。

粋「ちなみに兄貴はよ?よく小競り合いしてるけど」
彬羽「あいつはまず当たらねえ」
千様「すばしっこいものねー」

粋「あ。忘れてた 小太郎とか!」

小太郎「殴るのか?」きゅーん。

粋「やっぱ今のなし」くるり。


シロ「凄まじくやりにくいのでアウトだ」
千様「動物はねー」




シロ「ふむ。どうしたものか
対人のスキルを磨きたいのだが」

彬羽「そうだな。いっその事つつじ辺りにでも」悩。
粋「お前本当面倒見いいよな」



挿音「おー。面白そうじゃねえか」

シロ「」

千様「あら?お帰り って
え?まさかアンタやる気?」

挿音「ちょうど一仕事終えてきた所でえ

毒素抜きたいから調度いい」

粋「Σ目ぇ怖い怖い! 仕事って何をやってきたよ!」ひいいっ
シロ「い、いやそのっ」あたふた




白「すっごく血生臭いな」ひょこっ

シロ「Σ最悪のタイミングで嫌な事を言いに来るな!!」



粋「兄貴いいい!兄貴が相手してやりゃ何も問題は Σあ。やべバイト遅れる」
彬羽「いいから行ってこい!」


白「あでぃおす。」しゅぱっ

千様「あ。逃げた!彬羽君ゴーよ!!」
彬羽「こら待て豆腐頭! 無駄な犠牲者出させんじゃねえっ」ばささっ!


粋「えーと。ごめん
いってきまーす」




_______________





魄哉「―――という事らしいです」



家康「断わりゃ済むことだと思うんだけど。殿がおかしいの?」

魄哉「あの子相手にやっぱいいです言える人なんてそうそういないんですよ」






挿音「おいこらどうした。運動にならねえだろ」
シロ(目が座っておる目が座っておる目が座っておる!!)顔面蒼白。



魄哉「あれ。無理じゃないですかね。
やめさせますか」
家康「うーん。かんっぜんに飲まれてるもんねー」

千様「なんでうちの子達って 皆挿音にビビり倒すのかしら?
あいつがちっさい頃から知ってるけど 別になーんにも怖くないわよ?」



白「動物には本能ってのがある。」がささっ

家康「あ。元凶木の上にいた」

白「動物に近くなくても シロみたいにある程度場数を踏めば 本能に近いものは手に入る」

魄哉「おや。よく知ってますねー」

白「と、しつこいから挿音のトラップに叩き落とした彬羽が言ってた。」ふう。

魄哉「Σ彬羽くーんっ!!」ひいいっ



白「大丈夫。あいつなら頑張っても擦りむいてる程度だ」
魄哉「Σそういう問題ですかっ!?」

家康「てかアレをどうやって」
白「足払い。」きっぱり

千様「シンプルね。」



白「さて、冗談はこれくらいにして。
俺らが挿音怖いのは アレだな

本能的に逆らっちゃいけないと思うからだな」
家康「あー。動物って 本当にヤバイの相手なら無駄な争いは避けるんだっけ?」


白「・・あいつ人間なんだけどな。」
家康「・・ お前も怖いんだね」

白「怪獣に例えるなら キングギドラだからなー」
千様「あ。粋君といい
兄弟で怪獣モノ見たわね」

魄哉(うちの長男はいったい。)





挿音「んー。ダメだこりゃ
お前はやっぱ後でつつじん所行けや」

シロ「へ?」
挿音「あーあれだ。
知り合い相手じゃ木刀でも殴りにくいだろが」

一同(キングギドラが気を使ってる。)

シロ「い、いやしかし」


挿音「ぶっちゃけよー


今、こっちのが殴りてえわ」がしっ
白「Σ!」



千様「Σ白くーん!?」ひいいっ

挿音「誰がキングギドラだこの餓鬼ぁ」
白「そんなにムカつくかそれ。」


挿音「だいったい お前が拾ってきたんだろが!きちんと世話くらいしやがれっ!!」くわっ

シロ「Σだからその言い方やめろおおおーーっ!!」










小太郎「あれ?シロが稽古つけて貰ってんじゃなかったっけ?」

魄哉「えーと。色々あったんです」


千様「あら凄いお互い全く当たらないわ」せんべいばりばり
家康「うーん。泥仕合だね」お茶ずずー。




挿音「この餓鬼いい加減往生しろやああ!!」イラァッ!
白「危ない危ない お前絶対本気だろ」

挿音「ちっ なんで当たらねえ」
白「煙くさいから。」きっぱり

挿音「は?」
白「煙のにおいで結構動きわかるぞ 」



千様「はい。忍びとしてアウトー
禁煙ね」

挿音「Σ!?」



千様「イライラするのもそれじゃないの?
はい。ただ今より禁煙よ」
挿音「ちょ 待て待て待て待て!!」

白「多分 普通の人間じゃ分からないけどな」ボソッ




家康「千ちゃんすごっ」おおー

シロ「怖いもの知らずにも程がある」がたぶる。



魄哉「さーて、彬羽君回収に行きますか」すたすた。

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