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小咄

やんごとなき人は大変なんです

2019/03/05 15:27
魄哉「殿。ちょっとそこに正座なさい」
家康「今度は何がバレましたか。」しゅたっ



シロ「席を外すか」そそくさ。
小太郎「だな。巻き込まれたら怖いし」すたすた



白「今度は何かな」わくわく。
粋「いやあの兄貴。 ここ行くとあぶねもう逃げた方がよくね?」オロオロ

千様「恐ろしくて堪らないのにお兄ちゃん見捨てて逃げない粋君 いい子だわ」ほろり。
挿音「どうでもいいんだけどよ。人を盾にすんな」煙筒ふー。



彬羽「毎度毎度何をやらかしてるんだ 家康は」茶ずずー



魄哉「そろっそろ本気でマジで跡取り問題どうにかしてください!
お見合い写真ならほらこんなにっ!!」どすっ!

家康「Σうっきゃー!真面目な話でしたあっ!!」



小太郎「Σ彬羽大丈夫かあ!!」
彬羽「げほごほがはっ!」 げほ

挿音「すんげー壮大に吹いたな」


家康「えー だって将軍職影武者立ててるし
今さら私が跡取り作ってもトラブルになるんじゃないの?
もうこの際 影武者の子供で良くない?」
魄哉「いや。そうもいかないでしょうが
副官としてそろそろ泣きますよ」

蒼月「あ。相当追い詰められてるね」


家康「うーん。今の私の表の顔 落ちこぼれ公務員でしょ?
身分を隠して嫁とりするとしても嫁の来手がなさそうな」うーん。

魄哉「すみません。言い方的に仕方ないかもしれませんけど表がそっちなんですか?

てか今日はその仕事はどうし「サボり。」


千様「こりゃ誰も嫁に来ないわね。」

粋「すっげえ 姉ちゃんが辛辣だよ」うわあ

千様「女は安定した生活を求めるものよー
仕事まともにしないでフラフラしててもそこそこモテるのなんて若い頃だけの話よ
世の男共は結婚したかったら まずは基盤作ってからにしやがれって事ね」ふっ

粋「へ。 へー・・」


白「真面目に聞くな。
お前まさか焦ってるのか」

粋「フリーアルバイターだし」ボソ
小太郎「将来に不安を感じたんだな。よしよし」
蒼月「えー。俺はそもそも所帯持ちたい気持ちわかんなーい」


挿音「お前らその変にしとけ。
外野は黙ってて下さいと言わんばかりに黒いオーラ出てっから」


一同「」しーん。




魄哉「通訳ありがとうございます。

話戻りますが殿。
仮に。 仮に影武者の家にこのまま世襲して貰うとして

ちょっと年齢的にキッツイそうなんですけど」

家康「あれ? もうたっちゃんそんな老けてるの?」


シロ「誰だ たっちゃん。」


蒼月「あれ?バカ殿の影武者って事は同い年くらいなんじゃないの?」ひそひそ
粋「家康そもそも歳いくつなんだよ
同い年じゃなくても容姿似てる奴使ってるなら 影武者が高齢って事は相当いってんじゃないかよ」ひそひそ

家康「そこ。小声だけどめっちゃ聞こえてるからね」


魄哉「世襲うんぬん以前に最近痛風か酷いんでそろそろ引退したいとか相談されてるんで ほんっとそろそろ限界です
お願いですからいい加減身を固めて下さい」真顔っ

家康「うえー。逃げようがないの 嫌だなあ」


シロ「前々から気になっておったのだが」挙手。
家康「はいはい。シロなにかな?」


シロ「それだけやる気がないのになぜ天下等狙ったのだ?」

家康「私、戦のセンスしかないもん。」きっぱり

シロ「・・は?」

家康「だってー。私が気張らなかったらまだまだ乱世続いてたと思うよ?
だから天下統一したけど 政治のセンスはない。
だからこっちに丸投げと」
魄哉「んな重いもん気軽に投げないで下さい」←こっち。



シロ「・・・・えーと。」悩。
白「考えない方がいいぞ これくらい軽くないとやってけないって話だし」

家康「お。さすが妖怪の大将。 解ってくれる?」
白「黄龍は世襲制じゃないから解らない」きっぱり。


小太郎(偉い奴ってこんなんばっかりなのか。)



魄哉「という事で殿!
今回ばかりは観念して見合いをして頂きます!

あんたが人妻フェチだから バツイチやそっちのオーラ出してる人ピックアップしてきたんですからとにかく会いなさい話をしなさい!さもなくば捩じ切りますよ!!」くわっ!

家康「Σやめてやめてやめて!人の性癖ばらさないでーっ!!」


蒼月「安心しろよ 知ってるから」
家康「Σなぜに!?」

魄哉「すみません 酔っぱらって愚痴りました」しれっ

シロ「むごい。」





白「なあなあ」ひそっ
挿音「ん?なんでえ」

白「前から気になってたんだけど、江戸城にいるのは替え玉なんだよな?」

挿音「だな。
つか今その話してただろ」


白「じゃあ


家康は 生まれた時から本当に家康なのか?」




挿音「」煙管ぽとり。






家康「はい。白 そこまで。」
白「Σもがっ」


家康「人はね。
自由なお前達と違ってしがらみだらけだから嘘をつかなきゃいけない事もあるんだよー
ましてや 皆の生活を支える上の人なら尚更

ほんとの事が正しいとは限らないんだよ。」

挿音「えーと。

聞かなかった事にしとくわ」煙筒すぱー

家康「さっすがうちの忍頭。話が早い」にこにこ

魄哉「こら殿!逃げるんじゃありません!!こっちの話を「はいはーい。」






彬羽「・・なるほど」

白「うわ。なんだお前聞いてたのか」

彬羽「道理で資料と家康の歳が合わねえはずだ」書類の山。
白「お前たまに手伝いしてるだけなのに バレっバレなんだな」むう。


彬羽「この資料燃やすか」
白「怒られるぞ
実はめちゃくちゃ動揺してるだろ」







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