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小咄

6月21日

2019/06/21 16:33
千様「あっついわねー」うちわパタパタ

魄哉「ですねー。湿度が凄いです
雲も凄いですねえ」

千様「あら?あんた連休?珍しい」


魄哉「天気図から見て嵐が来ますので 本日江戸城ほぼお休みです」



千様(行政が雨天中止?)うーん。



蒼月「へ?つまり今 国の中枢もぬけの殻?」

魄哉「さすがにそれはありませんよ
瓦とか色々飛ぶでしょうし、混乱に乗じて何か企む人もいるでょうからねえ

精鋭軍団のみ出勤です」お茶ずずー

蒼月「アンタはいいの?」
魄哉「僕は身軽でないと色々困ると思いますよ?」



シロ「とどのつまり 天気が物凄く荒れそうなので
帰れる奴は帰っとけという奴か。」ふむ

小太郎「そんなに荒れるのか?
ただの雨雲にしか見えないぞ?」空見上げっ




魄哉「今夜は荒れ倒すのでマジで危険と
焔さんが言ってたので間違いはないかと。」

蒼月「ああ。そういやあの爺さん純度100パーの龍神様だもんね。」



白「うちの爺はアメフラシか何かなのか?」

彬羽「アメフラシは雨降らさねえ」
粋「Σうっそ!ずっと降らすもんだと」



家康「彬羽 もう氷嚢いるの?」
彬羽「お前らなんで平気なんだ」頭冷やしっ

粋「今からこれじゃ 夏どうすんだよ」



魄哉「ふむ。雨戸しめたら更に蒸し暑いですねー
ついでに薄暗い・・




よし。怪談しましょう」きらーん。

千様「ここ 元から化け物屋敷なんだけど」




粋「おっと。やべえ 用事があるんだった」くるり。
家康「あー、私も。 こう見えて忙しいんだよね」


蒼月「逃げんな。あんたらに予定あるわけないだろ」



家康「Σぎゃー 嫌だー! 金縛りやめてええ」

蒼月「ふふん。最近覚えたけど、これいいねー」

粋「へへーん。甘いな蛇野郎!これくらいはらどうってことねえ!実力差だっ」どやっ


白「の、割りに痺れてるぽいな。」ぺしっ
粋「Σぎゃー!」

シロ「やめてやれ。」




千様「あら?どこかにも金縛り得意なのいたわね?」

魄哉(教えなきゃ良かった。)





家康「くっ!逃げられないなら
トップバッターいきまーす!



『鏡の中の少女』」

鏡どん!

鏡子「どうもー。」



小太郎「何がなんでも茶化す気だな。」

白「鏡子。わざわざ大鏡から移動しなくていいんだぞ?」
鏡子「怪談に参加したかっただけです。」にこにこ

家康「Σしまった! 続行の流れに!」

彬羽「続いた所で怖いか?」




魄哉「じゃ。灯りはロウソク一本にしましょう。」ふっ

粋「Σうぎゃー!ノリッノリ!」
家康「お前ほんっと私が嫌がる事大好きだよね!」

魄哉「なんの事でしょうねえ」くくく。

千様「あんたが一番怖いわよ」



小太郎「じゃあ。話得意そうな蒼月 怖いの頼むよ」

蒼月「えー。いきなり?

何があったかなあ
俺ら妖怪が怖がるって限られてくるよ?」うーん。


粋(夜中厠いけなくなったらどうしよう。)冷や汗ダラダラ


蒼月「よし。じゃあ

これは 俺が店のおチセちゃんから聞いたんだけどー」

シロ「何の店だろうな。」ふっ
小太郎「しー。」


蒼月「おチセちゃんが 仕事の帰り一人で夜道を歩いてたんだって
そしたら なんか生臭ーい臭いがしてさあ」

粋・家康(びくびく)

千様(さりげにロウソクを顔の下に
やるわね。)



蒼月「更にシュルッシュルッて 変な音がしてきた。
そしてそれが近寄って来たと思ったら目の前にこんなのが!!」




びろんっ!!

家康・粋「Σぎやあああああ!!!!」





白「これ蛇だな
蒼月の尻尾だろ」ぐいっ

蒼月「Σぎゃ!引っ張らないで引っ張らないで」

魄哉「語りに注目させておいて こっそり尾だけ変化をといていたとは。
やりますね」ふむ。

シロ「お前ら 怪談の楽しみ方間違っとらんか?」



粋「なんだ。蒼月の本体かよ
あー 焦った」へたっ
家康「だねえ。 私らみたいなのにはキッツイねえ」

小太郎「同じものでも蒼月だと怖くないのに 何か解らないと怖いのか」うーん。

粋「正体が解らねえってのが怖いんだよ!」
家康「そうそうそう!!」うんうんっ


白「ふーん。 そういう物なのか」

粋「そういう物なんだよ! 鋼鉄の心臓の兄貴にゃわからな



Σぎゃあああああ!!!」


白「残念。それは俺じゃない。」






魄哉「えーと。どちらさまで?」


白「あずきあらいだ。
そこで小豆磨いでたからバイトに呼んだ。

おつかれ 報酬の高級小豆な」


シロ「さらっと本物呼ぶな」
白「俺らも本物だし 今更今更。」


千様「あら?殿気絶してるわ」

魄哉「あーあ。 なんでこんなお化けダメなんですかねえ

・・本気で色々呪われてるのに」ボソッ



一同(Σこれが一番怖っっ!!)

魄哉「常談抜きで色いろ背負ってるからオバケダメなんですよ。
あ、主に左肩に」


蒼月「あー 本物だね。」じっ

粋「Σえ。ちょっとマジで? いやいやいや怪談だからだよな!?」

蒼月「よく見なよ 蛇目してるだろ?
本気で視てるっての。」

鏡子「鏡に映しましょうか?」
粋「結構です!」


白「お前半端で良かったな。弱めの見えないし」
粋「Σ見えてんすか!兄上!」ひいいっ




彬羽「なあ。盛り上がってる所悪いが」

魄哉「はい?」
千様「あ。そう言えば彬羽君静かだったわね」




彬羽「一二三が怖がるんで退席していいか。」

一二三「」がたぶるっ

魄哉「Σこれはすみませんでしたあー!!!」



すたすた。








蒼月「・・・えーっと。元々バカラスが暑がりだからって始めたよね?

続けるこれ? 」

白「お開きでいいんじゃないか?
粋漏らしそうだし」
粋「Σ漏らさねえよ!!」
白「ああ。もう漏らしたか」ふふんっ



シロ「ふむ。終わるならコレをどうするか。」

魄哉「殿ならその辺転がしてれば復活しますよ
タフなんで。」

千様「あたしオバケよりあんたが怖いわやっぱ。」


小太郎「あれ?そういや挿音は?
江戸城 大概休みなんだよな」



魄哉「徳川忍軍は『精鋭』ですので。
本日お泊まり警備です 」

一同(Σ こっちだけ馬鹿騒ぎした罪悪感ーーっ!!!)



小太郎「あ。雷
風も出てきたな」

千様「ずぶ濡れで帰って来るわねこれ」

シロ「熱燗でも用意しておくか。」

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