小咄
6月11日
2019/06/11 16:16飛天「お前ら マンドラゴラって知ってるか?」わくわくっ
粋「なんか嫌な予感がぱねえわ」
彬羽「何なんだいきなり
そもそもなんで普通に居るんだ手前は」
飛天「ふっ。甘いな
お前らの知らない間に昨日から世話になってるぞ」
蒼月「ちゃんと里帰れよカラスのお頭。」
飛天「いやー うちの里基本平和だからなあ」
彬羽「・・・」※その平和な里で暴れたカラス天狗。
小太郎「やんちゃな時期は誰にでもあるからな?」
シロ「で、そのまんどらなんとやらは 何なんだ?」
千様「えーと確か 抜く時えげつない声で叫ぶ人型の野菜?よね」
蒼月「おお。千ちゃん物知りっ」
飛天「そうそう。マンドラゴラは気持ち悪い分凄い薬草でさ
魔女の必須アイテムだよな?」
千様「飛天君ちょっと待って。
あたしの事魔女とか思ってない?」
飛天「・・あれ?」
千様「Σほんっきでそう思ってたの!?」ガーン
一同(気持ちはわかる。)うんうん
粋「で、漢方オタクの飛天としては、そのマンドラゴラか欲しいわけだ」
飛天「当たり
て、事でどこに生えてるのか誰か知らねえかな?」
シロ「普通知らんだろ そんなもの」
飛天「ここに居るの 皆普通じゃないだろ?」
シロ「確かに。」うむ
蒼月「見事に人外しかいないね」
家康「あのー。私いるよ?」ごろごろ
彬羽「手前はある意味人外だろ。」
家康「Σなぜに!?」
一二三「はいはーい。おらも化けもんだべ。」
飛天「えーと。何のアピールコーナーだこれ」
粋「マンドラゴラかあ。知っててもこいつには教えちゃいけないような予感が。」うーん
シロ「だな。叫ぶ野菜とか それだけでヤバイだろ」
小太郎「飛天の薬 たまーに変な魔術みたいになるしなあ」うんうん
彬羽「そもそも何処でんな知識仕入れてきたんだ」ため息
白「あ。ごめん
多分俺だ。」
彬羽「何してくれてんだ 豆腐頭」
粋「へ?どういう事?
兄貴 ボキャブラリーも知識もぶっちゃけスカスΣぐはっ」
白「昨日夜に集まりがあって その辺いたからついでに飛天も連れて行ったんだ」ぐりぐり
シロ「弟踏みにじりながら喋るな」
小太郎「集まり?」
白「一言で言うと
夜は墓場で運動会だ」
蒼月「つまり ごろつき妖怪の集まりに引っ張り出されたんだね黄龍様。」
白「眠い。」うとうと
シロ「せめて説明義務を果たしてから寝ろ。」
小太郎「つか しつこく人踏みながら寝るなよ。」
白「えーと。つまりそこに 海外から遊びに来てた魔女が居て、飛天と意気投合して薬草トークで盛り上がった結果がこれだ
説明終わり
昨日寝てないんだぞこっちは」むう。
蒼月「凄いやっつけ感だけど成る程。」
シロ「つまりは海外の魔術系と
それは絶対渡してはならんな。
な、小太郎 ん?」
家康「小太郎なら飛天が小脇に抱えて持ってったよ。」
シロ「Σなぜに!?」
家康「なんでもマンドラゴラは犬に抜かせる物なんだって」
彬羽「ん?ちょっと待て マンドラゴラ?」
白「ん?」
彬羽「Σまずい! あのバカを早く捕まえろ!」
蒼月「へ?へ?」
彬羽「マンドラゴラは叫び声を聞いた者を死に至らしめる
だから本場じゃ犬に抜かせて身代わりにすると聞いた事がある !」
一二三「Σうぎゃああ!小太郎さーんんんん!!」
蒼月「それヤバイって!絶対あの馬鹿大将しらないでしょ!!」
白「知ってたら耳栓して自力でやるだろな。」
粋「Σいやいや何をんな悠長に ぎゃああぐりぐりやめちょっ!!!」じたばたっ
シロ「しかしどこへ向かったのやら
奴の機動力では闇雲に探してもな」むう
千様「ごめんなさい。 昔 お墓に生えると聞いた事があるって話しちゃった。」ずーん。
シロ「Σだからなんで知っとるのだ!!」
粋「姉ちゃん まさか本当に」
千様「Σ疑惑の目やめてええ!!」
白「別に魔女でもなんでもいいだろ」
家康「あはは 今更だよねえ」
彬羽「つまり最寄りの墓場をしらみ潰しか」
シロ「うむ。一刻も早く見つけんと小太郎が危ない
急ぐぞ!」
間。
挿音「これが日本のマンドラゴラだ。」
根割れ大根っ
飛天「へー!これがか」おおっ
粋「Σめちゃめちゃ近くに居たあ!!」
小太郎「???」
白「そもそも 外国の野菜だからな。」
粋「あ。心配しなくても この国にゃねえのか。」
シロ「早くそれを言わんか!」くわっ
白「お前ら面白いからつい。」しれっ
千様「二人とも大丈夫?」
彬羽「ぜーー ぜー」クモの巣だらけっ
蒼月「走りすぎて わ、脇腹いたあ」ぐったり
一二三「何処まで探しに言ってたんだべか」
挿音「ほれ、橙色もあるぞ」根割れ人参っ
飛天「Σおおーー!」
家康「ま、栄養はあるよね。根野菜だし」うんうん