粋「そういや魄哉って何国人モチーフだよ？」

魄哉「心はバリバリジャパニーズですが？」金髪碧眼。




粋「いや そういう事じゃなくて」

魄哉「モチーフも何も 元から人の形に作られたってだけの人工物ですからねえ。」
千様「よねー。 アタシら生まれが自然発生じゃないもの」

家康「他の生物も別に沸いて出るわけじゃないけどね。」

小太郎「ホムンクルス組 大概な話題なのに冷静だな。」
シロ「おそらく大して気にしとらんからな。」


千様「生まれてしまえばこっちのもんよ。」

魄哉「んなもん 数百年前にはどうでもよくなってましたねえ。」


家康「強い。」




シロ「で？ なんでまた急にどこ国の話題だ？」

粋「いやー。実は今日 明らかに外国の奴だなーてのに話しかけられて」
白「芝居小屋の受付スタッフと間違えられてペラペラ話しかけられて途方に暮れてたな」

蒼月「なるほど。悲惨だね」


粋「んで、そのおっさんが金髪でさ
けど凄い彫りが深いし めっさ目と眉近いし
あれ？金髪ってこんな顔なのかと思ってさ。」

魄哉「あー。北欧系の人ですかね。
確かにあっちは濃いです」


千様「アタシもこいつもそれっぽく作られてるってだけで 特にモデルは無いと思うわよ？」

魄哉「ですねえ。確かに僕は金髪ですがどこの国行った時も似たような顔見たことありませんでしたよ」




蒼月「つまりはパチもん？」

魄哉「誰からもパチってませんが。」



家康「蒼月 まーたお尻ぺんぺんされるよ」
蒼月「Σじょじょじょ冗談だからっ！」


千様「しっかし本当 不気味の谷に入ってなくて良かったわー」しみじみ

白「不気味？」



彬羽「主に人型の何かをリアル重視で作った時に 本物と作り物の質感その他の微妙な差から生まれる違和感だ。
大概は恐怖、不快感に似た感情を覚える為
それを不気味の谷に入ると言う。」

家康「いつも思うんだけど 豆知識どこから仕入れてくるの？」





魄哉「おそらく１から作るのでなく 人っぽい細胞ベースに作られたから大丈夫だったのかと。」

千様「ねー。今だから言うけどあの制作者
図工は2だったらしいしー」

シロ「物凄く恐ろしい話だな。」
小太郎「頭いい奴って微妙に不器用だったりするよな。」うんうん。



千様「あー。あの制作者といえば」

家康「ん？何々？」


千様「ひょっとして 胸に思い入れでもあったのかしら。
アタシのこれ ちょっと気合い入りすぎじゃない？よいしょっ」

シロ「Σどうどうと持ち上げるでないわあああ！！！」



蒼月「あー。確かに いい趣味だね」キラーン。

白「蒼月 発情期か。」
蒼月「Σぶっ！」

粋「兄貴。悪気ゼロで華麗な右フックやめてやってくれ」


千様「ここまでする必要あったのかしら？と
機能を考えるならこんなおっきくする必要なくない？
見た目的にはありがたいんだけどね。」

魄哉「Σいいからどうどうと持ち上げるのやめなさい！
机に乗せるなこらああ！！」
千様「重いのよ。」


家康「語尾からですます消えてるよー」お茶ずずー。




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〈隠れ里〉




朔日「その発想はなかった・・っ」ぷるぷるっ




旭「王サマ、 なんで唐突に笑いこらえてんだよ。」

夕霧「まーた千里眼でなんか覗いてたんでしょ？ 趣味悪いな

って翡翠ちゃんどした！？」


翡翠「何か この上ない侮辱を受けたような気がした。」ゴゴゴゴゴゴ ※ホムンクルス制作者

夕霧「Σ誰から！？何が見えてんのっ！」

翡翠「知らん！！」くわっ

夕霧「Σ八つ当たりっ！」


旭「まさか王サマの覗き先とリンクしてんのか」






朔日「それもアリと言えばありだから。気にしなくていいよ。うん」

翡翠「Σ何の話ですか！？」※AAAカップ