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小咄

5月23日

2019/05/23 14:51
蒼月「そう言えば 前から気になってたんだけどさ」

魄哉「はい?」

蒼月「アンタの部屋のこのでっかい姿見鏡何?

やっぱナルシストなの?

魄哉「やっぱって何ですか やっぱって」




家康「それは社会人の嗜みでしょ?
家出る前に身嗜み整えないとさ」

蒼月「ふーん。 じゃアンタもこういうの持ってるの?」
家康「あっはっは。不真面目の化身にそんな事聞く?」

魄哉「どつき回しますよ 馬鹿殿。

残念ながら ナルシストでも身嗜みの為でもありません。
百耳より一見ですね よいしょっと。」がたたっ


蒼月・家康「?」





魄哉「鏡子ちゃん居ますかー?」

鏡「はーい。」

蒼月・家康「Σなんか憑いてる!!」ひいいっ!!




魄哉「紹介しましょう

昔 祓ってくれと持ち込まれましたが 住んでるだけで悪さしないので引き取りました鏡子ちゃんです。」

鏡「はじめましてー。
昔々のこの鏡の持ち主です」

蒼月「お。可愛い
へー 鏡の中に姿写せるのかあ」

家康「Σお前女の子相手だと 適応早くない!?」ひいいっ
蒼月「可愛いは正義。」きっぱり


魄哉「この通り 殿が幽霊苦手ですし、粋君も夜中にトイレ行けなくなったら困りますので内緒にしてたんですよ」

蒼月「あー。なるほどね」うんうん

鏡「お話するのは初めてですが
皆さんの生活はこっそり見てました」

家康「えーと。私ほとんど殴られてるだけだったよね?」おそるおそる

鏡「ですねー」

蒼月「あ。全く否定しない
マジで見てたんだね」

鏡「他にも 魄哉さんが徹夜でお仕事してる時に

精神が限界突破したら愚痴聞いたりしてますよ」

家康「元を正せば私のせいなんだけど 御迷惑御掛けしてごめんなさい。」



魄哉「鏡子ちゃんが聞き上手なんでどうにか修羅にならずにすんでますよ」ふう

蒼月「へー。聞き上手かあ」

家康「蒼月、相手鏡の中だからね?
手出し出来ないからね?」



鏡子「ええ。ですので安心してお話出来ます。」にっこり

蒼月「Σひょっとして危険人物と思われてる!?」

魄哉「だから 見られていると言ってるでしょうが。」



鏡子「しかし、皆さん意外と気がつかないものですね
蒼月さんがこの部屋で寛いでる時とか あえて姿を出したりして遊んでたんですが全く気がついてませんでした 」

蒼月「Σげ。うっそお」

家康「お前。 妖怪なのに気配とか解らないの?」

蒼月「Σだ、だって


この家 他にもうじゃうじゃ居るんだもん!気がつくわけないだろ!!」


家康「へ?」



魄哉「Σばっ・・!!!しー!しーっですって!!」

蒼月「Σあ。」

鏡子「あらま」




家康「ほ、他にも居るの?」

鏡「内緒です。 てか私は大丈夫ぽいですね?」
家康「そりゃこの中で一番まともそうだし

てか、 え? マジですか?」




魄哉「なんならこちらの封印の間 見ますか?」隠し扉っ

家康「Σ絶対いっやああああ!!」ひいいっ




蒼月「うわ。あんなのあったんだ。
つか何 すっごい御札。」

鏡「あれだけ貼ってても たまーに這い出して来るんですよねえ。
困った人達です 」

家康「Σひっ!?」

魄哉「鏡子ちゃん。しーです。」
鏡「あ。はーい」




白「家康、あんまり騒いでるとまた挿音に怒られるぞ

あれ?鏡子 昼間から珍しいな」

鏡「こんにちはー」

蒼月「あれ?師匠は知ってるの?」


白「茶飲み友達だ」しれっ

蒼月「鏡子ちゃんどうやって茶飲むの?」








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粋「最近 黄昏時によく兄貴が魄哉の部屋の鏡に話しかけてんだよ」びくびく。

小太郎「何かにとりつかれてるのかな?」
シロ「仮にも 人外の大将格がそれは無かろう

ノイローゼ いや、これこそないか。」うーん。


粋「最近 廊下を何かが這ってる音するしっ
うわあああ!お化け屋敷かここはあああーっ!!!」


彬羽「落ち着け。
この家は元からほとんど化け物だ」

一二三「だなあ。
人間のが少ねえべ」


小太郎「それ 憑かれてるの粋なんじゃないのか?」

粋「Σいやだああああーーーっ!!!」

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