小咄
5月18日
2019/05/18 16:34家康「あ。調度いいところに」
粋「ん?」
家康「お前体力に自信あるよね?
すこーしお手伝いして欲しいんだけど」
粋「何をだよ?
言っとくけど昼までに帰らねえとダメだからな。
稽古があるから兄貴が怖えんだよ」
家康「大丈夫大丈夫ー。とりあえず来て来て」
ーーーーーーーーーーーー
魄哉「あれ?殿知りませんか?」
蒼月「まーた何処かで遊んでんじゃないの?」
魄哉「ふむ。毎度 どこで何をしているのやら」ため息
シロ「なんだ家康もおらんのか」
千様「『も』って 他に誰か居ないの?」
白「粋の癖に約束すっぽかすとはいい度胸だ」ぼぼぼぼぼぼぼ
千様「Σお兄ちゃん発火してるうううっ!」ひいいっ
シロ「このとおり 猛獣が荒ぶってるのに見つからんでな
全く。どこに行ったのやら
あ。あまり寄ると燃えるぞ」
蒼月「珍しい事もあるもんだね あのお兄ちゃん大好きっ子が。
てか約束とか確実に守るタイプと思ってたよ
」
千様「んー。確かに 粋君の性格考えたら意図的にすっぽかしは無いような」
魄哉「二人して何かあったんですかね。」ふむ。
千様「殿単品だと放置なのに そうなっちゃうのね。」
魄哉「日頃の行いです。
彬羽君いますかー!?」
彬羽「山のカラス達だな
とりあえず見掛けたら知らせるようにしておいた」
シロ「Σ相変わらず速い!」
蒼月「お前 トラブルに慣れ過ぎたよ
手際いいのがもう悲しいね」
彬羽「Σ手前らがなんだかんだで騒ぎ起こしまくるからだろ!!」
一二三「お二人揃って迷子だか?」
小太郎「それがまだ解らないみたいなんだよなあ」
魄哉「あ。挿音 特技とか忍軍も出動お願いします。
殿行方不明です。粋君も一緒の可能性ありで」
挿音「Σはあ?」
千様「まあなるわよね。」
魄哉「いつもなら立場上、長時間留守にする場合一言言っていくんですよ。
腐っても征夷大将軍ですし、暗殺その他色々危惧されますからねえ」
蒼月「あれ?これマジでヤバイやつ?」
彬羽「すると 粋はそれに巻き込まれた可能性もあると考えるべきか?」
魄哉「普通の人間が粋君に敵うわけ無いんですが
万一何かあったとしたら大変ですし
とにかく早めの確保を!」
挿音「あいよ了解
ったく さっき寝たとこなのによ」
小太郎「頑張れー。俺もその辺探してくる」たたたっ
シロ「ほれ。お前も発火しとらんで百鬼夜行でも使え」ばしゃっ
白「水かけるな。」じゅおおお
間。
彬羽「どうやら海の方に向かったようだな」ふむ。
シロ「おお!情報があったか!」
挿音「だな。粋もやっぱ一緒だってよ。
道聞いてるから間違いねえわ」天井からぶらんっ
彬羽「そっち方面に向かったまでは足取りが掴めたんだが
それ以降はこっちでは無理だ」
千様「?
カラスならどこにでも居るんじゃないの?」
彬羽「いや。俺らカラス天狗はカラスの中でもハシブトカラスの属だからな この先のハシボソカラスの縄張りは管轄外だ」
シロ「すまん。違いが解らん」
彬羽「クチバシの太さが微妙に違う 見てみろ」図解。
シロ「Σ図解されても全く解らんのだが!?」
彬羽「? 一目瞭然だろうが」
蒼月「カラス講座はもういいよ。
つまり 縄張り違うから入れないんだよね?」
彬羽「いや。言葉が通じねえ」
蒼月「Σカラスって人みたいに喋ってんの!?」
小太郎「蒼月落ちついて。カラス講座は今度にしよ」
魄哉「ふむ。なんで海なんか向かったんですかねえ
まだ夏でも無いのに」
千様「そうよねえ。暑い時期ならはしゃいで海水浴とかやりそうだけど」うーん。
シロ「Σうお!窓の所に何かおるぞ!」
白「えーと。確かキジムナーだな なんだなんだ?」
キジムナー「ひそひそひそひそひそ」
白「ふむふむ。」
魄哉「何か解りました?」
白「二人とも七人ミサキに取っ捕まって 海に沈められそうになってるそうだ」
シロ「Σ全く何か分からんが聞くからにヤバイ!!」ひいいっ
千様「なにそれなにそれ!沈めるって!?」ひいいっ
蒼月「えーと。確か 自分達の代わりに海に来た人をバラして贄にして苦しみから救われようとしてる妖怪つかお化けのグループだね。」
白「うん。
ほぼ幽霊だから 俺じゃどうにもならないな」
小太郎「Σえ!じゃあ急がないと!」
白「大丈夫だ。海外旅行中のクラーケンが拾ってくれたらしい」
蒼月「ああうん、それは妖怪の枠なんだね」
小太郎「くらあけん?」
シロ「尋常ではなくでかいイカだ。
また偉いのが出てきたな」
白「外国の奴に手間かけさせたし 土産に人形焼きでも持っていくか。」ふう
千様「白君 こういうの嫌に手慣れてるわね」
小太郎「大将って大変だな」
白「下手したら外国の もんすたーてのとケンカになるし。」
彬羽「お前 何気に責任重大だな。」
ーーーーーーーーーーーー
魄哉「あんたは一体何をしてるんですか。」ゴゴゴゴゴゴ
家康「ぎゃー!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいいいいっ!!!」
シロ「Σおいい!羽がっ 尾羽やらなんやら出とるっ!人の目がっ!!」
彬羽「周りの奴等も妖怪だろ 問題ねえ」
白「七人ミサキ出たからな。
普通の人間は寄らないようにした
あ、あれ海坊主な」
蒼月「おー。人に化けてもやっぱでかいね」
小太郎「なんだこのほのぼの感。」
白「さて、お前は何をしてたんだ?」ぎんっ
粋「すんません!!お化けで軽く失神して気がついたらイカに助けられてましたあっ!!」土下座っ
小太郎「あ。ほのぼのふっ飛んだ。」
挿音「んで、海に何の用だよ。
なんも言わねえって事は すぐ戻る気だったんだろ?
つか、早く片付けて寝かせろ」イライラ
魄哉「モゴモゴしてるとヤキいれられますよ。」
家康「Σはいいいっ実は!
初鰹を調達しにっ」ひいいっ
魄哉「はい? 初鰹?」
彬羽「あ。」
白「ん?」
家康「あら?覚えてない?」
魄哉「何をです?」
家康「昨日 お前が買い損ねた。滋養がつくのに残念ですねーって言ってたでしょ?」
魄哉「Σ全く覚えが無いんですけど!?」
千様「あー。言ってたわ
あんた酔ってたから記憶飛んでるのよ」
魄哉「うわ。マジですか」
家康「んで、お前は勿論幕府で頑張ってるし
粋も芝居小屋で見習い始めたし
彬羽も夏来たらまーたぶっ倒れるし
なんやかんやで皆に振る舞おうかなーと」
粋「けど、町の魚屋全部売りきれてたしで
いっそ港で買うかと来たら」
シロ「まさかの七人ミサキか。」納得
家康「すぐ戻るつもりだったけど、一応護衛に粋に着いてきて貰ったんだよ
けど、七人ミサキ見るなり失神して」苦笑。
粋「お化けダメなんだよ。」どんより
白「俺らも半分はお化けみたいなもんだぞ」
粋「ダメなもんはダメっす。」
魄哉「怒れなくなってしまったんですが。」
挿音「まあ。事故だしな」キセルぷこー
千様「たまーに変に気を効かせるものねー」
魄哉「全く 色々と気を付けてくださいよ」
家康「はーい。」へらっ
蒼月「さーて。んじゃ帰ろっか」
千様「そうね。一件落着」
魄哉「あ。地元の方ですか?
今ある初ガツオ 全て頂きたいんですが。勿論一括で払います」小判じゃらっ
シロ「Σまてこら落ち着け!腐る腐る!!!」
彬羽「Σはしゃぐな!買い占めたら他の奴等が困るだろ!」
魄哉「Σはっ!」
千様「要するに嬉しかったのね。」
小太郎「解りやすいなあ」
粋「うう。あいつら思い出しても寒気がっ
早く帰りてえ」
白「お前生臭い。」
粋「Σすんませんねえ!イカに助けられたもんでね!!」
小太郎「大声で言うと国際問題になるぞー。」
粋「ん?」
家康「お前体力に自信あるよね?
すこーしお手伝いして欲しいんだけど」
粋「何をだよ?
言っとくけど昼までに帰らねえとダメだからな。
稽古があるから兄貴が怖えんだよ」
家康「大丈夫大丈夫ー。とりあえず来て来て」
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魄哉「あれ?殿知りませんか?」
蒼月「まーた何処かで遊んでんじゃないの?」
魄哉「ふむ。毎度 どこで何をしているのやら」ため息
シロ「なんだ家康もおらんのか」
千様「『も』って 他に誰か居ないの?」
白「粋の癖に約束すっぽかすとはいい度胸だ」ぼぼぼぼぼぼぼ
千様「Σお兄ちゃん発火してるうううっ!」ひいいっ
シロ「このとおり 猛獣が荒ぶってるのに見つからんでな
全く。どこに行ったのやら
あ。あまり寄ると燃えるぞ」
蒼月「珍しい事もあるもんだね あのお兄ちゃん大好きっ子が。
てか約束とか確実に守るタイプと思ってたよ
」
千様「んー。確かに 粋君の性格考えたら意図的にすっぽかしは無いような」
魄哉「二人して何かあったんですかね。」ふむ。
千様「殿単品だと放置なのに そうなっちゃうのね。」
魄哉「日頃の行いです。
彬羽君いますかー!?」
彬羽「山のカラス達だな
とりあえず見掛けたら知らせるようにしておいた」
シロ「Σ相変わらず速い!」
蒼月「お前 トラブルに慣れ過ぎたよ
手際いいのがもう悲しいね」
彬羽「Σ手前らがなんだかんだで騒ぎ起こしまくるからだろ!!」
一二三「お二人揃って迷子だか?」
小太郎「それがまだ解らないみたいなんだよなあ」
魄哉「あ。挿音 特技とか忍軍も出動お願いします。
殿行方不明です。粋君も一緒の可能性ありで」
挿音「Σはあ?」
千様「まあなるわよね。」
魄哉「いつもなら立場上、長時間留守にする場合一言言っていくんですよ。
腐っても征夷大将軍ですし、暗殺その他色々危惧されますからねえ」
蒼月「あれ?これマジでヤバイやつ?」
彬羽「すると 粋はそれに巻き込まれた可能性もあると考えるべきか?」
魄哉「普通の人間が粋君に敵うわけ無いんですが
万一何かあったとしたら大変ですし
とにかく早めの確保を!」
挿音「あいよ了解
ったく さっき寝たとこなのによ」
小太郎「頑張れー。俺もその辺探してくる」たたたっ
シロ「ほれ。お前も発火しとらんで百鬼夜行でも使え」ばしゃっ
白「水かけるな。」じゅおおお
間。
彬羽「どうやら海の方に向かったようだな」ふむ。
シロ「おお!情報があったか!」
挿音「だな。粋もやっぱ一緒だってよ。
道聞いてるから間違いねえわ」天井からぶらんっ
彬羽「そっち方面に向かったまでは足取りが掴めたんだが
それ以降はこっちでは無理だ」
千様「?
カラスならどこにでも居るんじゃないの?」
彬羽「いや。俺らカラス天狗はカラスの中でもハシブトカラスの属だからな この先のハシボソカラスの縄張りは管轄外だ」
シロ「すまん。違いが解らん」
彬羽「クチバシの太さが微妙に違う 見てみろ」図解。
シロ「Σ図解されても全く解らんのだが!?」
彬羽「? 一目瞭然だろうが」
蒼月「カラス講座はもういいよ。
つまり 縄張り違うから入れないんだよね?」
彬羽「いや。言葉が通じねえ」
蒼月「Σカラスって人みたいに喋ってんの!?」
小太郎「蒼月落ちついて。カラス講座は今度にしよ」
魄哉「ふむ。なんで海なんか向かったんですかねえ
まだ夏でも無いのに」
千様「そうよねえ。暑い時期ならはしゃいで海水浴とかやりそうだけど」うーん。
シロ「Σうお!窓の所に何かおるぞ!」
白「えーと。確かキジムナーだな なんだなんだ?」
キジムナー「ひそひそひそひそひそ」
白「ふむふむ。」
魄哉「何か解りました?」
白「二人とも七人ミサキに取っ捕まって 海に沈められそうになってるそうだ」
シロ「Σ全く何か分からんが聞くからにヤバイ!!」ひいいっ
千様「なにそれなにそれ!沈めるって!?」ひいいっ
蒼月「えーと。確か 自分達の代わりに海に来た人をバラして贄にして苦しみから救われようとしてる妖怪つかお化けのグループだね。」
白「うん。
ほぼ幽霊だから 俺じゃどうにもならないな」
小太郎「Σえ!じゃあ急がないと!」
白「大丈夫だ。海外旅行中のクラーケンが拾ってくれたらしい」
蒼月「ああうん、それは妖怪の枠なんだね」
小太郎「くらあけん?」
シロ「尋常ではなくでかいイカだ。
また偉いのが出てきたな」
白「外国の奴に手間かけさせたし 土産に人形焼きでも持っていくか。」ふう
千様「白君 こういうの嫌に手慣れてるわね」
小太郎「大将って大変だな」
白「下手したら外国の もんすたーてのとケンカになるし。」
彬羽「お前 何気に責任重大だな。」
ーーーーーーーーーーーー
魄哉「あんたは一体何をしてるんですか。」ゴゴゴゴゴゴ
家康「ぎゃー!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいいいいっ!!!」
シロ「Σおいい!羽がっ 尾羽やらなんやら出とるっ!人の目がっ!!」
彬羽「周りの奴等も妖怪だろ 問題ねえ」
白「七人ミサキ出たからな。
普通の人間は寄らないようにした
あ、あれ海坊主な」
蒼月「おー。人に化けてもやっぱでかいね」
小太郎「なんだこのほのぼの感。」
白「さて、お前は何をしてたんだ?」ぎんっ
粋「すんません!!お化けで軽く失神して気がついたらイカに助けられてましたあっ!!」土下座っ
小太郎「あ。ほのぼのふっ飛んだ。」
挿音「んで、海に何の用だよ。
なんも言わねえって事は すぐ戻る気だったんだろ?
つか、早く片付けて寝かせろ」イライラ
魄哉「モゴモゴしてるとヤキいれられますよ。」
家康「Σはいいいっ実は!
初鰹を調達しにっ」ひいいっ
魄哉「はい? 初鰹?」
彬羽「あ。」
白「ん?」
家康「あら?覚えてない?」
魄哉「何をです?」
家康「昨日 お前が買い損ねた。滋養がつくのに残念ですねーって言ってたでしょ?」
魄哉「Σ全く覚えが無いんですけど!?」
千様「あー。言ってたわ
あんた酔ってたから記憶飛んでるのよ」
魄哉「うわ。マジですか」
家康「んで、お前は勿論幕府で頑張ってるし
粋も芝居小屋で見習い始めたし
彬羽も夏来たらまーたぶっ倒れるし
なんやかんやで皆に振る舞おうかなーと」
粋「けど、町の魚屋全部売りきれてたしで
いっそ港で買うかと来たら」
シロ「まさかの七人ミサキか。」納得
家康「すぐ戻るつもりだったけど、一応護衛に粋に着いてきて貰ったんだよ
けど、七人ミサキ見るなり失神して」苦笑。
粋「お化けダメなんだよ。」どんより
白「俺らも半分はお化けみたいなもんだぞ」
粋「ダメなもんはダメっす。」
魄哉「怒れなくなってしまったんですが。」
挿音「まあ。事故だしな」キセルぷこー
千様「たまーに変に気を効かせるものねー」
魄哉「全く 色々と気を付けてくださいよ」
家康「はーい。」へらっ
蒼月「さーて。んじゃ帰ろっか」
千様「そうね。一件落着」
魄哉「あ。地元の方ですか?
今ある初ガツオ 全て頂きたいんですが。勿論一括で払います」小判じゃらっ
シロ「Σまてこら落ち着け!腐る腐る!!!」
彬羽「Σはしゃぐな!買い占めたら他の奴等が困るだろ!」
魄哉「Σはっ!」
千様「要するに嬉しかったのね。」
小太郎「解りやすいなあ」
粋「うう。あいつら思い出しても寒気がっ
早く帰りてえ」
白「お前生臭い。」
粋「Σすんませんねえ!イカに助けられたもんでね!!」
小太郎「大声で言うと国際問題になるぞー。」