小咄
5月17日
2019/05/17 15:46家康「うーん。」
千様「どしたの殿 珍しく難しい顔しちゃって」
家康「最近眠れないんだよ
結局朝まで起きてる事もあれば 少しまどろんて起きるの繰り返しで体ダルくてさー」
千様「うわ。そりゃキツいわね」
魄哉「トシとると眠りは浅くなる物ですよ?
いたって普通の現象です」
家康「さすがにそこまでトシ食ってません
てか、お前 既にその域なの?」
魄哉「冗談です。
しかし、トシだとしても眠る時間が早くなり起きる時間も早くになるのが普通なので
まったく眠れないのは異常ですねえ」ふむ。
家康「あ。成る程。お前めちゃ早起きだもんね」
魄哉「ジジイですから。」きっぱり
千様「じゃあ何なのかしら?
殿 悩みでもあるの?」
家康「全く。」しれっ
魄哉「でしょうね。」ふっ
小太郎「殿様って悩みの1個2個抱えてるのが普通と思ってたけどなあ」
シロ「家康だからな。」庭掃き掃き
魄哉「ちなみに今の状態は?」
家康「頭が重い、ダルい、歩くとクラクラかな?」
千様「かんっぜんに寝不足ね」うん。
魄哉「ふむ。 体は疲労が溜まっているのに脳が休息しない
長く続くと危険ですねえ」
家康「危険つかつらいでーす」へらへら
千様「殿、常にそのテンションだから具合良くても悪くても解りにくいわ」
魄哉「うーん。
何かで脳が緊張しているなら
飛天君にリラックスさせる系の睡眠導入剤でも作って貰います?」
彬羽「やめとけ。リラックスし過ぎて起きなくなるぞ」
家康「だそうなので 遠慮します。」
千様「過去にやらかしてるのね。」
魄哉「てかひょっとして彬羽君 被検体にされたんじゃ
「 何の事だ。」
家康「Σわかりやすっ!」
魄哉「と、いうことは飛天君はアウト。
さて、どうしましょうか」
千様「?
アンタも薬なら作れるでしょ?」
魄哉「僕の作るの利き目重視なので 副作用がえげつないですがそれでもいいですか?」
家康「穏やかに眠りたいので結構です。」
千様「うーん。
どうしたらいいのかしら
それ長いの?」
家康「かれこれ四日目くらいかなあ?
ちょくちょくあるんだよね」
魄哉「あー。そりゃキッツイですね」
彬羽「さっきから聞いてたが、
こんな時こそ そこに転がってる奴の出番じゃないのか?」指差しっ
蒼月「Σげ。」
千様「?
蒼月君が?」
家康「何? 女の子落とす為にアロマテラピーでも覚えたの?」
蒼月「Σお前俺をなんだと思ってるんだよ!!」
彬羽「お前 確か催眠幻術の応用で眠らせるとかもあっただろが」
蒼月「Σあ。」
千様・家康「Σ綺麗さっぱり忘れてた!!」
魄哉「そういえばっ
ただのダラダラ無職小僧じゃないの忘れてましたっ!」
蒼月「どつくぞクソジジイ。」
家康「落ちついて。悪気ないから。
本音がポロッと出ちゃうタイプなだけだから」
蒼月「てかお前なんで知ってるの?
お前に見せた覚えないんだけど」
彬羽「どこぞの馬鹿が便利そうなのに使わない無駄特技とか話してたからな 」
蒼月「あ。 納得
つか無駄とか言われてんのかよ」
魄哉「馬鹿で白君と解る辺り 君も大概そう思ってますよね」
家康「いやそれお前もね。」
魄哉「Σあ」
千様「えーと。じゃ、蒼月君。
殿眠らせる事が出来るのね?」
蒼月「出来るけどさあ
疲れるからやりたくないんだよね
あと野郎に催眠かけても楽しくないし」
魄哉「さらっと何ほざいてるんですか。」
蒼月「しゃーない。えーと 多少怪我しても問題ないか
はい。そのまんまそこ座ってて」手かざしっ
家康「眠るどころか不安なんですけど「うっさい黙れ。疲れるっての精神食うぞ」
千様「どうするのかしら。」わくわく
蒼月「んじゃそのまんま。
って なんじゃこりゃあ!!」ひいいっ
千様「Σえ!?なになになに!?」
蒼月「ちょっとジジイ!めちゃ何か憑いてる!!
死霊か生霊か解らないけどこいつめちゃめちゃ憑いてるんだけど!!」
魄哉「あーそりゃ仕方ないですよ
戦国生き抜いて来てますから 怨念やら何やらが魂の根っこに絡み付いちゃって取れないんですよねあはは」
千様「Σ殿の魂怨念と同居!?」ひいいっ
彬羽「Σどんな状態だ!!」
家康「なんか。無理に祓ったら私まで成仏しちゃう感じらしいよ?」
蒼月「平然と言わないでよ! えぐいもん見ちゃっただろ!!」
千様「妖怪の蒼月君がびびるようなのって」
彬羽「どんだけグロい物飼ってんだ」
魄哉「普通の人なら取り込まれるなり精神崩壊なりするんですけどね。
頑丈で良かったですよねえ」しみじみ
蒼月「いや。そんなレベルじゃないからコレ
つか、原因コレでしょ」
魄哉「そんなんじゃなきゃ天下なんぞ取れませんって
やっぱそうですか。困りましたねえ」茶ずずー。
家康「つまりは蒼月でも無理?」
蒼月「は? んな事言ってないだろ」カチン。
千様「あ。蒼月君に火がついたわ。」
蒼月「原因はこのドロドロした奴等だろ?
普通なら悪夢どころか精神蝕まれてるレベルだし。
そんなら こいつらもついでに寝かしつけちゃえば良いってだけじゃんか」
家康「おお!頼もしいっ
んじゃ お願い」
蒼月「恩に着ろよ馬鹿殿」ふふんっ
千様「どうにかなりそうね。良かった」
魄哉「多分救急箱入りますね」すたすた。
彬羽「?」
蒼月「とっとと寝ろやむっさい悪霊共っ!!」くわっ
家康「Σごめんちょっと むさいの!?私の魂にくっついてるのムサイのっ!?」
ぽてっ
家康「ぐう。」
千様「きゃー!蒼月君さすがっ」
蒼月「・・・」
彬羽「ん? どうした」
よろっ
蒼月「ぐう。」
ごんっ!!
千様「Σ蒼月くーんんんん!!!」ひいいっ
魄哉「まあ 一人でも疲れるのに大量に眠らせたらそりゃ疲れますよねえ」
彬羽「Σんな悠長に!
倒れた表紙に棚の角で頭を割っ「大丈夫です。救急箱持ってきたんで
止血しますねー」てきぱき。
ーーーーーーーーーーー
挿音「帰ったぞー
て、 ん?なんだこいつら居間で。
春眠暁を覚えずって奴か?」
千様「やっとね。」ふっ
挿音「?」
家康「ぐー。」
蒼月「すやー。」
千様「どしたの殿 珍しく難しい顔しちゃって」
家康「最近眠れないんだよ
結局朝まで起きてる事もあれば 少しまどろんて起きるの繰り返しで体ダルくてさー」
千様「うわ。そりゃキツいわね」
魄哉「トシとると眠りは浅くなる物ですよ?
いたって普通の現象です」
家康「さすがにそこまでトシ食ってません
てか、お前 既にその域なの?」
魄哉「冗談です。
しかし、トシだとしても眠る時間が早くなり起きる時間も早くになるのが普通なので
まったく眠れないのは異常ですねえ」ふむ。
家康「あ。成る程。お前めちゃ早起きだもんね」
魄哉「ジジイですから。」きっぱり
千様「じゃあ何なのかしら?
殿 悩みでもあるの?」
家康「全く。」しれっ
魄哉「でしょうね。」ふっ
小太郎「殿様って悩みの1個2個抱えてるのが普通と思ってたけどなあ」
シロ「家康だからな。」庭掃き掃き
魄哉「ちなみに今の状態は?」
家康「頭が重い、ダルい、歩くとクラクラかな?」
千様「かんっぜんに寝不足ね」うん。
魄哉「ふむ。 体は疲労が溜まっているのに脳が休息しない
長く続くと危険ですねえ」
家康「危険つかつらいでーす」へらへら
千様「殿、常にそのテンションだから具合良くても悪くても解りにくいわ」
魄哉「うーん。
何かで脳が緊張しているなら
飛天君にリラックスさせる系の睡眠導入剤でも作って貰います?」
彬羽「やめとけ。リラックスし過ぎて起きなくなるぞ」
家康「だそうなので 遠慮します。」
千様「過去にやらかしてるのね。」
魄哉「てかひょっとして彬羽君 被検体にされたんじゃ
「 何の事だ。」
家康「Σわかりやすっ!」
魄哉「と、いうことは飛天君はアウト。
さて、どうしましょうか」
千様「?
アンタも薬なら作れるでしょ?」
魄哉「僕の作るの利き目重視なので 副作用がえげつないですがそれでもいいですか?」
家康「穏やかに眠りたいので結構です。」
千様「うーん。
どうしたらいいのかしら
それ長いの?」
家康「かれこれ四日目くらいかなあ?
ちょくちょくあるんだよね」
魄哉「あー。そりゃキッツイですね」
彬羽「さっきから聞いてたが、
こんな時こそ そこに転がってる奴の出番じゃないのか?」指差しっ
蒼月「Σげ。」
千様「?
蒼月君が?」
家康「何? 女の子落とす為にアロマテラピーでも覚えたの?」
蒼月「Σお前俺をなんだと思ってるんだよ!!」
彬羽「お前 確か催眠幻術の応用で眠らせるとかもあっただろが」
蒼月「Σあ。」
千様・家康「Σ綺麗さっぱり忘れてた!!」
魄哉「そういえばっ
ただのダラダラ無職小僧じゃないの忘れてましたっ!」
蒼月「どつくぞクソジジイ。」
家康「落ちついて。悪気ないから。
本音がポロッと出ちゃうタイプなだけだから」
蒼月「てかお前なんで知ってるの?
お前に見せた覚えないんだけど」
彬羽「どこぞの馬鹿が便利そうなのに使わない無駄特技とか話してたからな 」
蒼月「あ。 納得
つか無駄とか言われてんのかよ」
魄哉「馬鹿で白君と解る辺り 君も大概そう思ってますよね」
家康「いやそれお前もね。」
魄哉「Σあ」
千様「えーと。じゃ、蒼月君。
殿眠らせる事が出来るのね?」
蒼月「出来るけどさあ
疲れるからやりたくないんだよね
あと野郎に催眠かけても楽しくないし」
魄哉「さらっと何ほざいてるんですか。」
蒼月「しゃーない。えーと 多少怪我しても問題ないか
はい。そのまんまそこ座ってて」手かざしっ
家康「眠るどころか不安なんですけど「うっさい黙れ。疲れるっての精神食うぞ」
千様「どうするのかしら。」わくわく
蒼月「んじゃそのまんま。
って なんじゃこりゃあ!!」ひいいっ
千様「Σえ!?なになになに!?」
蒼月「ちょっとジジイ!めちゃ何か憑いてる!!
死霊か生霊か解らないけどこいつめちゃめちゃ憑いてるんだけど!!」
魄哉「あーそりゃ仕方ないですよ
戦国生き抜いて来てますから 怨念やら何やらが魂の根っこに絡み付いちゃって取れないんですよねあはは」
千様「Σ殿の魂怨念と同居!?」ひいいっ
彬羽「Σどんな状態だ!!」
家康「なんか。無理に祓ったら私まで成仏しちゃう感じらしいよ?」
蒼月「平然と言わないでよ! えぐいもん見ちゃっただろ!!」
千様「妖怪の蒼月君がびびるようなのって」
彬羽「どんだけグロい物飼ってんだ」
魄哉「普通の人なら取り込まれるなり精神崩壊なりするんですけどね。
頑丈で良かったですよねえ」しみじみ
蒼月「いや。そんなレベルじゃないからコレ
つか、原因コレでしょ」
魄哉「そんなんじゃなきゃ天下なんぞ取れませんって
やっぱそうですか。困りましたねえ」茶ずずー。
家康「つまりは蒼月でも無理?」
蒼月「は? んな事言ってないだろ」カチン。
千様「あ。蒼月君に火がついたわ。」
蒼月「原因はこのドロドロした奴等だろ?
普通なら悪夢どころか精神蝕まれてるレベルだし。
そんなら こいつらもついでに寝かしつけちゃえば良いってだけじゃんか」
家康「おお!頼もしいっ
んじゃ お願い」
蒼月「恩に着ろよ馬鹿殿」ふふんっ
千様「どうにかなりそうね。良かった」
魄哉「多分救急箱入りますね」すたすた。
彬羽「?」
蒼月「とっとと寝ろやむっさい悪霊共っ!!」くわっ
家康「Σごめんちょっと むさいの!?私の魂にくっついてるのムサイのっ!?」
ぽてっ
家康「ぐう。」
千様「きゃー!蒼月君さすがっ」
蒼月「・・・」
彬羽「ん? どうした」
よろっ
蒼月「ぐう。」
ごんっ!!
千様「Σ蒼月くーんんんん!!!」ひいいっ
魄哉「まあ 一人でも疲れるのに大量に眠らせたらそりゃ疲れますよねえ」
彬羽「Σんな悠長に!
倒れた表紙に棚の角で頭を割っ「大丈夫です。救急箱持ってきたんで
止血しますねー」てきぱき。
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挿音「帰ったぞー
て、 ん?なんだこいつら居間で。
春眠暁を覚えずって奴か?」
千様「やっとね。」ふっ
挿音「?」
家康「ぐー。」
蒼月「すやー。」