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小咄

5月13日

2019/05/13 15:47


飛天「はいよー。抜き打ち検査の時間だぞー」

魄哉「はい?」



飛天「お前らめちゃ健康に見えて 生活リズムは不規則だわ、ワーカーホリックだわ、暴飲暴食するわ、夜遊びするわでいつ体壊してもおかしくないだろ?」


魄哉「Σう。ワーカーホリックって僕ですか?」
飛天「だな。筆頭だろ」

蒼月「あ。夜遊び俺だね」

シロ「暴飲暴食はお前だな」
白「食べる量が多いだけだぞ」

千様「生活リズム・・」ちらっ
挿音「あ?」※寝起き




白「つまりはまた彬羽か。」
飛天「おうよ。 どうせ暇だろとか何とか頼まれて
まあ暇だけど。」ごそごそ


蒼月「アンタ確か一族のお頭だよね?」
千様「烏天狗の里 平和そうで何よりだわ」



飛天「よし。んじゃまず小太郎採血な」

小太郎「Σぎゃいいいいん!!注射あああああっ!!」じたばたっ



シロ「Σ待て待て待て待て!!
お前が出来るのは薬学系だろが!
そういう器具はちゃんと学んでから使うべき
「安心しろ きっちり学んできた。」




一同(Σいったい何処で!?)

魄哉「飛天君 ついにお医者デビューですか?」
飛天「んな大したもんじゃないって。
検査に使うようなもんだけな

動くとずれるぞ そーれ。」

ドスッ


小太郎「Σぎゃいいいいーーんッ!!!」



シロ「Σこれでもかと手荒い!!」ひいいっ
蒼月「Σこれ絶対めちゃめちゃ痛い痛い痛いい!!」

白「小太郎の力じゃ烏天狗の馬鹿力には勝てないよな」うんうん
魄哉「保定いらないのは助かりますが
血管大丈夫なんでしょうか。」


飛天「あ。そこは問題ない
ほらほら注射器に血が入ってきてるだろ?
ズレてたらこれ上手く入らないんだよ お。お前血液の色健康ぽ「聞きたくないいいい!!」ぎゃいんぎゃいん!!



千様「飛天君 いい子なのに
ときどきマッドよね。」


飛天「よし。終わり
病気なってないか 検査すんだら教えるからな」


小太郎「ぎゃんぎゃんわおあお!ぎゃおわおわあ!!」がしっ
シロ「恐ろしかったのは解るが すまぬ。人間語で頼む。」




飛天「よし。じゃ 次は」ちらっ

一同「Σびくっ!」



飛天「よし。そこの不摂生で血液ドロドロっぽい蛇いってみるか」

蒼月「Σ絶対覚えたての注射したいだけだよね!?
めちゃはしゃいでるよね!?」ひいいっ



飛天「・・実際 不摂生してるだろ?」
蒼月「そこは思いっきりしてるけど
注射は絶対嫌だ」

シロ「そこだけ聞くと子供のセリフだな。」



蒼月「どうしてもって言うなら あんたに暗示かけて一時的に先端恐怖症にするからな!!
さあ!どうするっ!」くわっ

魄哉「蒼月君落ち着いて下さい
んな事にいちいち催眠使ってたら 君こそ疲労でぶっ倒れて終わりです」



飛天「くっ。さすが蒼月
針見れなくなったら採血なんてっ」

粋「お前 頭いいのかバカなのかわかんねーよ。」



飛天「・・しゃーない。

じゃ、そこの生活リズムガタガタ忍者!
お前は本気で検査しようか」

一同(Σ とんでもない所行ったーーっ!!!)




挿音「あ? 別に注射の一本二本でぎゃーぎゃー言わねえけどよ」

シロ「Σおお!今の騒ぎを見ていてこの対応!
さすがだっ」
蒼月「なんか俺が恥ずかしくなんだけどこれ」


挿音「お前らな。忍の仕事なめんなよ
針の100本200本でぎゃーぎゃー言ってたら頭おかしくなんぞ」

千様「逆におかしくならないのがおかしいわソレ」きっぱり


飛天「んじゃさっさとやるか」

挿音「おうよ。」腕まくり




どすっ


魄哉(なんでこんな音するんでしょう)



飛天「おー。血の気多いからとりやすいとりやすい。
よし 終わり 」

挿音「・・お、おう」




一同「絶対めちゃ痛かったろ」




挿音「たとえるなら 爪の間に畳針「うわああ!言うな言うな言うなああああ!!!」


飛天「ちゃんと血管に入ってるから問題ないぞ?」
魄哉「あのやり方で入るって凄いですねえ」ふむふむ。


飛天「て、事で腕出そうか」
魄哉「Σひっ!?」びくっ

飛天「ひってお前 まさか1000年生きてて注射怖いとか無いだろ?」
魄哉「いいいいいえ。注射は大丈夫なんですがっ」



白「怖いのは注射じゃなくて飛天だよな」
粋「俺ら健康優良児だし。逃げて良くね?」びくびく



魄哉「だだだ大丈夫ですよ!
年寄りですがまだまだ若い人には負けませんしっ 徹夜も一週間くらいなら持ちますし体力に自信はっ
挿音「親父 すっげえ勢いで特大の墓穴掘ってんぞ。」


飛天「重度の花粉症でくしゃみで羽毛散らして尾羽飛び出る時点で予防の為に検査の必要有りだ」

魄哉「Σぐうの音も出ない!」


飛天「て、事で。
はいよ。動くなよ」





間。












粋「すっげえ断末魔」うわあ

魄哉「お、思ってた数倍痛かったんです」ずきずきよれっ

蒼月「あのー。これって皆採血するの「当たり前だ。」

粋「あ。俺失神するかも」




ててててっ

一二三「あれ?皆さんお揃いでどしただ?
なんかすっごい悲鳴聞こえただよ?」ひょこっ

一同「Σ!!!」




飛天「お。こんちわ
今皆の検査中なんだよ。」頭なでなで

一二三「へー。検査だか
何をすんだべか?」

飛天「あー それは」




粋「兄貴!パス!」
一二三ぶん投げっ

白「珍しく良し!」がしっ


一二三「!?」





白「あでぃおす。」しゅぱっ

飛天「Σこらああああ!!!!」


千様「逃げたわね。」
蒼月「だね。一二三ちゃんと一緒に師匠も免れたよね」

シロ「Σこういう事はぬかりないな!」
粋「Σうおお!見捨てられたっ!」


飛天「あー。もう仕方ねえなあ

んじゃ、検査は俺がやるから
戻ってきたら採血頼むわ」注射器渡しっ

魄哉「はい?」

飛天「はいって、アンタ確か採血できるだろ?」
魄哉「それは出来ますけど

え?あの 勢いに飲まれて突っこみ忘れてたんですが


別に採血するの飛天君で無くても良かったですよねコレ」

飛天「覚えたからには その技術使いたくなるだろ?」





蒼月「ジジイ 俺の採血もお願い」
粋「あ。俺も俺も」
千様「あたしもー」

飛天「Σええええええーーー!!?」がーん。




挿音「まあ、そうなるわな」注射跡さすりっ





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<その後 割烹春一>



飛天「ーーって事で酷くねえ!?」

ひな「あのー 食べ物屋なのであまり痛い話は御遠慮願います」


彬羽「聞いてて思ったんだが

お前ちゃんと神経を避けて針刺したか?」

飛天「へ?」



彬羽「注射針は神経に近ければ近いほど痛みが増すもんだ。
その反応だとまさか」

飛天「やば、 忘れてた。」

庵「Σひいいいい!!!」



朱禅「被害者があいつらで良かったよな」

彬羽「全く昔っから脳に一個入ると一個抜けやがる」ため息


ひな「医学関係でうっかりはダメですよ?
相手の命に関わります」

飛天「・・・はい。」がっくり。





家康「ふっ。ここでソバ食べてた私 正解っ」きらーん。
朱禅「あ。殿様 ツケたまってるからこの後皿洗いな」

家康「Σぐは!」

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