一の陣~第一篇~
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それっきり話題がなくなり、すると先輩は何の躊躇もなく座席で寝入ってしまった。そのほうがこっちも助かる。
携帯にイヤホンをつけ、携帯の画面を開いてOZにログインした。この時間はOMCのエキシビションゲームだ。そのゲームにキング・カズマが挑戦する。そのエキシビションに俺はキング・カズマに挑戦する。他の奴もキング・カズマに挑戦する。
制限時間は2分30秒
俺はゴール手前に待ち構える。
実況の人のコールで始まった。最初は白い仮面をかぶった異様な人影が30近い数がキング・カズマに一斉に襲いかかった。が、その30近い仮面たちをキング・カズマは難なく倒す。
キング・カズマは倒れた仮面たちを飛び越え、広場の奥ある階段に向かい、2階に上がってまた広場に出た。1階と変わらない構造だか、中央には場違いに綺麗な日本風の屏風が立てられ、一具の甲冑が鎮座している。甲冑の般若面に、青白い眼光が灯って、おもむろに立ち上がり、光り輝くサーベルを抜き放つ。その正体は鎧武者のショーグン・ノブナガだった。あまりの速すぎる刀さばきで剣筋眼光光の残像でしか確認できない。キング・カズマは紙一重でかわす。そのあともギリギリで刃をかわす。さすがのキングも手足がでないか?
キングが壁際まで追い詰められた。鎧武者がトドメとばかりにサーベルを振り上げた。しかし、キングは壁を蹴って跳んだ。そして鎧武者の真後ろに着地し、後ろを向いた鎧武者の顔面に拳を入れた。その勢いで鎧武者が吹っ飛んだ。
キングは再び階段をあがり3階にあがり、次のステージへ向かった。3階も2階と同じの真っ白の広場だった。だが、壁はラーメンの器に描かれていそうな渦巻き上った模様と龍が描かれていて、広場の真ん中に巨漢が立ち塞がっていた。その大きさはキングの2、3倍くらいの大きさだ。両手に反り返る鋭利な刀剣を握っている。その巨漢が吼え、2本の刀剣を頭上て振り回した。その風圧に、キングのウサギの長い耳が横になびく。だが、その間にキングは巨漢の腹を思いっ切り殴った。前のめりになった巨漢の顎に、跳び上がるようにしてキングが膝蹴りが突き刺さった。巨漢がゆっくりと後ろに倒れた。そしてまたキングは上へと駆け上がる。
次の広場に上ったとき、迫り来る砲弾が歓迎した。その轟音と激しい振動によって、キングが宙に弾き飛ばされる。しかし、空中で体勢を整えて着地した。爆発の煙をかき分け、真っ赤なロブスターが現れた。ただのロブスターじゃない。一対の大きなハサミには大砲を、足の代わりには車輪を備えつけた戦車である。ロブスターは口からレーザーをキングに向かって何発も放つ。たまらずキングは逃げる。だが、風のように疾走するキングは急に進路をかえ、レーザーをかいくぐり、一直線にロブスターの懐に飛び込む。そして拳を振りかぶり、渾身の一撃を放った衝撃が振動となり、広場全体を揺るがした。このエキシビションゲームで一番力の入った拳だ。その一撃でロブスターの体からヒビが入り、一瞬にしてロブスターの体がゴミ屑と化した。そしてキングはまた階段を上がる。上がったら、また同じ広場と思いきや、そこは屋外。そびえたち塔の屋上。そこから伸びた細い通路の先に、赤いボタンが見え、俺のアバター・クロキは赤いボタンの50メートル先に立っていた。
残り時間は丁度1分を切った。キング・カズマがものすごい速さでクロキのとこに向かってくる。クロキもキングに向かって走り出した。
そして2人の距離が一気に縮まって、2人同時に拳を振りかぶり、キングの拳はクロキの、クロキの拳はキングの右頬に当たった。2人は互いに後ろへ跳ばされた。だが、2人はすぐ体勢を立て直し、今度はどちらも相手に向かって回し蹴りをした。そしたらかろうじてクロキの回し蹴りがキングに直撃し、キングだけが吹き飛ぶ。
「やはりウサギはオオカミにはかてないのかぁ!!」
と実況の人。キングが体勢を立て直して、クロキのところに向かって走って、最初と同じように拳を振りかぶって殴った。それをクロキは左腕で受け止めた。そして、クロキが空いている右手でキングの顔に拳を入れ、それをキングは頭を下げて避けた。そのあと、15秒程殴り合いが続いた。
残り時間20秒
2体のウサギとオオカミは間合いをとった。そしてまた最初のように走って拳を振りかぶった。今度はキングの拳だけがクロキの顔に思いっ切り入った。そしてクロキはさっきよりはるかに跳ばされて赤いボタンの5メートル前まで跳ばされた。クロキは起き上がることはなかった。そしてクロキの倒れてる地面に〝KO〝と言う文字が現れた。
キングは倒れてるクロキの横を通りすぎて赤いボタンを押した。
残り時間10秒
キングは2分30秒の時間で10秒残してこのゲームをクリアした。
“誰の挑戦でも受ける”
キング・カズマの堂々と輝く瞳に、挑発的な文字が重なった。
携帯にイヤホンをつけ、携帯の画面を開いてOZにログインした。この時間はOMCのエキシビションゲームだ。そのゲームにキング・カズマが挑戦する。そのエキシビションに俺はキング・カズマに挑戦する。他の奴もキング・カズマに挑戦する。
制限時間は2分30秒
俺はゴール手前に待ち構える。
実況の人のコールで始まった。最初は白い仮面をかぶった異様な人影が30近い数がキング・カズマに一斉に襲いかかった。が、その30近い仮面たちをキング・カズマは難なく倒す。
キング・カズマは倒れた仮面たちを飛び越え、広場の奥ある階段に向かい、2階に上がってまた広場に出た。1階と変わらない構造だか、中央には場違いに綺麗な日本風の屏風が立てられ、一具の甲冑が鎮座している。甲冑の般若面に、青白い眼光が灯って、おもむろに立ち上がり、光り輝くサーベルを抜き放つ。その正体は鎧武者のショーグン・ノブナガだった。あまりの速すぎる刀さばきで剣筋眼光光の残像でしか確認できない。キング・カズマは紙一重でかわす。そのあともギリギリで刃をかわす。さすがのキングも手足がでないか?
キングが壁際まで追い詰められた。鎧武者がトドメとばかりにサーベルを振り上げた。しかし、キングは壁を蹴って跳んだ。そして鎧武者の真後ろに着地し、後ろを向いた鎧武者の顔面に拳を入れた。その勢いで鎧武者が吹っ飛んだ。
キングは再び階段をあがり3階にあがり、次のステージへ向かった。3階も2階と同じの真っ白の広場だった。だが、壁はラーメンの器に描かれていそうな渦巻き上った模様と龍が描かれていて、広場の真ん中に巨漢が立ち塞がっていた。その大きさはキングの2、3倍くらいの大きさだ。両手に反り返る鋭利な刀剣を握っている。その巨漢が吼え、2本の刀剣を頭上て振り回した。その風圧に、キングのウサギの長い耳が横になびく。だが、その間にキングは巨漢の腹を思いっ切り殴った。前のめりになった巨漢の顎に、跳び上がるようにしてキングが膝蹴りが突き刺さった。巨漢がゆっくりと後ろに倒れた。そしてまたキングは上へと駆け上がる。
次の広場に上ったとき、迫り来る砲弾が歓迎した。その轟音と激しい振動によって、キングが宙に弾き飛ばされる。しかし、空中で体勢を整えて着地した。爆発の煙をかき分け、真っ赤なロブスターが現れた。ただのロブスターじゃない。一対の大きなハサミには大砲を、足の代わりには車輪を備えつけた戦車である。ロブスターは口からレーザーをキングに向かって何発も放つ。たまらずキングは逃げる。だが、風のように疾走するキングは急に進路をかえ、レーザーをかいくぐり、一直線にロブスターの懐に飛び込む。そして拳を振りかぶり、渾身の一撃を放った衝撃が振動となり、広場全体を揺るがした。このエキシビションゲームで一番力の入った拳だ。その一撃でロブスターの体からヒビが入り、一瞬にしてロブスターの体がゴミ屑と化した。そしてキングはまた階段を上がる。上がったら、また同じ広場と思いきや、そこは屋外。そびえたち塔の屋上。そこから伸びた細い通路の先に、赤いボタンが見え、俺のアバター・クロキは赤いボタンの50メートル先に立っていた。
残り時間は丁度1分を切った。キング・カズマがものすごい速さでクロキのとこに向かってくる。クロキもキングに向かって走り出した。
そして2人の距離が一気に縮まって、2人同時に拳を振りかぶり、キングの拳はクロキの、クロキの拳はキングの右頬に当たった。2人は互いに後ろへ跳ばされた。だが、2人はすぐ体勢を立て直し、今度はどちらも相手に向かって回し蹴りをした。そしたらかろうじてクロキの回し蹴りがキングに直撃し、キングだけが吹き飛ぶ。
「やはりウサギはオオカミにはかてないのかぁ!!」
と実況の人。キングが体勢を立て直して、クロキのところに向かって走って、最初と同じように拳を振りかぶって殴った。それをクロキは左腕で受け止めた。そして、クロキが空いている右手でキングの顔に拳を入れ、それをキングは頭を下げて避けた。そのあと、15秒程殴り合いが続いた。
残り時間20秒
2体のウサギとオオカミは間合いをとった。そしてまた最初のように走って拳を振りかぶった。今度はキングの拳だけがクロキの顔に思いっ切り入った。そしてクロキはさっきよりはるかに跳ばされて赤いボタンの5メートル前まで跳ばされた。クロキは起き上がることはなかった。そしてクロキの倒れてる地面に〝KO〝と言う文字が現れた。
キングは倒れてるクロキの横を通りすぎて赤いボタンを押した。
残り時間10秒
キングは2分30秒の時間で10秒残してこのゲームをクリアした。
“誰の挑戦でも受ける”
キング・カズマの堂々と輝く瞳に、挑発的な文字が重なった。