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デジタルワールドでの一件から3日が経ち、今日からお台場小学校に通う。鞄に必要な物を詰め込んで背中に背負う。
『んじゃ、行ってくるから今日は家にいてくれよ』
V「おう、任せとけ!」
ド「いってらっしゃい」
『ああ、行ってきます』
~学校~
先「えー、今日はまた新しいお友達、転校生が来たから紹介するぞー」
「また転校生?」
「高石の次は誰だ?」
「次は女の子だったらいいなー」
何事もなく学校に着き、教室の外で待機してる中、教室から生徒たちの興味津々な発言が漏れて聞こえてくる。俺の前にも転校生がいたんだ。
「静かにしろー。じゃ、入ってこーい」
『はい』
静かになっていない教室の扉を開けて教壇にいる先生の横まで歩く。
『はじめまして。黒崎淳樹です。よろしくお願いします』
「また男かよー」
?「あ、お前!」
ザワつく声の中に聞き覚えのある声が聞こえてきた。声の方を見るとデジタルワールドにいた男の子がこちらに指をさして驚いていた。
先「はい、みんな静かに。黒崎は窓側の一番後ろの席な」
『はい』
先生に言われた席に向かう。その道中はクラスの人達の視線が痛い。何度か転校しているけど、人に注目されるのは苦手だ。
「ねえねえ!黒崎くんって何処の学校から来たの!?」
「黒崎くん、誕生日いつ?」
「おい、黒崎!お前サッカーできるか!?」
「何いってんだよ!黒崎くんはバスケに誘うんだよ!」
朝のホームルームが終わったら、生徒たちが集まってきて、みんなが一斉にしゃべってきた。俺は聖徳太子じゃないから1人ずつお願いしたいんだけど。これも転校生ならではのやつだよな。
『えーと、一気に言われると困るんだけど…』
?「おい、お前!」
皆の間を掻き分けてデジタルワールドで見かけた男の子がやってきた。
『君もここの学校だったんだね』
?「君も同じ学校だったんだね、じゃねぇよ!」
?「まー、まー、大輔くん落ち着きなよ。怒りながら言っても淳樹くんが困るだけだよ」
そうだそうだ。
タ「僕の名前は高石タケル。こっちが本宮大輔くん。よろしくね、淳樹くん」
『うん、よろしく』
高石くんは常識がありそうな人で良かった。高石くんもデジモンを知っている人なのかな?
「あの…」
2人の後ろから聞き覚えのある女の子の声が聞こえた。
『あ、君もここの学校の人だったんだね。足の怪我は大丈夫?』
「うん。大した怪我じゃなかったから」
『そっか、それなら良かった』
女の子の様子からみても無理に立っている感じではなさそうで安心した。
「ありがとう。私は八神ヒカリ。よろしくね」
『うん。よろしく』
「え、八神さんと##NAME2##さんってどんな関係なの!!?」
俺達の会話が気になった女子生徒が大きな声で問いかける。
『どんなって…』
この間、一度だけ会っただけだしな…
『この間またまた街で会ったんだよ…ね?』
ヒ「う、うん。そうだね」
問に困りつつ、顔を見合わせたら八神さんは苦笑い。俺もつられて苦笑いを返した。話を振ってしまって申し訳ない。
「ほんとにー?」
「おい、授業始めるぞー。みんな席につけー」
いいタイミングで先生が来て、集まっていた皆がいそいそと自分の席へ戻って一限目が始まった。