ヒカリノキオク
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『…あれ?』
ガードロモンたちの動きがいきなり止まった。
『八神さんたちがダークタワーを壊してくれたのか』
八神さんたちと別れてどのくらい時間が経つたのだろうか。無我夢中でガードロモンから逃げていたから分からない。けど、ガードロモンの動きが止まったということは、ダークタワーが破壊されたんだと思う。
『はああ…何とか切り抜けた』
ドルモンを進化させて、身体に負荷がかかると思ったけど、思ったよりはかからなかった。
『でも、疲れたわ』
と言っても、負荷がなかったわけではない。もっと体力をつけないとな。
V「淳樹ー!」
『ブイモン、ドルモン』
ガードロモンの間を縫って、ブイモンとドルモンが走って来た。
『おい、お前ら止まれ…ぐわっ』
ブイモンとドルモンは勢いを落とさず、俺の胸に飛び込んできた。今の俺には2人を支える力もなく、そのまま一緒に地面へ倒れた。
V「淳樹ー!無事か!」
ド「怪我はないか!?」
『ないよ。お前らに押し倒されるまでは』
明日には尻が青くなっているであろう。冗談抜きで痛い。
ド「身体は!?大丈夫か!?」
『ああ、昔に比べれば全然。それより、ドルモンの方が怪我してるじゃないか』
ド「アンドロモンと戦ったんだ。成熟期に進化しても勝てなかった」
『そうだったのか。でも、八神さんとテイルモンを守ったんだろ?ありがとうな』
しょげるドルモンの頭を優しく撫でると、ドルモンは気持ちよさそうに目を瞑った。
V「俺とドルモンが進化すれば完全体なんかひとひねりだ」
ド「俺もそう思ってた。次は負けない」
ヒ「淳樹くん!」
『八神さん、無事だったん…ちょっ、わっ』
少しして今度は八神さんとテイルモンが来てくれた。ちょっと待って、止まって!
ヒ「良かった…無事で」
八神さんも勢いを落とさずに飛び込んできた。さすがに倒れまいと、全力で支えたから共倒れにならずにすんだ。
『うん、八神さんも無事で良かった』
八神さんの涙声に心が苦しくなる。ああ、また泣かせてしまった。
ヒ「バカ」
『あはは、そうかも』
罵倒されているのに、悪い気分ではない。八神さんだからかな。
ヒ「次こんなことしたら絶交だからね」
『気をつけます』
さすがにそれは嫌だ。
テ「お熱いわね」
V「だねぇ」
ヒ「!?」
デジモンたちの冷やかしの声に、抱きついていた八神さんが即座に離れた。
ヒ「ごめんね、淳樹くん。重かったよね」
『ううん、全然平気だよ』
大「おーい淳樹!」
『本宮くん、みんな』
その後、みんなと合流して無事、現実世界に戻った。(この後、泉先輩の説教が待っていた)
終
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