ヒカリノキオク
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京「ヒカリちゃん、淳樹くんからメール来た?」
ヒ「ううん」
ディーターミナルを開いてメールの受信ボックスを確認すれど、淳樹くんからの返信は来ていない。
大「ったく、淳樹の野郎、寝てんじゃねえのか?」
タ「淳樹くんって朝弱いんだね」
朝に弱い、は少し違う気がする。ここ最近の淳樹くんは無茶をしすぎている。体を張ってデジモンたちを…私たちを守ってくれていた。
ヒ「きっと疲れが溜まっているのよ。私たちだけでピクニックへ行きましょう」
タ「そうしようか」
大「あいつには来なかった事を後悔させるくらい楽しんでやるぜ」
京「ビンゴ。じゃあ、行くわよ。デジタルゲートオープン!選ばれし子供たち出動!」
京さんの掛け声で私たちはデジタルワールドへ向かった。
~・~
『んー…』
一方、俺はと言うと、昼までぐっすり寝ていた。
『んぁ……寝すぎたかも…って12時すぎてる』
部屋の時計を見てベッドから飛び起きた。
『ドルモン、ブイモン起きろ』
2人を起こしながらディーターミナルのメールを確認する。大量にメールが来てる。
〝私たちだけで行ってくるね。今日はゆっくり休んでね〟
直近のメールを確認すると八神さんからで、その他のメールを確認したけど、ほぼ八神さんからだった。
『ごめん、今起きた。準備したら合流するから、場所教えて…と。こら、起きろ。ピクニックに行くぞ』
八神さんの返信を送ってピクニックの支度を急いでした。
・
・
・
『準備よし…ドルモン、ブイモン行くぞ』
V「はーい」
ド「おう」
準備が整い、八神さんからメールで現在地のマップをもらい、その場所のゲートを開いて、自室のパソコンからデジタルワールドへ向かった。
~・~
『みんなはどこにいるかなぁっと』
デジタルワールドに着いて、デジヴァイスでみんなの信号を探す。
『こっちの方か。行くよ2人とも』
ド「はーい」
V「あ、待ってよ、置いてくなよ」
・
・
・
『いたいた…おーい』
ヒ「淳樹くん」
みんなの姿が見えて手を振ると八神さんが1番に気づいてくれて、手を振り返してくれた。
伊「淳樹さん遅いですよ」
『ごめんごめん。目が覚めたらお昼すぎてた』
火田くんは少し呆れた顔で迎えてくれる。
大「淳樹、やっと来たか。寝坊してんじゃねえって」
『その言葉を本宮くんに言われるとは思いもしなかった』
大「馬鹿にしてんのか!」
思った事をそのまま口にしたら怒られてしまった。いや、本宮くんだってたまに寝坊してるじゃん
タ「よく眠れた?」
『うん、おかげさまで』
高石くんは通常運転だな。寝坊で遅刻した俺を怒らないなんていい人だ。
『八神さん、ごめんね。沢山メールしてくれたのに起きなくて』
ヒ「ううん。よく眠れたならいいの」
沢山メールしてくれて起きなかったのに、八神さんも優しい。
京「淳樹くん、やっと来たのね」
少しして森の中から井ノ上さんと派手な格好をした女の人がやってきた。
『遅くなってごめん。井ノ上さん、その人は?』
京「このお方は太刀川ミミお姉様よ」
ミ「貴方が淳樹くんね。初めまして、太刀川ミミです」
ヒ「ミミさんは前の選ばれし子供たちの1人なの」
『そうでしたか。黒崎 淳樹です。よろしくお願いします…ところで、このデジモンたちは?』
周りを見渡すとすごい数のオタマモンとゲコモンが。
京「さっきイービルリングで操られていたの」
ミ「さっきそこにあったダークタワーを壊していたの」
大「淳樹が寝ている間に俺たちはダークタワーを壊してたんだぞ」
伊「倒したのはミミさんのトゲモンでしたけどね」
タ「大輔くんが威張る事じゃないよね」
大「おまえらー」
火田くんと高石くんの言葉に、本宮くんは顔を真っ赤にさせる。
『そうだったんだ』
ヒ「これからゲコモンとオタマモンと遊ぼうとしていたの」
『そっか。なら全力で相手するよ。寝すぎて体が訛ってるからさ』
俺たちが来る前には大変だったみたいだったが、久しぶりに平和なデジタルワールドを過ごした気がした。
その後、泉先輩や先輩たちの指示でダークタワーを破壊して、デジモンカイザーが占領していたエリアを解放していく。ことは順調に進んでいた。
光「明日は僕は来られないのですが」
ヤ「俺も、バンドの練習がな」
今日のエリア解放を終えて、パソコン室で明日の話をしていた。明日は先輩たちは来れないそうだ。
太「まあ、ヒカリや大輔たちだけでも大丈夫さ」
光「…そうですね」
大「任せといてくださいって」
心配する先輩たちに対して、本宮くんは胸を張って言った。この調子なら大丈夫だろう。もし難しいのであれば現実世界に戻って作戦を練り直せばいい。この時はそう簡単に思っていた。