超電磁砲の素顔と本気
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「うわぁ、すっごい人」
少し歩いて公園に着くと、クレープ屋は混んでいた。
「何でこんなに小さい子が?」
クレープを食べてる子供や遊んでいる子供がいっぱいいた。
「タイミングが悪かったみたいですね」
もしや、みんなもゲコ太目当てなのか?
『俺が買っとくから、先にベンチの確保してて』
「分かりましたわ。初春、佐天さん、お姉さま行きましょう」
「あっ、私も並んでるわ」
「…そうですか。では、お二人さん行きましょう」
「はーい」
俺の後ろに御坂が並んでいた。そんなにゲコ太がほしいのか。この行列だからどうだかな。
「…」
御坂のほうを見たらすげー真剣な顔してる。思わず身を引いてしまう。
「え?なに?」
『…順番変わろうか?』
「えっ、べっ別に順番なんて。私はクレープさえ買えればそれでい…いい」
いいとは言っているものの、ゲコ太のマスコットを持って横切る子供を羨ましそうな目で追っている。
「お待たせしましたー。はい、最後の1個ですよ」
「ありがとうございま…」
やっと順番が来てクレープを買ってゲコ太を貰った…って。
『え、最後?』
後ろからなんか音がした。振り向いたら、御坂が両膝両手を地面につけて盛大に落ち込んでいた。
『ほら御坂』
「ん?」
落ち込んでいる御坂の前にしゃがんでゲコ太を手からぶら下げる。
『やるよ』
「いいの!!?本当にいいの!!?」
すると勢いよく俺の手ごと両手でゲコ太を掴んだ。
『お、おう』
「ありがとぉぉぉぉ!!」
そ、そんなに喜んでもらえてなによりだ。
『ほい』
「ありがとうですの」
上機嫌な御坂とクレープと手に3人のいるベンチについて頼まれた物を渡す。
「淳樹先輩いただきますね!」
『どうぞ』
「ほら、お姉さま、遠慮なさらず」
「い、いらないって言ってんでしょ!なにトッピングに納豆と生クリームって!?」
「ほらほら~」
「だぁ~、やめなさいって!」
上機嫌だった御坂が白黒に追われている。納豆と生クリームって、マニアックなものも置いてんだなあの店。てか何故それを頼んだ白黒よ。
『初春、頬にクリームついてるぞ』
「え?どこですか?」
『ここだよ』
初春の左頬についてるクリームを指でとり、そのまま舐めた…あ。
「!?」
女子4人の驚いた顔が俺を見る。
「な、何するんですか淳樹先輩!!」
『わ、わりぃ!つい昔の癖が』
「淳樹先輩、昔は彼女によくやっていたんですか!」
『違うよ!妹にだ!』
変な誤解を生むから余計な事言わんでくれ。
「へ、へぇ、アンタ妹いるんだ」
『ああ、そうだよ』
平常心を装おうとしてるのか分からんが、全然そうは見えないぞ御坂さんよ。
「あはは…ん?」
「どーしたの初春?」
初春があさっての方向を向いて首を傾げる。
「いえ、あそこの銀行なんですけど、なんで昼間から防犯シャッターを降ろしてるんでしょうか?」
「?」
その言葉に俺と御坂と白黒が銀行のほうを向いた次の瞬間。
『!』
なんということか、銀行が爆破した。
「はむっ!」
白黒はクレープを一口で全部食べて銀行へ走った。
「初春!警備員(アンチスキル)に連絡と、怪我人の有無の確認を!急いでくださいな!」
「はい!」
白黒と初春がポケットから風紀委員(ジャッジメント)の腕章を出して腕につけて風紀委員の顔になった。
「黒子!」
「いけませんわお姉さま。学園都市の治安維持は私たち風紀委員のお仕事。行儀よくしてくださいな。もちろん、淳樹さんもですよ」
『うっ』
白黒に釘を刺された。なんだよ、俺の行動もお見通しってわけか。
「ほら、さっさといくぞ!」
爆発してから少し経ち、銀行から強盗らしき男が3人でてきた。
「お待ちなさい!風紀委員ですの!器物破損及び強盗の現行で拘束します!」
「…」
強盗たちが白黒を見ては沈黙してる。
「あははは、風紀委員?ただのガキじゃあねぇか。風紀委員も人で不足か?」
強盗たちは腹を抱えてバカ笑い。後で後悔しても知らねえぞ。
「お嬢ちゃんどっか行ってないと怪我するぜ」
太ってる強盗が白黒に殴りかかりにいった。
「そーゆう、三下の台詞は…」
だが、白黒はあっさりと避ける。
「死亡フラグですわよ?」
そして自分の倍以上の体型の男を地に倒した。ほらみろ、人は見かけじゃないんだぞ。
「す、すごい…」
「さすが黒子」
『さすがだな』
この姿は格好いいんだけどなぁ。
「駄目です!」
初春の方を見たらなんやらバスガイドさんと揉めている。
「今広場に出たら危険です!」
「でも!」
『どうした初春』
話を聞いたら子供が一人バスに忘れ物を取りに行ったきり戻って来ないらしい。
「じゃあ、私と初春さんとアンタで」
『おう』
ちなみに御坂の言う“アンタ”は俺の事である。
「私も行きます!」
3人で手分けして探しに行こうとしたら佐天さんの声に足を止める。
『危険だぞ?』
「大丈夫です。行かせてください!」
『…』
初春は風紀委員、御坂は超能力者だからいいけれど、佐天さんは一般生徒。何かあったら危険だ。
「…分かったわ」
『無茶はしないでくれよ?』
「はい!」
4人で手分けして探しに散った。
「今さら後悔してもおせぇぞ?」
一方、白黒の方は銀行強盗の一人が手から炎が出てきた。やつは発火能力者(パイロキネシスト)。俺の友人の安藤も同じ能力。あいつとはいい勝負になりそうだ。
「俺を本気にさせたからにはてめえには消し炭になって…」
銀行強盗が話している途中に白黒はそいつから離れるように走った。
「に、逃がすかよ!」
やつの炎が白黒に向かって放たれた。しかし。
「誰が」
その場から白黒の姿が消えた。
「き、消えた!?」
「逃げますの?」
そして銀行強盗の目の前に現れ、直ぐにまた消えて、次は銀行強盗の後ろから空中でキックをかました。
そう、白井黒子の能力は空間移動能力者(テレポーター)である。それと大能力者(レベル4)だから大したもんだ。蹴られた銀行強盗は倒れたが、白黒の攻撃はまだ終わらない。太ももに忍ばしてる針をテレポートさせて倒れてる銀行強盗の服に針を刺し動けなくした。
「空間移動能力者!?」
「まだ抵抗すると言うならば、次はこれを体内にテレポートさせますわよ」
「うっ…」
手に持っている針を銀行強盗に見せると銀行強盗は抵抗するのをやめた。勝負はあったな。
「そっちは見つかった?」
御坂がバスの中から顔を出す。
『こっちにはいない』
俺はバスの周りを探していたが、子どもの姿は見当たらない。
「こっちにもいません」
初春は反対側を探しているが、そっちにもいないようだ。
『佐天さんは?』
「ダメぇー!!」
『「「!!!」」』
佐天さんの叫び声がバスの後方から聞こえた。
最後の一人の銀行強盗に子供が連れ去られそうなったところを、佐天さんが行かせないと子供を取り返そうとしてる。
「んだよ!この!」
『!』
銀行強盗が佐天さんの顔を蹴った。俺の中の何かが切れた。
「佐天さん!!」
「黒子!!」
『白井!!』
初春が叫んだ後、俺と御坂の声が重なった。
「はいぃ!」
白黒は背筋と腕を指先まで伸ばして大きな声で返事をする。
「これは私の個人的なケンカだから悪いけど…手、出させてもらうわ」
そう言って御坂は道路のど真ん中に立った。
『御坂に同じく』
可愛い後輩が手をあげられて黙って見てられるか。
「思いだした!風紀委員に捕まったが最後、身も心も踏みにじって再起不能にする最悪かの空間移動能力者がいて」
「誰のことですのそれ?」
それ、多分お前のことだよ。
「更にはその空間移動能力者の身も心も虜にする最強の電撃使い(エレクトロマスター)が」
佐天さんの顔を蹴った野郎は車に乗って、御坂に目掛けて車を走り出した。御坂は動じず、ポケットからゲーセンのコインを取りだし宙に飛ばした。そして落ちてくるコインに狙いを定めて、一直線に電撃が放たれた。
『すげぇ』
あまりの迫力に自然と声に出た。これが超電磁砲。初めて見た。
「そう、あの方こそが学園都市230万人の頂点、7人の超能力者の第3位、超電磁砲、御坂美琴お姉さま。常盤台中学が誇る最強で無敵の電撃姫ですの」
車は超電磁砲で宙を舞い、御坂の頭上を通り越す。ちょっとその車待ったぁ!
「アンタ、なにやってんのよ!」
俺はその場から飛躍してその車を受け止めて地上に降ろし、車の中の野郎の胸ぐらを掴んで外に引きずり出した。
『おい』
「ひっ!」
『よくも俺の可愛い後輩の顔を蹴り飛ばしてくれたなぁ。もし顔に傷でも残ったりしたら、どうすんだっ』
俺は怒りを拳に込めて、思いっきり顔面を殴って強盗犯は気絶した。そんなこんなで事件は解決した。
少し歩いて公園に着くと、クレープ屋は混んでいた。
「何でこんなに小さい子が?」
クレープを食べてる子供や遊んでいる子供がいっぱいいた。
「タイミングが悪かったみたいですね」
もしや、みんなもゲコ太目当てなのか?
『俺が買っとくから、先にベンチの確保してて』
「分かりましたわ。初春、佐天さん、お姉さま行きましょう」
「あっ、私も並んでるわ」
「…そうですか。では、お二人さん行きましょう」
「はーい」
俺の後ろに御坂が並んでいた。そんなにゲコ太がほしいのか。この行列だからどうだかな。
「…」
御坂のほうを見たらすげー真剣な顔してる。思わず身を引いてしまう。
「え?なに?」
『…順番変わろうか?』
「えっ、べっ別に順番なんて。私はクレープさえ買えればそれでい…いい」
いいとは言っているものの、ゲコ太のマスコットを持って横切る子供を羨ましそうな目で追っている。
「お待たせしましたー。はい、最後の1個ですよ」
「ありがとうございま…」
やっと順番が来てクレープを買ってゲコ太を貰った…って。
『え、最後?』
後ろからなんか音がした。振り向いたら、御坂が両膝両手を地面につけて盛大に落ち込んでいた。
『ほら御坂』
「ん?」
落ち込んでいる御坂の前にしゃがんでゲコ太を手からぶら下げる。
『やるよ』
「いいの!!?本当にいいの!!?」
すると勢いよく俺の手ごと両手でゲコ太を掴んだ。
『お、おう』
「ありがとぉぉぉぉ!!」
そ、そんなに喜んでもらえてなによりだ。
『ほい』
「ありがとうですの」
上機嫌な御坂とクレープと手に3人のいるベンチについて頼まれた物を渡す。
「淳樹先輩いただきますね!」
『どうぞ』
「ほら、お姉さま、遠慮なさらず」
「い、いらないって言ってんでしょ!なにトッピングに納豆と生クリームって!?」
「ほらほら~」
「だぁ~、やめなさいって!」
上機嫌だった御坂が白黒に追われている。納豆と生クリームって、マニアックなものも置いてんだなあの店。てか何故それを頼んだ白黒よ。
『初春、頬にクリームついてるぞ』
「え?どこですか?」
『ここだよ』
初春の左頬についてるクリームを指でとり、そのまま舐めた…あ。
「!?」
女子4人の驚いた顔が俺を見る。
「な、何するんですか淳樹先輩!!」
『わ、わりぃ!つい昔の癖が』
「淳樹先輩、昔は彼女によくやっていたんですか!」
『違うよ!妹にだ!』
変な誤解を生むから余計な事言わんでくれ。
「へ、へぇ、アンタ妹いるんだ」
『ああ、そうだよ』
平常心を装おうとしてるのか分からんが、全然そうは見えないぞ御坂さんよ。
「あはは…ん?」
「どーしたの初春?」
初春があさっての方向を向いて首を傾げる。
「いえ、あそこの銀行なんですけど、なんで昼間から防犯シャッターを降ろしてるんでしょうか?」
「?」
その言葉に俺と御坂と白黒が銀行のほうを向いた次の瞬間。
『!』
なんということか、銀行が爆破した。
「はむっ!」
白黒はクレープを一口で全部食べて銀行へ走った。
「初春!警備員(アンチスキル)に連絡と、怪我人の有無の確認を!急いでくださいな!」
「はい!」
白黒と初春がポケットから風紀委員(ジャッジメント)の腕章を出して腕につけて風紀委員の顔になった。
「黒子!」
「いけませんわお姉さま。学園都市の治安維持は私たち風紀委員のお仕事。行儀よくしてくださいな。もちろん、淳樹さんもですよ」
『うっ』
白黒に釘を刺された。なんだよ、俺の行動もお見通しってわけか。
「ほら、さっさといくぞ!」
爆発してから少し経ち、銀行から強盗らしき男が3人でてきた。
「お待ちなさい!風紀委員ですの!器物破損及び強盗の現行で拘束します!」
「…」
強盗たちが白黒を見ては沈黙してる。
「あははは、風紀委員?ただのガキじゃあねぇか。風紀委員も人で不足か?」
強盗たちは腹を抱えてバカ笑い。後で後悔しても知らねえぞ。
「お嬢ちゃんどっか行ってないと怪我するぜ」
太ってる強盗が白黒に殴りかかりにいった。
「そーゆう、三下の台詞は…」
だが、白黒はあっさりと避ける。
「死亡フラグですわよ?」
そして自分の倍以上の体型の男を地に倒した。ほらみろ、人は見かけじゃないんだぞ。
「す、すごい…」
「さすが黒子」
『さすがだな』
この姿は格好いいんだけどなぁ。
「駄目です!」
初春の方を見たらなんやらバスガイドさんと揉めている。
「今広場に出たら危険です!」
「でも!」
『どうした初春』
話を聞いたら子供が一人バスに忘れ物を取りに行ったきり戻って来ないらしい。
「じゃあ、私と初春さんとアンタで」
『おう』
ちなみに御坂の言う“アンタ”は俺の事である。
「私も行きます!」
3人で手分けして探しに行こうとしたら佐天さんの声に足を止める。
『危険だぞ?』
「大丈夫です。行かせてください!」
『…』
初春は風紀委員、御坂は超能力者だからいいけれど、佐天さんは一般生徒。何かあったら危険だ。
「…分かったわ」
『無茶はしないでくれよ?』
「はい!」
4人で手分けして探しに散った。
「今さら後悔してもおせぇぞ?」
一方、白黒の方は銀行強盗の一人が手から炎が出てきた。やつは発火能力者(パイロキネシスト)。俺の友人の安藤も同じ能力。あいつとはいい勝負になりそうだ。
「俺を本気にさせたからにはてめえには消し炭になって…」
銀行強盗が話している途中に白黒はそいつから離れるように走った。
「に、逃がすかよ!」
やつの炎が白黒に向かって放たれた。しかし。
「誰が」
その場から白黒の姿が消えた。
「き、消えた!?」
「逃げますの?」
そして銀行強盗の目の前に現れ、直ぐにまた消えて、次は銀行強盗の後ろから空中でキックをかました。
そう、白井黒子の能力は空間移動能力者(テレポーター)である。それと大能力者(レベル4)だから大したもんだ。蹴られた銀行強盗は倒れたが、白黒の攻撃はまだ終わらない。太ももに忍ばしてる針をテレポートさせて倒れてる銀行強盗の服に針を刺し動けなくした。
「空間移動能力者!?」
「まだ抵抗すると言うならば、次はこれを体内にテレポートさせますわよ」
「うっ…」
手に持っている針を銀行強盗に見せると銀行強盗は抵抗するのをやめた。勝負はあったな。
「そっちは見つかった?」
御坂がバスの中から顔を出す。
『こっちにはいない』
俺はバスの周りを探していたが、子どもの姿は見当たらない。
「こっちにもいません」
初春は反対側を探しているが、そっちにもいないようだ。
『佐天さんは?』
「ダメぇー!!」
『「「!!!」」』
佐天さんの叫び声がバスの後方から聞こえた。
最後の一人の銀行強盗に子供が連れ去られそうなったところを、佐天さんが行かせないと子供を取り返そうとしてる。
「んだよ!この!」
『!』
銀行強盗が佐天さんの顔を蹴った。俺の中の何かが切れた。
「佐天さん!!」
「黒子!!」
『白井!!』
初春が叫んだ後、俺と御坂の声が重なった。
「はいぃ!」
白黒は背筋と腕を指先まで伸ばして大きな声で返事をする。
「これは私の個人的なケンカだから悪いけど…手、出させてもらうわ」
そう言って御坂は道路のど真ん中に立った。
『御坂に同じく』
可愛い後輩が手をあげられて黙って見てられるか。
「思いだした!風紀委員に捕まったが最後、身も心も踏みにじって再起不能にする最悪かの空間移動能力者がいて」
「誰のことですのそれ?」
それ、多分お前のことだよ。
「更にはその空間移動能力者の身も心も虜にする最強の電撃使い(エレクトロマスター)が」
佐天さんの顔を蹴った野郎は車に乗って、御坂に目掛けて車を走り出した。御坂は動じず、ポケットからゲーセンのコインを取りだし宙に飛ばした。そして落ちてくるコインに狙いを定めて、一直線に電撃が放たれた。
『すげぇ』
あまりの迫力に自然と声に出た。これが超電磁砲。初めて見た。
「そう、あの方こそが学園都市230万人の頂点、7人の超能力者の第3位、超電磁砲、御坂美琴お姉さま。常盤台中学が誇る最強で無敵の電撃姫ですの」
車は超電磁砲で宙を舞い、御坂の頭上を通り越す。ちょっとその車待ったぁ!
「アンタ、なにやってんのよ!」
俺はその場から飛躍してその車を受け止めて地上に降ろし、車の中の野郎の胸ぐらを掴んで外に引きずり出した。
『おい』
「ひっ!」
『よくも俺の可愛い後輩の顔を蹴り飛ばしてくれたなぁ。もし顔に傷でも残ったりしたら、どうすんだっ』
俺は怒りを拳に込めて、思いっきり顔面を殴って強盗犯は気絶した。そんなこんなで事件は解決した。