超電磁砲との出会い
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私、御坂美琴は今、私の後輩でありルームメイトで風紀委員(ジャッジメント)の白井黒子と一緒にファミレスに居る。
「私のファン?」
「風紀委員の第一七七支部で私のバックアップを担当してくれてる子ですの。一度でいいからお姉さまに会いたいと、事あるごとに」
黒子の友達が私、超電磁砲(レールガン)に会いたいらしいので、ファミレスで待ち合わせている。
「はぁ、ファンねぇ」
机に頬杖をついてため息をはいた。
「大丈夫ですの。初春は分別のわきまえた大人しい子ですの。それになにより私が認めた数少ない友人。ここは、黒子に免じて一つ、もちろんお姉さまのストレスを最小限に抑えるべく今日の予定は私がバッチリと…あ、ちょっと」
黒子が鞄からスケジュール帳を取り出す。それを私は即座に取り上げる。黒子が取り返そうとするが、黒子の顔を押さえながらスケジュール帳の中身を読み上げた。
「何なに…初春を口実にしたお姉さまとのデートプラン。その1、ファミレスで親睦を深め、その2、ランジェリーショップでショッピング(勝負下着を購入)。その3、アロマショップでショッピング(媚薬購入)。その4、初春駆除。その5、お姉さまとホテルにGO…つまり、大人しくて分別ある友人を利用して自分の変態願望を叶えようと」
「いえっ」
黒子の顔から汗が垂れる。
「読んでるだけですごくストレスたまるんだけど」
私は黒子の頬を抓った。この子がどんだけ変態なのかが分かるスケジュールだ。
「まぁ、でも黒子の友達じゃしょうがないか~」
「…えっ?」
「ん?」
黒子の様子がおかしいと思った次の瞬間。
「お、お姉さっま~!!」
「うぇ?!!」
黒子は自分の能力、空間移動(テレポート)で私の膝の上にのかって抱きついてきた。
「お姉さまがそんなにも黒子のことを思ってたなんて黒子、感激でどうにかなりそうですわ!!」
「はぁ!?何言っているのよ!!」
公共の場で何してんのよ!いや、公共の場じゃなくてもやられてたまるか。視線を外に移したら、女子中学生2人と男子中学生1人にガン見されていた。
「あっ、あいつは!」
その男子に見覚えがあり、指をさしたら、あっちも同じように私に向かって指をさした。そいつとは2度目の出会いだった。
「お客様」
「えっ?」
呼ばれて声のほうを振り向けば、店員さんがいて、他の客も私たちを見ている。
「申し訳ありませんが、ほかのお客様のご迷惑になりますので…」
とりあえず、未だに抱きついている黒子の頭を一発殴ってお店を出た。