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『とうとう来てしまったかぁ…』
常盤台の寮を見上げてため息をはいた。
「どーしたのよアンタ」
『女子の部屋に入ったことないからちょっと緊張するな、と』
「なっ!?」
「そう言えば、さっき先輩たちと会って自己紹介する前に新居先輩が〝彼女がいなくても女の子の友達はいるんだな〟って言ってましたね」
『彼女がいるいないは関係ないと思うだけど佐天さん?』
思わず早口で言い返してしまった。動揺が隠せてないぞ俺。
「アンタ、彼女いないの?」
『まぁ、いないけど』
「そーなんだ…」
なんで安心した顔をするんだい?俺は独り身がお似合いだと?
「大丈夫ですよ淳樹先輩。先輩ならすぐ彼女ができますよ!」
『ありがとう佐天さん。まぁ、そこまでは彼女欲しいとは思ってないんだよね』
「なんでですか?」
『なんでって…他にやりたい事があるから』
「ふーん、やりたい事、ね」
『それに無理に彼女出来て気を遣わせたり遣ったりするのがちょっと嫌かな』
「じゃあ、心から気を許せる人だったらいいと?」
『…端的に言うとそうだね』
「ですって、御坂さん」
「な、なんであたしに振るのかな佐天さん?」
佐天さんって恋愛事になるとグイグイくるよな。まさに女子中学生って感じ。
「ゴホン、着いたわよ。ここが私と黒子の部屋」
歩きながら話していると目的地に着いた。
「ただい…」
「おっねぇさまぁー!」
「ま゛」
御坂が扉を開けると、待ちかねたかのようにモノクロが御坂に目掛けて飛んできた。
「お邪魔しまーす」
御坂の後ろから佐天さんと初春が顔を出すとモノクロの顔が一変した。その顔を御坂が殴った。特に慌てず無駄のない行動、日常茶飯事なのか?