其ノ参
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翌日ー
優は相変わらず縁側に座り、物思いにふけっていた。
優「前に進む……か」
彼女は横になった。
そんなとき
「三成様!申し上げます!」
何事かと優は三成の部屋を見た。
「武田軍がこちらに向かっている様子!半兵衛様より急ぎ向かわれよとのこと」
三成「出陣の準備をしろ」
「はっ!」
優は身を起こすと、立ち上がった。
三成は彼女を見る。
三成「貴様も来い」
優「わかりました」
優は自室に入ると、愛刀を手に取った。
侍女「戦に行かれるんですか?」
優「うん」
侍女「体調は……?もう大丈夫なんですか?」
優は口元をほころばせうなずく。
侍女「お気をつけて。ムリはしないでください」
優「わかってる」
侍女は心配そうに彼女を見つめた。
優と三成は吉継や左近を連れ、武田軍の元へ走る。
左近「前衛部隊は俺と刑部さんでやるんで、三成様と優歌ちゃんは先行っててください!」
三成「行くぞ、竜堂」
優「はい!」
ふたりは左近と吉継を置いて、先に行った。
左近「島左近、入ります!」
彼は笑みを浮かべた。
優と三成は立ち止まった。
二人の前にひとりの忍が現れたのだ。
その男は巨大手裏剣を持っている。
三成「猿飛佐助か」
佐助「あんたが竜堂優歌?」
優は鋭いまなざしで佐助を見る。
佐助「
三成「まさか……それが目的か!」
佐助「まっ、そんなとこかな」
三成は刀に手をかける。
「佐助!見つかったか!?」
後ろから槍を持った男が走ってくる。
佐助「うん」
三成「真田幸村!」
優と幸村はお互いに見ると、少しして目を丸くしたー