其ノ七
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
三成は半兵衛を見て目を丸くした。
三成「半兵衛様!!」
彼は半兵衛に駆け寄った。
半兵衛「三成君、君は……豊臣の中核のひとりだ。だから……感情の昂 りで、瞳を曇らせるな……」
三成は目を丸くした。
半兵衛「右腕となる大谷君……新しき力である左近君……ふたりが左右の系譜となり……支えてくれる。きっと、何もかも……上手くいく……」
三成「半兵衛様……!」
半兵衛「それと……かわいい妻を……優歌ちゃんを……泣かせては……いけない、よ……」
優は首を横に振った。
半兵衛はゆっくり目を閉じる。
三成「半兵衛様!!」
優「いや……いやぁぁぁ!」
救えなかった
逝 かせないって決めたのに
半兵衛様も秀吉も
左近も重傷で、三成も心に深い傷を負った
何やってるの、あたし
優「……」
急に意識が遠のいた。
あ……
あたしもダメかも……
じゃあ、三成は……?
どうなるの……?
優「三……成……」
優、帰んぞ
どこか懐かしい声が聞こえた気がしたー
優はゆっくり目を開けた。
「優!」
右を見ると、三成が座っていた。
優「三成……」
三成「大丈夫か?」
優「うん。三成は?」
三成「大丈夫だ」
優は起き上がると、三成に抱きついた。
三成「!」
優「恐かった……!三成に何かあったらって……すごく恐かった……!」
三成は目を丸くした。
優は彼にしがみつく。
三成「……私もだ。お前がもし重傷を負ったらって……。どこも痛みはないか?」
優「大丈夫」
三成「そうか」
三成は彼女の頭に手を当てた。
優「……」
優は彼の胸板に顔を当てる。
三成「優」
三成は彼女の肩に手をかけるが、離れる様子はない。
三成「……離れぬというならこうするしかない」
三成はそっと優をふとんに寝かせた。
優「……ち、近い!バカ!」
彼女は三成を突き放した。
三成「やっと離れたか、まったく」
優は顔を真っ赤にしたー
つづく
三成「半兵衛様!!」
彼は半兵衛に駆け寄った。
半兵衛「三成君、君は……豊臣の中核のひとりだ。だから……感情の
三成は目を丸くした。
半兵衛「右腕となる大谷君……新しき力である左近君……ふたりが左右の系譜となり……支えてくれる。きっと、何もかも……上手くいく……」
三成「半兵衛様……!」
半兵衛「それと……かわいい妻を……優歌ちゃんを……泣かせては……いけない、よ……」
優は首を横に振った。
半兵衛はゆっくり目を閉じる。
三成「半兵衛様!!」
優「いや……いやぁぁぁ!」
救えなかった
半兵衛様も秀吉も
左近も重傷で、三成も心に深い傷を負った
何やってるの、あたし
優「……」
急に意識が遠のいた。
あ……
あたしもダメかも……
じゃあ、三成は……?
どうなるの……?
優「三……成……」
優、帰んぞ
どこか懐かしい声が聞こえた気がしたー
優はゆっくり目を開けた。
「優!」
右を見ると、三成が座っていた。
優「三成……」
三成「大丈夫か?」
優「うん。三成は?」
三成「大丈夫だ」
優は起き上がると、三成に抱きついた。
三成「!」
優「恐かった……!三成に何かあったらって……すごく恐かった……!」
三成は目を丸くした。
優は彼にしがみつく。
三成「……私もだ。お前がもし重傷を負ったらって……。どこも痛みはないか?」
優「大丈夫」
三成「そうか」
三成は彼女の頭に手を当てた。
優「……」
優は彼の胸板に顔を当てる。
三成「優」
三成は彼女の肩に手をかけるが、離れる様子はない。
三成「……離れぬというならこうするしかない」
三成はそっと優をふとんに寝かせた。
優「……ち、近い!バカ!」
彼女は三成を突き放した。
三成「やっと離れたか、まったく」
優は顔を真っ赤にしたー
つづく