其ノ七
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三成は大坂城に着くと、絶句した。
すでに血の海が広がっていたのだ。
三成「竜堂……優はどこだ!」
「まだ到着していないご様子」
三成「そうか……」
彼は小さく息を吐いた。
「優殿はどこにいるんだ」
「さぁ?こんなときに優殿は……」
三成「おい、貴様!『殿』ではなく『様』だ!優は私の妻だぞ」
三成は兵士たちをにらみつけると、奥へ向かった。
馬から降りると、優は固まった。
門に数人の兵が倒れていた。
おそるおそる門をくぐると、手で口をおおった。
優「なっ……」
辺り一面血の海と化していた。
『竜堂』
優「や……いや……っ!」
「優様……!?」
優「三成……!」
彼女の顔はみるみる青くなっていく。
「優様、気を確かにお持ちください!」
「三成殿なら大丈夫です!」
優「三成『殿』じゃなくて三成『様』ね」
「は、はっ!失礼致しました!」
優は深呼吸すると、急いで奥へ進んだー
しばらく走ると、目の前に幸村と男が現れた。
幸村「優!」
優「三成……知らない……!?」
幸村「知らぬ。島左近殿は急いで奥へ行った」
優「わかった……!ありがとう……!」
彼女はさらに奥へ急いだー
優は足を止めると、顔を青くして固まった。
左近「おかえり。三、成……様……」
左近は血まみれで倒れた。
三成「左近……左近……!」
三成は左近に駆け寄った。
「間に合わなんだか」
その