其ノ壱
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
闇夜をふたりの男が走っていた。
銀髪の男と茶髪の男だ。
あと、ふたりの後ろを宙に浮いた
「三成よ、急がねば間に合わぬぞ」
「わかっている!」
銀髪の男、石田三成は答える。
「結構炎回ってるけど、大丈夫ッスかね?」
茶髪の男、島左近は心配そうな顔をした。
三成「うるさい!急いでいるのが見てわからんのか!」
左近「いやっ、そういうわけじゃ……!」
吉継「成功させねば、
三成は黙って先を急ぐ。
三成「……失敗するわけがない」
左近はその言葉にかすかな笑みを浮かべた。
優は明智光秀をにらみつけていた。
優「蘭丸はどこ……!?」
光秀「さぁ?わたしにはわかりません」
彼女は刀を握る手に力を込めた。
優「信長様に認められたら夫婦になろうって、言ってくれてたのよ!」
光秀「そうでしたか。残念でしたね」
優「どうして人の幸せを奪うの……?」
彼女の目から涙がこぼれた。
優は刀をかまえた。
優「許さない……!あたしがあんたをー」
突然、優の体が傾く。
「乱暴なことしてごめんね」
左近は彼女を横抱きにした。
三成「こいつはもらっていく」
光秀「どうぞ、お好きなように」
光秀は不敵な笑みを浮かべた。
三成「帰るぞ、任務は完了した」
三人は光秀に背を向け、足早に歩き出す。
優「げほっ、げほっ」
左近「大丈夫!?」
吉継「かなり煙を吸ったようだな」
三成「帰ったら医者に
優は意識がもうろうとする中、視線を動かす。
優(誰……?ダメだ……体が重い……)
彼女は意識を手放したー
1/2ページ