次の日ー

優は縁側でひなたぼっこをしながら靴をながめていた。

「あら、新しい靴上総介様にもらったの？」

振り返ると、濃姫がいた。

優「はい！かっこよくて気に入ってます」
濃姫「とても似合ってるわ。良かったわね」

嬉しそうに笑う彼女に濃姫は目を細めた。
濃姫は優の右太ももの銃に気づく。

優「南蛮のものをいろいろ見せてもらったんです！銃にくつに地球儀……南蛮ってすごいですね」
濃姫「戦で功績を上げれば、もっと見せてもらえるかもしれないわね」

すると、彼女の目が輝いた。

優「じゃあ、がんばってみます」
濃姫「えぇ」

濃姫は彼女の頭をなでた。


数日後ー

蘭丸は縁側で横になり、ひなたぼっこをしていた。

「優殿、この前信長様に呼び出されたらしい」
「え!?大丈夫だったのか？」

蘭丸は耳をすませる。

「それが……南蛮から来たものを見せてあげてたらしくてさ。優殿、目を輝かせてたんだとよ」
「へぇ〜」
「で、信長様は終始機嫌良さそうだったらしい」
「かわいがってるんだな〜」

蘭丸「……（南蛮のものが好きなのか、アイツ）」

蘭丸は優の笑顔を思い出しながら空をながめたー


優は勝家を訪ねる。

優「ねぇ、兵法書を読みたいんだけど、いいやついくつか用意しといてくれる？」
勝家「かしこまりました」