其ノ四 賜り物
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信長「優」
声をかけられ、彼女は顔を上げた。
信長は左を見た。
見知らぬ男が優に近寄ってきた。
男は黒い物体を差し出す。
優「これは……?」
光秀「南蛮から取り寄せた最新の武具ですよ。信長公が持っている『銃』というものです」
優「そういえば、信長様がふしぎな武具使ってたなー。っていうかあたしがもらっていいんですか?」
信長は小さくうなずいた。
優はおそるおそる銃を受け取った。
「使い方は……まず、ハンマーを起こす」
優は男の手元を見ながら、親指でハンマーを起こす。
「人差し指をトリガーに当てる」
優は人差し指を引き金に当てた。
「あとは力を入れるだけ」
信長「光秀に撃ってみよ」
優「え!?」
男は銃を握る彼女の手を光秀に向けた。
優(うったら死ぬんじゃ……!)
信長「撃て」
無意識に人差し指に力が入った。
パァン!
銃声が部屋に響き渡る。
弾は光秀の左腕に命中したようだ。
光秀「あぁ……!痛い……!ひどいことしますね、優歌さん」
「撃ってしまった……!」という恐怖感を感じた。
しかし、謎の高揚感も同時に込み上げてきた。
優(これが銃……!)
彼女はほおをゆるませて、銃を見た。