其ノ十五 鬼姫覚醒
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優はふとんに入る。
蘭丸「もうすぐ優の誕生日だな。何がいい?」
優「ん〜特に欲しいものはないけど……しいて言うなら組紐かな」
蘭丸「ん、わかった」
優は蘭丸に体を寄せる。
すると、彼は優しく抱きしめてくれた。
蘭丸「おやすみ」
優「ん、おやすみ」
彼女は目を閉じた。
優は目を開けると、となりを見た。
そこにいるはずの蘭丸がいなかった。
優「蘭丸……?」
起き上がり、ふすまを開けた。
すると、目の前を兵士が走って通り過ぎた。
優「え?何かあったの?」
「謀反だそうです!」
それを聞いて、優はふすまを閉めた。
慌てて着物ドレスに着替え、組紐で髪を結わえる。
もしかして、蘭丸はもう戦い始めてるのかも
彼女は刀を手に取り、ふすまを開けた。
「優様!謀反って……!」
侍女が駆けつける。
優「もし、劣勢になったら逃げるから、あたしの着物まとめといてくれる?」
「はい!」
そのとき、3人ほどの兵士が刀を持って優に近づいてきた。
優「!」
「明智光秀様の命により、竜堂優歌、お前を討つ!」
優「明智……光秀……!」
彼女は目を閉じ、深呼吸した。
ゆっくり目を開ける。
優「そうか。わかった。……ならば、あたしがお前らを討つ」
冷たい目で彼らを見つめる。
優から静かな殺意が漂い始めた。