其ノ壱 旅立ち
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1週間後ー
優は最低限の荷物を持って屋敷を出る。
「本当に行っちゃうの?」
同じ屋敷で育ってきた女の子は悲しそうな顔をする。
優「もうきめたの」
「そんな……」
そんなとき
「うっし。行くか」
龍二が近寄ってくる。
優「龍二!なんで……」
龍二「ひとりで行っていいとは言ってねぇよ。バーカ」
彼は彼女の額を小突く。
優「龍二……ありがと」
「優……」
優「げんきでね。またどこかで」
優は龍二と共に歩き出す。
「どうか……ぶじで……!」
女の子は涙を流しながら、ふたりの背中を見つめたー
龍二「おまえ……弁丸にも言ってきたか?」
優「ううん。さみしくなるから……」
彼女はうつむく。
龍二「……そっか」
龍二はそっと彼女の頭をなでた。
つづく