其ノ十 桜舞う中で
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春になりー
蘭丸「おい、光秀!」
突然、蘭丸が光秀の元を訪れた。
光秀「何でしょう、蘭丸」
蘭丸「女が好きなもんって何だ」
光秀「女性が好きなもの……。花ではないでしょうか」
蘭丸「花……」
蘭丸は小さくうなずいた。
光秀「優歌さんは良く桜を見ていますよ。団子を食べながら」
蘭丸「桜か……。ってかなんで優が出てくるんだよ!」
光秀「おや?優歌さんの話ではなかったですか?」
光秀はニヤニヤと笑う。
蘭丸「べ、別に……ちげーよ!」
蘭丸は顔を赤くして走り去った。
光秀「ククク、わかりやすいですね」
光秀は肩を震わせた。
モグモグモグ
優はくしに刺さった最後の団子を口に入れた。
優「なんで桜を見ながら食べるお団子って美味しいんだろう」
「優」
声がした方を見ると、蘭丸が立っていた。
蘭丸「一緒に来て欲しいとこあるんだ、来い」
優「?うん、わかった」
彼女は右太ももに手を当てる。
太ももには拳銃
優「よいしょっと」
優は立ち上がると、蘭丸について行った。
少し歩き、蘭丸は足を止めた。
蘭丸「ここだ」
優「わぁ……!」
360度桜の木に囲まれていた。
優「蘭丸、桜を見に来たかったの?」
彼女はクスクスと笑う。
ドクン
ドクン
ドクン
蘭丸は深呼吸した。
蘭丸「うん。優と来たかったんだ」
蘭丸は彼女をまっすぐ見た。