其ノ五 戦力向上のために
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次の日、早速勝家はいくつか兵法書を優に渡した。
優「……そんし?」
勝家「この兵法書が1番有名です」
優「へぇ〜。ありがとう」
彼女は表紙を見た。
優「第一巻、計篇。第二巻、作戦編。第三巻、謀攻篇……」
どれから読んでいいかわからないので、優はとりあえず一巻から読むことにしたー
濃姫は縁側を歩いていると、足を止める。
優が縁側で横になって眠っていたのだ。
彼女のお腹の上には本が開いた状態で置いてある。
濃姫はそっと表紙を見た。
孫子 第一巻:計篇
それを見て、ほおをゆるませながら静かに去っていった。
パァン!
パァン!
銃声が聞こえ、「何事だろう」と蘭丸は音のする方へおそるおそる近づいた。
優が的に向かって銃を撃つ練習をしていた。
蘭丸(がんばってんだなぁ、アイツ。負けてらんねぇ!)
蘭丸は小さくうなずくと、自室へ戻った。
優のひたむきな姿勢は軍内に広がった。
そして、存在を受け入れられ、兵たちの士気を高めていったのだったー
つづく