其ノ参 UNSTOPPABLE(制止不能)
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奥州ー
優は小十郎に布団の上におろしてもらった。
小十郎「しっかり休めよ」
優「ありがとうございます。すみません」
小十郎「なぜ謝る」
優「迷惑かけてるなって……」
彼女はうつむいた。
小十郎「そんなこと考えるな」
小十郎は優の頭を優しくたたいた。
ドキッ
優「……ん」
小十郎は部屋を出ていく。
優は大きな溜め息をついて、ふとんに横になった。
すると、体が重くなって、眠りへと誘われたー
ハハハ!
目を開けると、目の前に蘭丸がいた。
蘭丸『理性ぶっ飛ばして光秀襲ったんだって?』
優『あ……うん……』
蘭丸『気持ちわかるけどさ、前に進むしかねーだろ』
彼女はうつむいた。
蘭丸『あのおじさん、いいヤツだし』
優『あのおじさん……?』
蘭丸『お前にお似合いだと思うけどな』
蘭丸がぼやけていく。
待って……!
あのおじさんって……?
誰のこと?
蘭丸……!
優は目を開けた。
しばらく眠っていたが、まだ体が重い。
優(そりゃあそうか。連戦だったもんね)
本能寺での一件と備前・烏城での戦い
体の疲労はすさまじい。
優「あのおじさんって誰……」
彼女は大きな溜め息をついた。
小十郎は険しい顔をしていた。
小十郎「やはり、戦に行かせられません」
政宗「……確かにあれはうちの軍にもDAMAGEがある」
小十郎「毎回あの状態ならいつか伊達軍は壊滅します」
政宗は小さく溜め息をついた。
小十郎「……それに、竜堂の体ももちますまい」
政宗は顔を上げた。
小十郎は少し心配そうな表情だ。
政宗は静かに笑った。
政宗「とりあえずしばらく休ませておけ」
小十郎「かしこまりました」
小十郎は部屋を出ていく。
政宗は笑みを浮かべた。
つづく