其ノ四 DEAR(親愛)
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政宗と小十郎、勝家は酒を酌み交わしていた。
小十郎「柴田、竜堂と知り合いだったな」
勝家「はい」
小十郎「蘭丸ってやつはどういう関係だ?」
勝家は目を丸くした。
『今殺 らないと、蘭丸は……!』
そういえば烏城で彼女はそう叫んでいた。
勝家はまぶたを伏せる。
勝家「優様が愛した人です」
政宗と小十郎は目を見開いた。
政宗「そいつは……」
勝家「本能寺で討死したようです」
小十郎「そうだったのか……」
政宗は小十郎を見た。
彼は表情をくもらせている。
政宗「……じゃあ、引っ張ってやらねぇとな」
勝家「え?」
政宗「前に進めるように。手を掴んで」
小十郎「……」
小十郎は杯の中の酒をぐっと飲んだ。
優は茶色いショートブーツを履いた。
小十郎が米を農家からもらいに行くということで同行する。
政宗「気をつけてな」
優「うん」
小十郎「じゃ、行くぞ」
小十郎は優と荷駄兵を連れて出発した。
優「どこにあるんですか?」
小十郎「奥州より北の農村だ」
優「へぇ〜」
「そこの米は美味しいんですよ」
優「確かにお米美味しいと思いました!野菜も美味しいし、つい食べすぎちゃう」
小十郎「お前はもう少し大きくなってもいい」
優「女の子にそんなこと言わないの」
小十郎「悪い」
彼女はかすかな笑みを浮かべる。
その笑顔に小十郎の表情も柔らかくなった。
月明かりのように優しい彼女の笑顔。
その笑顔に小十郎の心は明るくなっていく。
ずっと明るく、優しく照らして欲しい。
小十郎はそう思ったのだった。
つづく
小十郎「柴田、竜堂と知り合いだったな」
勝家「はい」
小十郎「蘭丸ってやつはどういう関係だ?」
勝家は目を丸くした。
『今
そういえば烏城で彼女はそう叫んでいた。
勝家はまぶたを伏せる。
勝家「優様が愛した人です」
政宗と小十郎は目を見開いた。
政宗「そいつは……」
勝家「本能寺で討死したようです」
小十郎「そうだったのか……」
政宗は小十郎を見た。
彼は表情をくもらせている。
政宗「……じゃあ、引っ張ってやらねぇとな」
勝家「え?」
政宗「前に進めるように。手を掴んで」
小十郎「……」
小十郎は杯の中の酒をぐっと飲んだ。
優は茶色いショートブーツを履いた。
小十郎が米を農家からもらいに行くということで同行する。
政宗「気をつけてな」
優「うん」
小十郎「じゃ、行くぞ」
小十郎は優と荷駄兵を連れて出発した。
優「どこにあるんですか?」
小十郎「奥州より北の農村だ」
優「へぇ〜」
「そこの米は美味しいんですよ」
優「確かにお米美味しいと思いました!野菜も美味しいし、つい食べすぎちゃう」
小十郎「お前はもう少し大きくなってもいい」
優「女の子にそんなこと言わないの」
小十郎「悪い」
彼女はかすかな笑みを浮かべる。
その笑顔に小十郎の表情も柔らかくなった。
月明かりのように優しい彼女の笑顔。
その笑顔に小十郎の心は明るくなっていく。
ずっと明るく、優しく照らして欲しい。
小十郎はそう思ったのだった。
つづく