其ノ参 UNSTOPPABLE(制止不能)
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優は横になったまま兵法書を手に取った。
一眠りしたおかげで体は重いがそれ以外はわりと元気だ。
うつ伏せになり、兵法書を開く。
「にゃあ」
猫の声が聞こえ、顔を上げそちらを見た。
茶色い猫がこちらを見ている。
おもむろに近づいてくる。
「にゃあ」
優「?」
猫は背中に乗ってきた。
ふみふみ……
優「え?背中押してくれるの?」
「にゃあ」
程よい力加減
程よい早さ
そして、程よい足のやわらかさ
体がほぐれていく。
優「揉むの上手いね」
「にゃ」
小十郎は部屋をのぞく。
思わず2度見した。
優が猫の按摩 を受けていたのだ。
優「だんだん体軽くなってきたかも。ありがとね」
「にゃ」
猫は一生懸命に背中を程よい早さで押している。
あの猫はうちの屋敷に住み着いている猫なのだが、政宗にだけ懐いている。
政宗以外にあのような態度を取るとは。
ハッ
小十郎はいつの間にか口元が緩んでいたことに気がついた。
慌ててその口元を戻し、その場を去った。
小十郎は優に膳を持ってきた。
小十郎「雑炊にしておいたが、食べれるか?」
優「はい」
小十郎はれんげで雑炊をすくった。
優「え?ひとりで食べれますが……」
小十郎「口を開けろ」
優「ちょ……!」
小十郎「いいから口を開けろ」
彼女の顔が赤くなる。
恥ずかしそうな表情に少し胸が苦しくなる。
何だ……?
この感じは
というかこっちまで恥ずかしくなってくるだろ
優は雑炊を食べた。
優「美味しい。ほっとする」
小十郎「これ食って早めに寝ろ」
優「はい」
美味しそうに食べる彼女に小十郎は目を細めたのだったー
つづく
一眠りしたおかげで体は重いがそれ以外はわりと元気だ。
うつ伏せになり、兵法書を開く。
「にゃあ」
猫の声が聞こえ、顔を上げそちらを見た。
茶色い猫がこちらを見ている。
おもむろに近づいてくる。
「にゃあ」
優「?」
猫は背中に乗ってきた。
ふみふみ……
優「え?背中押してくれるの?」
「にゃあ」
程よい力加減
程よい早さ
そして、程よい足のやわらかさ
体がほぐれていく。
優「揉むの上手いね」
「にゃ」
小十郎は部屋をのぞく。
思わず2度見した。
優が猫の
優「だんだん体軽くなってきたかも。ありがとね」
「にゃ」
猫は一生懸命に背中を程よい早さで押している。
あの猫はうちの屋敷に住み着いている猫なのだが、政宗にだけ懐いている。
政宗以外にあのような態度を取るとは。
ハッ
小十郎はいつの間にか口元が緩んでいたことに気がついた。
慌ててその口元を戻し、その場を去った。
小十郎は優に膳を持ってきた。
小十郎「雑炊にしておいたが、食べれるか?」
優「はい」
小十郎はれんげで雑炊をすくった。
優「え?ひとりで食べれますが……」
小十郎「口を開けろ」
優「ちょ……!」
小十郎「いいから口を開けろ」
彼女の顔が赤くなる。
恥ずかしそうな表情に少し胸が苦しくなる。
何だ……?
この感じは
というかこっちまで恥ずかしくなってくるだろ
優は雑炊を食べた。
優「美味しい。ほっとする」
小十郎「これ食って早めに寝ろ」
優「はい」
美味しそうに食べる彼女に小十郎は目を細めたのだったー
つづく