朝飯が終わり少しして会合が始まった。
政宗の右側に小十郎が左側に優が座り、3人の前に向かい合うように兵たちが整列して座っていた。

政宗「昨日から入ったRookyを紹介するぜ」
優「優……竜堂優歌です。よろしくお願いします」

すると、拍手が起こった。
彼女は少し驚いた顔をする。

政宗「こいつはLadyだ。Mannerをわきまえて接しろよ」
小十郎「ヘンな気を起こさねぇようにな」

「ヘイ！」

優は驚いた顔をした。

政宗「あと織田の兵を何人か連れてきたから、馴染めるようにしてやれ」

「へい！」

優は小十郎を見た。
ちょうど彼もこちらを見て、慌てて目をそらす。

小十郎「？」

「政宗様、失礼致します」

ひとりの兵が政宗に近づいてきて、1枚の紙を渡した。
その紙を見ると、彼の目がわずかに見開く。

小十郎「政宗様、何と……？」
政宗「小早川秀秋からだ。野菜と鬼姫を持ってこいと」
小十郎「なっ……！」

優は刀に手をかけた。

政宗「渡すわけにはいかねぇからな。小十郎、勝家、行くぜ！」

小十郎と勝家は立ち上がった。

政宗「竜堂も来るか？」
小十郎「！」
優「それは行くしかないね」

彼女は立ち上がった。

小十郎「しかし、政宗様……」
政宗「あん？」
小十郎「向こうの目的は竜堂。連れていくのは危険かと」

彼女は小十郎を見た。

小十郎「集中攻撃を受ける可能性がございます」
政宗「安心しろ。単独行動はさせねぇさ。目の届くところで動いてもらう」
小十郎「ですが……」
優「大丈夫ですよ、小十郎さん」

優は深呼吸した。

政宗「だそうだ。行くぜ！」

「おう！」

政宗たちは小早川秀秋の元へ向かった。